食事、水飲み、トイレ以外は机の下の奥から出てこない
とにかく後ろに隠れる
お婆さんとRikuさんが餌をあげていた外猫時代
4年間の外猫時代、新あみはRikuさんの隣家のお婆さんが餌をあげていました。
その間、Rikuさん宅にも餌をもらいに来ていたそうです。
お婆さんは「もみじ」と名付けて可愛がっていましたが、
「食べ物の好き嫌いが激しくて困る」と嘆いてもいたとか。
これはいずれ私も大いに実感することとなります。
お婆さんが亡くなった後は、もっぱらRikuさんが世話をしていました。
Rikuさんは「もみじ」を略して「もみ~」と呼んでいました。
「もみじ」って可愛いのですが、少しばかり呼ぶのが面倒。
かといって「もみ」は「揉み」という動作を連想させる。
特に意味を持たない方がいいんじゃない?
「チビ」とか「ミーちゃん」とか、いかにもペットらしい平凡な名前がいいのでは?
人それぞれの好みですが、私の世代はそう考えます。
そこでせめて「もみじ」が親しみやすいように、
「もみ」の「み」だけは使おうと考えました。
「あみ」「いみ」「うみ「えみ」・・・「をみ」
五十音を最後まで行ったけれどイマイチ、結局「あみ」という名に。
初代は「あみ動物病院」に保護されていたから付いた名前でしたから、
またまたイージーになってしまった。
こうして「もみじ」は2代目「あみ」となったのです。
さてさて、新あみの性格はというと、
気が強い (生来の性格)
非常におしゃべり (ボキャブラリーが驚くほど豊富)
自己主張が強い (生来の性格)
周囲の動きに非常に敏感 (外猫時代、素早く危険を察知することを身に付けた)
目が合うと異常に反応する (長い外猫時代、目が合うと「何かが起こる」と感じた?)
眠っていてものんびりしていない (外猫時代はこれが身を守った。その名残り?)
甘えん坊×ツンツンのツンデレ (一人を独占して甘えることができなかったから?)
外猫時代、お婆さんとRikuさんには気を許しつつ、
知らない人から触られることがなかった新あみ、
最初は触ることなどできませんでした。
半月ほど経った頃、あまりに気が強くツンツンしているので、
Rikuさんへの近況報告に書くと、
レスキューレメディ ペットを紹介してくれました。
効果があったような無いような、あまり判りませんでしたが、
少し目つきが穏やかになったような気がしました。
レスキューレメディを与えた後、少し目つきが穏やかになった?
態度も少しリラックス?
リビングでの避難場所はここと決めたらしい
ときどきラグマットの上に出てくるようになった
数か月後、定位置で落ち着いているとき軽く背中を撫でると、
「何すんのよぉ~~」
鋭い目つきでギッ! と振り返り、飛び退いて行くのが常。
「何すんのよぉ~~」は1年経っても続き、
撫でてゴロゴロいっているのに、突然シャーッと威嚇されてしまう。
「いい気になって撫でんなよッ」
「は、はい」
こちらは威嚇された経験がないから、すっかり萎縮してしまう。
ここで、なめられちゃいかん。
「あんた、いつまでシャーシャーやってんの!」
お尻をペチンと軽~く叩くと慌てて遠のいて、
さらに苦情を言いながら鋭い目つきで見据えると、
驚いたようにこちらをじっと見ています。
“まずい、まずい”
目をしばたかせながらしっかり状況察知、なかなか学習能力は高そうです。
1年ぐらいまでは、気に入らないと“シャーッ”。
癇に障ると“シャーッ”。
気が強いこと気が強いこと、なかなか気を許しません。
でも、ペチン、ぶつぶつを繰り返すうち次第に減っていきました。
そんなこんなで、1年経っても猫に癒やされるひとときはありませんでした。
なんで、こんなに気を遣わなければならないの?
この人慣れしない猫、うちが返却したらどうなるんだろうか?
折に触れ頭をよぎります。
4年間の外猫時代が続いたある日、
ほかの猫とけんかして怪我をした「もみじ」はRikuさんに保護され、
初めてRikuさんの家に入れてもらったそうです。
ところがこの性格です。
Rikuさんの飼い猫のアトム(雄キジトラの大猫)とうまくいかない。
身の程も知らず、嫡男アトムとすれ違うとき「ウゥ~ッ」と唸るそうな。
新参者に唸られればアトムだっていい気はしない。
譲渡会や里親お試しに出されてももらい手がうまく見つからない。
お試しから返却されてきたこともあるそうです。
さもありなん。
それにしても、うちが返却したらどうなるんだろうか?
外猫時代のトラウマが染みついているこの猫を引き取ってくれる家はあるんだろうか。
これはもうボランティアだと思って、うちが引き取るべき?
Rikuさんは次々保護してあんなに健気にがんばっているのに、返したらどんなに落胆するだろう。
彼女は、類を見ないあったかい猫の魔法使い。
元あみのときのような普通の猫ボラさんだったら、迷いなく返却していたでしょう。
このRikuさんのキャラクターも、誤算の一つといえるでしょうか。
だって返すかどうかの迷いは、一年ぐらい続いたのですから。
メス猫の名前ランキングを調べたら、なんと「もみじ(椛)」が1位なんだとか。
ごめんね「もみじ」。
ランキング1位の人気名前を300位にも入っていない古風な名前に変えてしまった!
【2016年 猫の名前(メス)ランキング】
1位 椛(もみじ) 2位 琥珀 3位 小春 4位 もも 5位 きなこ 6位 小麦
7位 寿々 8位 さくら 9位 ルナ 10位 凛
とにかく後ろに隠れる
お婆さんとRikuさんが餌をあげていた外猫時代
4年間の外猫時代、新あみはRikuさんの隣家のお婆さんが餌をあげていました。
その間、Rikuさん宅にも餌をもらいに来ていたそうです。
お婆さんは「もみじ」と名付けて可愛がっていましたが、
「食べ物の好き嫌いが激しくて困る」と嘆いてもいたとか。
これはいずれ私も大いに実感することとなります。
お婆さんが亡くなった後は、もっぱらRikuさんが世話をしていました。
Rikuさんは「もみじ」を略して「もみ~」と呼んでいました。
「もみじ」って可愛いのですが、少しばかり呼ぶのが面倒。
かといって「もみ」は「揉み」という動作を連想させる。
特に意味を持たない方がいいんじゃない?
「チビ」とか「ミーちゃん」とか、いかにもペットらしい平凡な名前がいいのでは?
人それぞれの好みですが、私の世代はそう考えます。
そこでせめて「もみじ」が親しみやすいように、
「もみ」の「み」だけは使おうと考えました。
「あみ」「いみ」「うみ「えみ」・・・「をみ」
五十音を最後まで行ったけれどイマイチ、結局「あみ」という名に。
初代は「あみ動物病院」に保護されていたから付いた名前でしたから、
またまたイージーになってしまった。
こうして「もみじ」は2代目「あみ」となったのです。
さてさて、新あみの性格はというと、
気が強い (生来の性格)
非常におしゃべり (ボキャブラリーが驚くほど豊富)
自己主張が強い (生来の性格)
周囲の動きに非常に敏感 (外猫時代、素早く危険を察知することを身に付けた)
目が合うと異常に反応する (長い外猫時代、目が合うと「何かが起こる」と感じた?)
眠っていてものんびりしていない (外猫時代はこれが身を守った。その名残り?)
甘えん坊×ツンツンのツンデレ (一人を独占して甘えることができなかったから?)
外猫時代、お婆さんとRikuさんには気を許しつつ、
知らない人から触られることがなかった新あみ、
最初は触ることなどできませんでした。
半月ほど経った頃、あまりに気が強くツンツンしているので、
Rikuさんへの近況報告に書くと、
レスキューレメディ ペットを紹介してくれました。
効果があったような無いような、あまり判りませんでしたが、
少し目つきが穏やかになったような気がしました。
レスキューレメディを与えた後、少し目つきが穏やかになった?
態度も少しリラックス?
リビングでの避難場所はここと決めたらしい
ときどきラグマットの上に出てくるようになった
数か月後、定位置で落ち着いているとき軽く背中を撫でると、
「何すんのよぉ~~」
鋭い目つきでギッ! と振り返り、飛び退いて行くのが常。
「何すんのよぉ~~」は1年経っても続き、
撫でてゴロゴロいっているのに、突然シャーッと威嚇されてしまう。
「いい気になって撫でんなよッ」
「は、はい」
こちらは威嚇された経験がないから、すっかり萎縮してしまう。
ここで、なめられちゃいかん。
「あんた、いつまでシャーシャーやってんの!」
お尻をペチンと軽~く叩くと慌てて遠のいて、
さらに苦情を言いながら鋭い目つきで見据えると、
驚いたようにこちらをじっと見ています。
“まずい、まずい”
目をしばたかせながらしっかり状況察知、なかなか学習能力は高そうです。
1年ぐらいまでは、気に入らないと“シャーッ”。
癇に障ると“シャーッ”。
気が強いこと気が強いこと、なかなか気を許しません。
でも、ペチン、ぶつぶつを繰り返すうち次第に減っていきました。
そんなこんなで、1年経っても猫に癒やされるひとときはありませんでした。
なんで、こんなに気を遣わなければならないの?
この人慣れしない猫、うちが返却したらどうなるんだろうか?
折に触れ頭をよぎります。
4年間の外猫時代が続いたある日、
ほかの猫とけんかして怪我をした「もみじ」はRikuさんに保護され、
初めてRikuさんの家に入れてもらったそうです。
ところがこの性格です。
Rikuさんの飼い猫のアトム(雄キジトラの大猫)とうまくいかない。
身の程も知らず、嫡男アトムとすれ違うとき「ウゥ~ッ」と唸るそうな。
新参者に唸られればアトムだっていい気はしない。
譲渡会や里親お試しに出されてももらい手がうまく見つからない。
お試しから返却されてきたこともあるそうです。
さもありなん。
それにしても、うちが返却したらどうなるんだろうか?
外猫時代のトラウマが染みついているこの猫を引き取ってくれる家はあるんだろうか。
これはもうボランティアだと思って、うちが引き取るべき?
Rikuさんは次々保護してあんなに健気にがんばっているのに、返したらどんなに落胆するだろう。
彼女は、類を見ないあったかい猫の魔法使い。
元あみのときのような普通の猫ボラさんだったら、迷いなく返却していたでしょう。
このRikuさんのキャラクターも、誤算の一つといえるでしょうか。
だって返すかどうかの迷いは、一年ぐらい続いたのですから。
メス猫の名前ランキングを調べたら、なんと「もみじ(椛)」が1位なんだとか。
ごめんね「もみじ」。
ランキング1位の人気名前を300位にも入っていない古風な名前に変えてしまった!
【2016年 猫の名前(メス)ランキング】
1位 椛(もみじ) 2位 琥珀 3位 小春 4位 もも 5位 きなこ 6位 小麦
7位 寿々 8位 さくら 9位 ルナ 10位 凛