トーキョー改め雪国独り言ライフ

地元・伊豆白浜を離れ、東京で12年間を過ごし、雪国・新潟に引っ越したナオミのひとりごとです。

「この胸いっぱいの愛を」モニター試写会

2005-07-29 | 映画とか舞台いってきた
「この胸いっぱいの愛を」モニター試写会at東宝試写室に行って来ました。
突然の当選でビックリしましたが、この映画も私の好きな勝地君が出るので
喜んでいってきました(笑)

―「黄泉がえり」のスタッフが送る、「未来からの黄泉がえり」―
公式HPのイントロダクションを読んでみると

故郷・門司に向かった主人公・鈴谷比呂志(伊藤英明)は、かつて自分が住んでいた20年前にタイムスリップしていることに気づきます。そこで彼は、難病にかかり手術を拒否してこの世を去った、大好きだった“和美姉ちゃん(ミムラ)”に再会します。和美を救えなかったという思いは、比呂志の胸の中にずっとひっかかっているものでした。20年前のいまなら、和美姉ちゃんを救えるかもしれない…目の前にいる20年前の自分“ヒロ(富岡涼)”は、これから和美の身に起こる悲しい出来事を知りません。当然のことながら、“ヒロ”の気持ちが痛いほどわかる比呂志は、現在の自分と過去の自分の狭間で葛藤しながら、かつての自分が叶えられなかった願いを果たそうとします。 一方、比呂志の周りには、同じくタイムスリップした境遇の異なる人々がいました。それぞれに、この時代に思いを残した3人の人々。20年前の1986年を舞台に、彼らの思いが呼び寄せる物語が展開し、その過程で、なぜ比呂志たちはタイムスリップしたのか-予想外の事情が明らかになっていきます。

一般向けの試写会は昨日が初めてと言う事でした♪
試写室は、48席。本当にちょっぴりの枠だったのかな?と
久々の当選に嬉しくなりました(笑)
アンケート用紙をもらい、これから公開になる映画のチラシももらって席につきました。
今回の試写会の対象は、20代という事で。これからまた年代別でやるのかな?

上映中に地震が起こってちょっとドキッ!

…案の定。というより、実は思った以上に泣いてしまいました
涙と鼻水が止まらない。鼻水が…止まらない。
劇中の「現代」の設定が2006年で、その20年前…1986年が、舞台となります。
その頃…私は4歳かな?ちっけー(笑)
洋服とか建物だとかはもちろん、その頃はやった曲だとか
たばこの自動販売機だとか、古ぼけた駅の感じ…何だか懐かしい風景に、切なくなりました。

私の実家は、昔民宿をしていました。
今は立て替えて普通のおうちなんですが、 昔住んでいた家を思い出しちゃって…
今でも時々夢を見ることがあります。古いし、虫は出るし…でも何だか温かい感じのするおうちでした。

なぜ 自分たちがタイムスリップしてしまったのか。
その意味に気付いた3人(正確には4人なんですが)は それぞれのするべきことが見えていきます。
大切な過去の思い出に向き合っていく4人。
それは、愛犬との思い出だったり、母親との思い出だったり
ずっと自分を苦しめていた思い出だったり。

主人公の比呂志とともにタイムスリップしてしまう仲間として
無鉄砲なやくざの役に勝地君。
影の薄い男に宮藤官九郎さん。
盲目の老婦人に倍賞千恵子さん。

「やり直したい過去」、ない人のほうが珍しいんじゃないかと思います。
後ろ向き、というんではなくて やっぱりいろいろな経験をして生きてれば
後悔する事なんてあるわけでしょ。
それを忘れちゃ 意味ないと思うんです、私は。(縛られすぎない程度にね)

4人は、過去に戻った意味、自分がすべきことを理解し
ぶつかっていきます。 その様が、心に残ります。ぶっちゃけ、見た後より今のほうが泣ける。
印象に残る場面も多くて でも 笑える場面も多くて。

宮藤さん…笑えるし泣けるし。あの「影のなさ」、すごい(笑)
勝地君も、何ていうか 孤独な感じの目。とにかく
私のえこひいきかも知れないですが
寂しそうな目だったり、優しい目だったり。そういうのが、印象に残ります。
倍賞さんは、出番がちょっと少なかったな(^^;)

伊藤さんの、「昔の自分:富岡君」との掛け合いが、可愛らしくて良かったです。
というか。富岡涼くん、うまい。小生意気だけど可愛い男の子の感じがとてもいい。
ミムラさんも、目がキラキラしてました。
強気だけど本当は弱気な女の人の役。(正直最後のメイクはどうかと思うんだけど:苦笑)

公開はまだまだ先ですが、観た後じわじわ来ます。
切なくて、懐かしくて、やさしい気持ちになれる、ファンタジー映画ですよ。

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