話 前後して、「生検」でがん細胞が確定した直後に治療方針が決定した。
曰く、
手術はしない、当面放射線照射はしない、抗がん剤は用いないでホルモン療法及び骨転移の治療を行う。
投薬は、カソデックス錠、80mg/一日一個服用。
リュープリン皮下注射、3.75mg/28日に一回。
ゾメタ液 点滴注射、4mg/5mL(同時に5%糖液100mL)/28日に一回。と。
カソデックスは、前立腺に作用して男性ホルモン受容体(ホルモンを受け入れるところ)を遮断しがん細胞の増殖を抑える。
リュープリン注射は、男性ホルモンの分泌を抑えることでがん細胞を抑制する。
ゾメタ(ビスホスホネート)は、骨に結合したあと破骨細胞に取り込まれることで破骨細胞は動けなくなったり、死んだりするので、がん細胞は骨に住みにくくなり、骨転移の進行が抑えられる結果、痛みや麻痺の症状が出にくくなったり軽減がはかられる。
破骨細胞は本来、古くなった骨を除去する役目があるが、直接、骨を浸食できないがん細胞は 破骨細胞に働きかけて骨を壊しがん細胞が住み着く場所をつくる、がんは狡猾、まったく手の混んだやり口だ。
このビスホスホネート製剤の使用は比較的新しく、日本では2006年4月から使えるようになった、とか。
入院期間:2009.05.15~2009.05.25まで。
以後毎月4週サイクルごと1回の通院加療及び自宅療養。
約一カ月医療費 合計:約4万円(入院期間は別途)。
なお、代替え医療、補助的医療は現状行わない、セカンドオピニオンは採用しないが、これらのことはまた別途に記述したい。
(2009/8/20(木) 午前 4:55・記)