子供は天使とよくいいますよね。
無の心を持った子供は、母に温められながら優しさを覚えます。
だんだん大きくなると、自我が出て色々な方向へ、いっとき行ってしまう事もありますが、そなえられた優しさは必ずどこかで残ってるものです。
悪い事も良い事もしながら成長し、辛い思いも嬉しい思いも経験し、しんの強い大人になりゆくものです。天使の頃は憎まれ口をきいても我が儘を言っても、親は子供の笑顔や、ちょっとした優しさが、なによりも癒され温かい気持ちになるものですよね。
子供も親の何気ない愛情を凄く感じてるものです。
言葉にしなくても、それが天使の温かい気持ちに変わるのです。
青年期の時、親なんかいらない、親なんか…と一人で育ったような言い方をして、淋しさを隠す子供が沢山います。
以外と怒られたかったり、半面甘えたかったりするものなんです。
でも親も自分の子供なのにも関わらず、いつしか硝子に触れるように接したり見てみぬふりをしたりしてしまうことはないでしょうか?
必要以上のあまやかしではなく、親子なんだから平凡で普通に当たり前の接し方をしていれば、天使の心は忘れないでいてくれるのでは、ないでしょうか?
毎日、触れ合っていれば、そう簡単な事ではないと言う人もいるかもしれません。
親も親の心をなくさなければ、通じると思います。
親としての自信をなくさないでください。
天使のように生まれてきた子供達の為にも。
子供を殺してしまう事件も沢山ありますよね。
生かされて産まれて来た天使達を短い命で奪わないでください。
そんなふうに殺されていった子供達は、きっと恨む事も憎む事め知らずした歳で、何も学ばぬまま羽を広げて、天国に戻っていく事でしょう。
それを悲しむ親の顔を見て何故泣いているのと背中をさすり、ここに居るよと、亡くなっても天使は微笑んで親をなぐさめている事でしょう。
大人は、子供を守らなければならないわけで、悪魔の心は持ってはいけないのです。
いつなんどきも、強い気持ちをもち、荒波に負けない大人にこれから育てていかなければならないのです。そうしないと、もっともっと悲しい出来事が沢山起こる事もなきにしもあらずです。
でも親子は繰り返し、子は親になりまた子を産みなんですから、途絶えてしまう事ないよう、葛藤はどちらにもあるでしょうが、見ぬふりをせず、向き合い乗り越えていってほしいものですね。
天使が微笑んで、癒された場面を、忘れないでいてください。
ずっとずっと、どんな事があっても切れない糸で繋がっている事を、親も子供達も忘れてしまわぬように。