思考停止

ニュースクリップ

フォルクスに排除命令

2005-11-16 03:20:17 | Weblog
内臓肉と脂肪混ぜ「ステーキ」 フォルクスに排除命令 (朝日新聞) - goo ニュース

フォルクスを愛用している人々は一様にショックを受けていた。極端な反応を示すものこそいなかったものの、同社に対する信頼は、半径数メートル以内の反応を見る限り壊滅してしまったようだ。
「けっこう好きだったのに……」と、コメントがすでに過去形だ。

「まー安い食い物は信用するなってことか?」
「いや、嘘をつけないくらい情報開示している店舗で食事すべき」
などという言葉も聞こえた。いわく、原産地表示くらいは行え、ということらしい。

でも、それでも今回のような事件は再発するだろう。
フォルクスだって「牛肉100%オーストラリア産」くらいは書いていただろうし。確認してないけれど。

よく考えれば、たとえば牛丼などでも「牛肉100%」なんて書いてあるのを見たことは無い。「牛丼なんだから牛肉だろう」という思い込み。牛丼と書いてあるからといってそれが牛肉を使用している保証はどこにも無い。

以前、回転寿司に関して奇妙な噂が流れた。「回転寿司は深海魚を使っている」というものだった。「マグロ」と書いてベルトコンベアーを流れている商品は実はマグロではない、似た魚だ、と。
たまたま知人が回転寿司屋にいたので裏取りを行ってみた。
曰く、「俺たちはマグロから捌いている訳ではない。マグロと書かれたタッパーに既に切り身で配送されてきたものを、マグロとして握って出しているだけだ。他の魚も同様、鯛でもハマチでも同様だ。でも、たとえば解体前のマグロを見てマグロだと分かるわけじゃない」とのことだ。
なるほど煙に巻かれてしまった。同様のことは他の外食産業でも起こっていることだと思うけどね。
牛丼くらいは牛肉を使ってほしい。

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
株式会社フォルクスより (フォルクス管理本部)
2005-11-23 17:50:47
株式会社フォルクス管理本部の者です。

ブログを拝見させていただきました。



このたび公正取引委員会より受けました排除命令で、

お客様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、

心よりお詫び申し上げます。

今後は、ご安心いただける積極的な情報開示を

行って参ります。



今回の経緯と成型ステーキの歴史や背景、製造法などに

つきまして、当社ホームページでご案内するコーナーを

設けておりますので、ご参考いただけましたら幸いです。

http://www.volks-steak.co.jp/news/0511/Newsrelease051119.htm
返信する
不公正取引委員会 (正源次郎)
2005-12-09 00:43:59
不当な独占を排し、公正な取引を推進し、もって消費者および社会に適正な利益をもたらす筈が、フォルクスの安くて美味いステーキを無くしてしまった・・・公正取引委員会は庶民の味方ではなく、自己満足の旧世代の郎党と世間知らずの若造に、庶民の利益とは乖離した高尚な学究理念の刀をわきまえもなく振りかざしているかの如く・・・  第2・第3のビールにビールというのもおこがましい・・とでも申すのか? ドイツのように純粋令にて大麦麦芽以外使用するな・・とでも公正取引委員会は今後申してくるのか?・・世間知らずの見栄っ張りの目立ちたがりやの公正取引委員会の威厳は地に落ちた。・・そんなに社会的欲求が満たされていなかったのか?かあちゃんに自慢でもしたかったのか?知らんが、やり方はアンフェアもほどがある・・大人げない・・鋭い刀をグサリと突き刺すその姿は、何かの事件とさほど変わらぬ不条理さが感じられる。日本の良識も地に落ちていくのか・・青い青い世間知らず・・やさしさ知らず・・大人の良識しらず・・残念。
返信する
Unknown (農と食を考える人)
2005-12-21 23:43:32
「食育」が言われ出して1~2年位ですか?食べることは、自然毒との戦いでしたよね。香辛料の成分も森林浴のアロマ成分(気相)も、すべてある種の毒成分です。それなりの生体防御成分ですが、適量ならば問題ないです。塩や砂糖とて、1回で500gもとれば昏睡状態か相当ダメージもしくは死亡に至る筈。何事も適量が大事。アメリカBSEのリスクも、ほとんど影響しない。どころか、むしろ国産牛の方が危険。検査が100%万能ではないですよ。また、仮にBSE20頭出ている日本の牛を危険部位除去しないで食べたとして、イギリスでの比率かた推定して0.2人しかヤコブ病にかからない計算となるのです。皆が轟々と問題視するならば、タバコ全面禁止としたほうが、数百万倍の死亡率低減の価値があるのです。といったことが、どういう訳か、人々に理解されないのは何故でしょうか?良く知ることが最良の処方箋です。閑話休題・・フォルクスの排除命令は、同様によく知らない人々で勝手な解釈で進行してしまった不幸な事故です。フォルクスさんは可哀想ですが、もっと可哀想なのは、良く考えてみれば、われわれ無知な国民ではないでしょうか?「食べること」「自然なこと」「美味しさとは何か?」「今の食生活は果たしてどんな状況なのか?」など、考える機会となれば、私はうれしい。モグラの掘り起こしているような土壌を手のひらでぎゅうっと握りしめ、土の団粒構造などよく観察し、匂いを嗅いでみれば、シャルドネワインのよく熟れた香りの一部が、フランスの風とともに感じられるのではないでしょうか?・・と気障わりな言葉で失礼。
返信する