燕岳 登山

　「コマクサに会うなら燕岳」と、知り合いに言われ、平成２４年７月１５・１６日に行ってきました。

　１５日。中房（なかぶさ）温泉から、出発したときは、雨。汗と雨でグジョグジョでした。


　途中の合戦小屋で楽しみにしていたスイカのおやつ。冷たくてみずみずしくて最高のひとときでした。雨もほとんど止みました。


　燕山荘が見えてくると、シナノキンバイ等がたくさん咲いているお花畑がありました。


　燕山荘から燕岳を見ると、花崗岩の大きな岩と白い砂・緑のハイマツのコントラストがとてもきれいでした。


　燕山荘の近くの砂礫地に可憐に咲いていたコマクサ。「高山植物の女王」とよばれ、花の形が駒に似ていることから名前がつけられたようです。

この日は燕山荘に泊まりました。１０００人の人が泊まっていたそうで、布団１枚に２人寝るという、ぎゅうぎゅう詰めでした。　

　１６日。風が強く天気は今ひとつでしたが、燕岳の頂上で御来光を見ることができました。


　途中の道には、イワカガミが群落をつくり、かわいいピンク色の顔を見せてくれました。


　下山の時にも合戦小屋でスイカを食べました。途中にこんなお楽しみがあると、幸せを感じます。


　最後に、白くてかわいいハクサンシャクナゲを見つけました。登りの時には気が付かなかったけれど、下りで見つけられて、ちょっと嬉しくなりました。


　山の本には、初心者でも安心して歩ける山と紹介されていましたが、家に帰って３日間はふとももが筋肉痛でした。調べてみると、合戦尾根は平均斜度：１６．８度で、「名急登」の一つだそうです。納得。チャンスがあれば、もう一度登ってみたいと思う美しい燕岳でした。