だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

蹴児 ケリンジ 第一巻

2011年04月21日 00時46分34秒 | 漫画やアニメが好き
 『月刊マガジン』に連載中の『蹴児 ケリンジ』(原作 井龍 一 作画 千田純生)の単行本一巻が出ました。

 僕はこの漫画が凄い好きで、これからずっと推していこう、と思っています。

 というわけで、一巻レビュー的なもの。

 この漫画の面白さについて前にも書いたけど、あれはちょっと違うかな、といまでは思っている。もちろん、アレも良いところではあるんだけど、この漫画で一番気持ちいいのは、チームがひとつにまとまるその一瞬だと思う。その一瞬の爽快感がたまらない。

 部員が圧倒的に減って、皆が途方に暮れているとき、主人公である運動音痴のキャプテンが屋上で叫ぶ。

『僕は絶対に諦めない。このチームは必ず強くなる。必ず全国制覇を果たす』

 その叫びを聞いて、主人公に反発していた部員が、その夜寮の風呂に集合する。前日、皆でお風呂に入る習慣をつけましょう、と主人公が提案したときには、反対した全員が。

 そして皆で円陣を組む。

 また、他校との練習試合が始まる前も、主人公の激に反発しながらも、全員が『敵をぶっ潰す』と威勢良く試合に臨む。

 こうゆうシーンが熱いんだ。

 さらに、こういうシーンを盛り上げる為に、主人公は運動音痴という設定で試合には出ない。ピッチの上に憧憬を抱いても、決して上がることはない。

 そんなピッチの外と内がひとつになるシーンもあるから、読者も燃える。

 『月刊マガジン』の看板漫画は『蹴児 ケリンジ』ではない。でも、いつか『BECK』みたいになって欲しい。

 そう願ってやまない。そんな期待が出来る、素晴らしい漫画。『蹴児 ケリンジ』のこれからに期待している。

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