あらお しゅんすけ 3.11の記録

原子力災害に巻き込まれた一市民の<その後>を発信していきます

福島たより No147 写真ルポ・福島の今⑦

2015-03-24 08:33:51 | 日記
  ⑦ モニタリングポストは信用できない? (その2)
      ( モニタリングポストに自信がない?)


NHKの福島ローカル放送テレビでは毎日定時に2回、天気予報のように放射線量を報じている。

画面の数字を注目いただきたいが、我々が測定する線量とは少し乖離がある。
このブログのシリーズで報告している二本松の線量と比較していただきたいが、低めの数字が表示されている。
前回の”分析”のようにモニタリングポストの数字は実態を適切に反映していないといえる。


    
ちなみに、浪江町の線量をチエックしてみたい。
テレビ画面では、0.06~13.8μsvだが、
浪江町広報によると、少なくとも大堀地区では14.71μsvである。


ロウバイの花


ところで、NHKの放射線量報道時には ”ご丁寧なことに”ほぼ毎回、次のようなアナウンスがある。
「モニタリングポストの機器の不具合で、データが反映されていない場合があります」
・・・どうやら我が文科省やNHKはモニタリングポストの性能・管理にさえ自信がないらしい。
   原発事故さえ起こした国なんだから、その科学技術のレベルはこんなものなのか・・・・
  事故以来「国の言っていることはあまり信用できないな」、と県民はあきれ果てながら、
   あまりこの報道もあてにしていないという噂もある。