薔薇色きぶん

夫の死を乗り越え、自身も子宮頚癌を経験した お気楽未亡人の日々の日記

入院 (8月)

2007年10月01日 | 入院(2007.8)
【2007年8月6日】


あぁ・・・憂鬱

前回の膣内照射では、麻酔の為に器具の装着時は

痛みを感じなかったものの、おなかにガスが溜まって苦しかった・・・

しかも、24時間は長すぎる・・・

出来ることなら、パスしたい・・・


そう思いながらも前回の反省点を踏まえ、単行本2冊とニンテンドーDSを

持ち込み、さらにガスが溜まらないように前日の晩ご飯を抜いて

出すものは、出し切って臨んだ!


あれ、今回は慣れたのか?あまり苦痛を感じない・・・

ただただ、長いので飽きただけ

24時間って・・・ジャクバウアーじゃないんだからさぁ

動けない24時間はホント辛い!!

前回のでお尻の皮むけたんだから・・・ (←ケツが大きいからか?)

とにかく、乗り切った・・・やはりフラフラになったけど

あと1回だ~


ダメ出しで、先生に 「これで、勘弁してもらえませんかねぇ」 と、聞いてみた

「だめ!」・・・即答。

やっぱり・・・わかっていても諦めの悪いわたし

これより、大変な治療を3年も続けた主人をあらためて尊敬致します。

あと1回がやなんだよねぇ・・・




【2007年8月13日】


世間ではお盆なのに、もちろん私も主人のお墓参りに行かなくちゃいけないのに

最後の膣内照射です!

ジャックバウアーになりきって「今日の敵は、癌細胞国家だ!24時間で
必ず解決してみせる・・・ふっ」などと、家族に息巻いてみせたものの

家族が帰ったとたん、弱弱のジャックバウアーです・・・しゅん

完全隔離の小部屋なので「やだやだ」と泣きながら声を出して

控えめに叫んでおりました・・・(だぁれも来ないんだよねぇ←あたりまえか)


なんだかんだと、時は過ぎていってくれて

無事終了・・・ホント、もういいわ

万が一、またコレやらなきゃないとしたら、麻酔してくれて1~2時間で

済む病院探そう・・・どんなに遠くても、そっち行くわ!!

フラフラになりながらも堅く心に誓いながら帰路に着きました



【2007年8月17日】


治療終了後の膣内洗浄!

先生は内診で「だいぶ、良くなっているよ」と、言うが

見ただけでわかるもんなのかねぇ・・・と思う!

次回は22日なので、血液も採っておく

こっちは、数字というわかりやすい結果が出るので

その日まで、ぬか喜びはやめておこう・・・



【2007年8月22日】


膣内照射だけの、この病院の最後の検診!

病院も古く、食事もまずく、看護婦さん達もいつも忙しそうで・・・

私的には、もう来たくない病院にランクインしましたが

先生は好きだったなぁ・・・白髪だらけのおじいちゃん先生ですが

ほっとするんですよねぇ・・・


その先生いわく、内診をしながら「癒着があるから、バンバンSEXしなさい」って!

「先生、あたし未亡人だから 相手がいません」と、返すと

「大丈夫!まだまだ若いんだから、すぐみつかるよ」って、オイッ

下の毛が、つんつるてんで髪の毛が高校球児の

今の状態で、どんな相手が見つかるというんじゃっ

ロリでゲイで熟女好きって、そんなヘンタイ願い下げだわ

まあ、大笑いして帰ってきましたよ!

こんな話子供達に聞かせるわけにはいかず、 一人

思い出し笑いをしてました・・・

看護婦さん達より気が利いて、何度も病室にも来て励ましてくれ

優しさとユニークを兼ね添えた、いい先生でした。

本当にお世話になりましたあたし、必ず直ってみせるからね!


P.S  血液検査の結果、腫瘍マーカー0.6でした!



【2007年8月 回想】


冷夏かと思うほど、寒かった7月にくらべ

いっきに暑さが押し寄せた8月。

かつら生活者には、大変な時期でした・・・


院友のS原さんから、放射線治療してる者は貧血で気を失う事が

あるから、くれぐれも長距離運転はするな!との忠告を素直に聞いて

この8月はおとなしく お家で過ごしていました。


お墓参りに行けなかった事は、残念でしたが

あたしの代わりにちゃんとお参りしてくれた友人達がいて
パパもあたしもいい人達に恵まれたねぇ・・・と、あらためて感謝です

とりあえず、治療というハードルは越えたわけで

あとは、来月 主治医の元でPETなどの検査を終え、効果がでてたら

退院祝いをしたいと思います。