マダムAmiyのひとりごと

おとなの女として おしゃれに暮し 素敵に生きたいのね だから・・・

話を「聞く」のってむずかしい・・・(その2)

2007-03-06 | 魅力学
人の話を「聞く」のって むずかしい・・・ 

こちらの聞き方によって 相手はぜんぜん変わってしまう・・・
言いたかったことの 正反対のことにもなってしまうんです~

そのわけとは・・・

スタイリストに 重要な意味を持つカウンセリング!
そのコミュニケーションのとりかたの授業で 実際にやった実験です。

まず 話し手は 話を始めます
相手は 耳はその話し手の内容に集中してはいるんですが よそ見をしたり 他の事をしています
すると・・・ はじめは勢いよく話し出した話し手なんですが 徐々に声のトーンが落ち 話にまとまりがなくなり ついに話につまってしまいました!

次 話し手が 話を始めます
相手は 一生懸命聞いてあげよう 相手の言うこと一言ももらすまい!と 真剣に聞きます
すると・・・ 話し手は 聞いてくれているなと感じるけれども それがだんだん相手の気迫が重くなって ちょっとひいてしまいました。
聞き手のほうも 話の細かいところまで 聞き逃してはなるまいとするあまり
しんどくなってしまいました。

これでは いいコミュニケーションがとれたとはいえません。

では 一番いい方法は・・・

聞き手の話を 表面上の言葉ではなく 視覚(画像で情景を思い浮かべる) 聴覚(話し手と一緒に聞いてるつもりになる) 
味覚(食べ物の話はとくに一緒に食べてると想像して) などのように 感覚を共有して話を聞くのです

そうすると 話し手の内容が共有でき なおかつ 話し手もそれを感じて
話しやすくなるし その相手を信頼するようになる!!


そういえば アロマテラピーのカウンセリングの授業(かなり前)でも
心理カウンセラーの先生が 病院で診療をする場合 
自分の価値観をださないようにして 患者さんの話をきくようにしてるので
その日に それが出来ないとわかると診察日を変えてもらってる・・・と。

一見 無責任に聞こえるかもしれないけれど 自分の価値観が影響すると・・・ たとえば 患者さんが石橋を渡るほどの慎重派で その人のカウンセリングを
するとして もし 医者がもともと自分の主観で「自分はぐずでのろまは好きでない」という価値観を持っていたら カウンセリングはどうなるでしょう?

自分はそうだけれども ぐずでのろまも裏返せばそれだけよく考えてる証拠 とか
そんな人も世の中にはいるし 彼らなりの言い分もある という土壌があって
はじめて カウンセリングをできるのではないでしょうか?

う~~ん 話を聞くのって むずかしい~~

けれど 人が好きのお人よしで おしゃべりが好きで 争うことが嫌いな性格なら・・・ 自分だって 生身の悩みながらも生きてる人間だっていう気持ちがあれば  人の話を聞けると思う・・・

たかが スタイリスト・・・
でも 単に似合う洋服を探すだけのスタイリストだとしたら お店の定員と一緒!

お客様の内面に響く洋服は よりその人を輝かせ さらに自信となり 生き方をも変える力さえ ファッションは持っている
パーソナルスタイリストとは その一環を担う むずかしいけれど楽しい仕事

もうすぐ 学校も卒業・・・ 


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