仕事中にラジオをつけているのだけれど、今日は中秋の名月らしい。
数年前まで付き合っていた彼女が京都の観月橋付近に住んでいた。
坂本龍馬先生の定宿で有名な寺田屋の近くだった訳だけど、当時の事をなんとなく思い出した。
JR?の桃山駅から歩いて15分くらいの道のり。
彼女の住まいの隣には病院があり、月はあまり綺麗に見えなかったと思う。
彼女が煙草嫌いだったので、ベランダで煙草を吸いながら見た記憶がある。
観月橋とは、その名の通り、天皇が月を見る為に作られたとかいう話を聞いた。
当時の俺は、観月橋から臨む中秋の名月よりも、彼女が放つ魅力にメロメロだった。
これを書きながら、何故かわからないけれど涙が込み上げてきた。
他人に伝える事が出来ない、彼女との共通の思い出が頭をよぎっているからだろうか?
思いを遂げ切れなかった無念の気持ちがまだ残っているのだろうか?
理性的ではなく、情緒的な行動が目立っていた若い頃の思い出の一つでしかないのに、胸を締め付けられる思い出がある。
こういった、辛さや、記憶の中で美化された思い出が人を優しくさせてくれるのだろうか?
俺の若い頃の写真を見た今の彼女が言った。
『今の方が目が優しい』
言われてみると、確かに目つきが悪いw
20年近く前の写真だったが、当時は確かに尖っていた。
それ以後、人の気持ちという『石』がぶつかり合い、最近は俺の『意思』の角も取れてきているのかもしれない。
今はまだ、いびつな『意思』しか持ち合わせていないかもしれないけれど
いつの日か中秋の名月に負けないくらい、綺麗な新円の『意思』を持つ人になりたい。
数年前まで付き合っていた彼女が京都の観月橋付近に住んでいた。
坂本龍馬先生の定宿で有名な寺田屋の近くだった訳だけど、当時の事をなんとなく思い出した。
JR?の桃山駅から歩いて15分くらいの道のり。
彼女の住まいの隣には病院があり、月はあまり綺麗に見えなかったと思う。
彼女が煙草嫌いだったので、ベランダで煙草を吸いながら見た記憶がある。
観月橋とは、その名の通り、天皇が月を見る為に作られたとかいう話を聞いた。
当時の俺は、観月橋から臨む中秋の名月よりも、彼女が放つ魅力にメロメロだった。
これを書きながら、何故かわからないけれど涙が込み上げてきた。
他人に伝える事が出来ない、彼女との共通の思い出が頭をよぎっているからだろうか?
思いを遂げ切れなかった無念の気持ちがまだ残っているのだろうか?
理性的ではなく、情緒的な行動が目立っていた若い頃の思い出の一つでしかないのに、胸を締め付けられる思い出がある。
こういった、辛さや、記憶の中で美化された思い出が人を優しくさせてくれるのだろうか?
俺の若い頃の写真を見た今の彼女が言った。
『今の方が目が優しい』
言われてみると、確かに目つきが悪いw
20年近く前の写真だったが、当時は確かに尖っていた。
それ以後、人の気持ちという『石』がぶつかり合い、最近は俺の『意思』の角も取れてきているのかもしれない。
今はまだ、いびつな『意思』しか持ち合わせていないかもしれないけれど
いつの日か中秋の名月に負けないくらい、綺麗な新円の『意思』を持つ人になりたい。