あみものだもの

まちがいだらけでも

編み物講座、ついに有料化へ/Grand Large編み始めました

2016年08月29日 | 私の作品
きのう、ああ最近はもう夕方は涼しくなったねえ、と思っていたら今日はもうTシャツではいられないほど秋らしい天気で、心が躍りました。ただ、明日はまた30度を超すようですが。暑いといえば暑いけど、日差しが強いだけで、真夏のようなムッとした不快感はもうありませんね。

この前、ちょっと残念なお知らせがありました。たまに行っている地元の手芸店の編み物講座、これまで基本無料だったんですが来月から受講料500円がいるということです。この編み物講座、月に六回あり、れっきとした編み物の先生が四時間から四時間半つきそって各自思い思いのものを教えてくれるという充実の内容なんですよね。今の先生は十年ここで教えているそうですが、受講料をとるのははじめてとのこと。この内容で無料はすごい、と以前から思っていたのですが、ついに。そりゃあ無料のほうが嬉しいですけど、地元の貴重な手芸店のためならこれもしかたありませんというか、なくなるくらいだったら意地でもお金出しますよ、という気持ちです。一回500円だから、月でも3000円ですからね。普通の編み物教室なら考えられない授業料ですもの。

さて、スワッチだけ…なんて思っていたGrand Large(グラン・ラルジュ)ですけど、やっぱり編み始めてしまいました。わたし、かなりプレッシャーに弱くて、なにかしら「これをやるぞ」とか「こうしなければ」とか考えだすと、それだけでまったく楽しめなくなってしまうんですよね。だからもう、そんなしばりは捨ててしまって、好きなように編むことにしたんです。あくまで趣味なので、自分が楽しくなかったらそもそも続けられませんしね。

グラン・ラルジュはボトムから輪針で編む、とぎはじなしのプルオーバーです。全体としては流行に左右されないシンプルな形なんですけど、ねじり目で編む肘あてなど洗練されたディテールにひとめぼれしてパターン購入を決めました。



技術向上のためには、同じテクニックを使うものを何枚か編んだほうがいいと思うのですが、実際にはなかなかできないですよね。結果、新しい作品に手をつけるたびに新しい課題を抱え込みます。今回はしょっぱなから、裾のリブ編みが「ねじりゴム編み」でして…私ねじり目苦手なんですよね。まれにこのねじり目を表目と勘違いして覚えてしまう人がいるといいますが、一体なぜそんな難しいことができるんだ、と思いました。初めて輪針を使って編むので、メビウスの編地をつくってしまう、ということを繰り返したおかげで、三度目の正直ではだいぶこなれましたが。トライアンドエラーは無駄にならないというのは分かっていても、ウェアでのやり直しは心にきます。

今は腰周りのカーブをラップ&ターンで編んでいるところです。中細だとどこがラップした目なのかよくわからなくて…これでいいのかなあと思っても、誰かに聞けないので私の編み物には答えがない、ということで突き進むしかありません。どうなることやら。

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余談ですが、ついにカウントフレームを買いました。普通の定規でもいいんですけど、やっぱり数えにくくて。市場の規模という問題があるので仕方ありませんが、編み物道具ってちょっとしたものでも高価ですよねえ。もう少し価格競争してほしいなあ。

ブラウンベティポット/やたらと大きなスワッチ

2016年08月24日 | 私の作品
純粋な編み物の話とはちょっとずれるのですが…

三國先生のコアラのティーコージーは、「ブラウンベティ」というティーポットのために編まれています。ブラウンベティとは、300年前からイギリスの陶器の町 ストックオントレントの特定の地域で採取される赤土で焼き上げている伝統的な形のティーポットです。これはライセンス商品で、古くからさまざまな会社に権利がわたっていますが、今現在正式にブラウンベティと呼んでいいのは、コールドン社かアダレイ社のものになるそうです。もっともそれをありがたがるのは、私たちが外国人だからで、本国のひとびとにとっては「よくある」「おばあちゃん家の」ティーポットに過ぎない、ということですが。

ティーコージーを編むからには、このティーポットが欲しいのですが、このポット昨年ほぼ日ストアで販売された時の価格が、4,980円だったんですね。急須に五千円か…。なかなかのお値段でしょう。まあでも、これとまったく同じものでなくても、「よくある」なら他のブランドでもいいだろうと思って探したら、マーガレットハウエルからコールドン社の安価なブラウンベティが出ていることが分かり、買いにいきました。



それで実物を見て、感激しました。どうでしょう、この美しい艶!写真の背景の映り込み具合を見てください。いや、あんまりよく見られても困りますが、でも見てください!独特の濃い釉薬をかけ、二度焼きしたポットの表面は、硬くつるつるしていてまるでチョコレート・キャンディのよう。このポットそのものがもう、おいしそうに見えるんですね。このティーポットでお茶をいれたら、どんなにおいしいだろう。そう思わせてくれる逸品です。

みなさんも秋冬は編み物しながら、このティーポットでお茶をたくさんいかが?



ポンドが安いうちにとにかくなにか着分を、と思って買ったジェイミソンズスピンドリフトのスコッチブルーム。

中細で編める編み図を探しているうちに、アトリエニッツさんでラベリーの(私はラベリーに登録こそしているものの、英語力が漠然としているので使いこなせていません)Julie PartieさんがデザインされたGrand Largeの日本語版編み図を見つけて購入しました。

編みかけがたくさんあるのに、新しい糸や編み図が手に入るとどうしてもそれについて考えずにはいられません。そこで、スワッチだけでも編んでみることにしました。

推奨は六号針ですが、とりあえず手持ちの七号針で編み始めました。それにしてもこのスワッチを編む過程、だいたいどの本も10センチ角より大き目の編地を編む、とは書かれているのですが、段数はともかく目数はいったいいくつ必要なのかが分からないんです。と、ツイッターに書いたところ、フォロワーさんが「私はメリヤスならラベルに書かれている目数の1.5倍を目安にしていますよ」と親切に教えてくれました。なるほど!でも時はすでに遅し。



このようなやたらと大きなスワッチができたんですね。そりゃあ、正確なゲージを出すには大きいに越したことはないんですが、いつもこんな大きなスワッチを編んでいたら、いったいいつ本番にとりかかれるか、分かったものじゃありません。



ちなみにこれで、23目25段。本の標準ゲージは24目32段なので、もっと細い針で編まなければなりません。ジェイミソンズのラベルに書いてあるゲージは三号針で30目32段、ということは四号針くらいで編んだらゲージに近くなるでしょうか。それともこのまま段数を調整するほうが早いでしょうか。考えています。

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ケーブル模様のマフラー/10年セーター、富豪のセーター

2016年08月23日 | 私の作品
ティーコージーがとん挫してしまったので、たくさんの編みかけの中からケーブル模様のマフラーを引っ張り出して編んでいます。





ただいま45cm。標準的なマフラーの長さにするには、あと1mくらい編まなければなりませんが、残り2玉なので、そこまではいかないかもしれません。一応自分で考えたシンプルなケーブル模様なので、編むのは楽です。それにしても、あらためて、ローワンの毛糸は素晴らしいなあと思いました。これははじめてのカーディガンを編んだ時の余り糸なんですが、思い切ってポンと15玉買っておいてよかった。ツイードの毛糸というのは、どうしてもチクチク感が気になるものですが、このローワンツイードは、スチームをかけるとふわーっとなって、ほとんど気にならなくなるんですよ(個人の感想です)。





上がスチームをかける前、下がスチームをかけた後の編み地です。違いが分かりますか?

話は変わりますが…みなさん、編み物に使えるお小遣いの額ってどれくらいですか?もっと具体的にいうと、セーターを一枚編むとして、着分にいくらまで出せますか?

私は最高で一万と二、三千円ちょっとというところです。実際にはそんなに出したことはありませんが。編み込みカーディガン(毛糸だま2011年冬号掲載のビンゲのカーディガン)を編んだ時、着分セット価格は13,000円でしたが、次の年くらいに自分で着分を購入したら9000円程度だったので。

それで、今年の毛糸だま秋号を買って、P12のこのラグランセーターが編みたい、と思ったのですが…



指定糸のパピー セーブリッチの一玉の価格を見てのけぞりました。に、にせんきゅうひゃくじゅうろくえん…?!いやきっとこれは五玉セットとかに違いない、と思って目をこらしたのですが、どう見ても一玉の値段です。目玉が、心臓が飛び出るとはこのことです。雑誌の着分セットの価格を確認しました。に、にまんななせんえん…!!そりゃ、カシミアとセーブル(クロテン)の混合糸なら高価にもなりましょうけどね…それにしてもびっくりです。これは富豪のためのセーターです。たとえ10年もとうとも、庶民にはとても手が届きませんね。

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みなさんの中に、富豪はいらっしゃいませんかー!

無念…。

2016年08月23日 | 糸や道具について
台風が日本列島を席巻しておりますが、みなさまのところは大丈夫でしょうか。わたしたち九州人はわりと慣れっこですが、東日本にお住まいの方々はそうでもないでしょうから、くれぐれも不要不急の外出は避けてくださいね。



三國先生のコアラのティーコージー、二枚のパーツが編みあがったところでくっつけて拾い目をし、今度は四本針を使って輪に編んでいきます。ところでこの拾い目というもの、みなさん棒針だけでうまく出来ますか?私はなぜかできません。いつもかぎ針をつかって引き出し、それをいちいち棒針にかけています。根性!

しかし、数段編んだところで、恐れていたことが現実になったのを確信しました。やっぱり糸が足りない。それもですね、地糸の白のほうなんですよ。こちらは少しも無駄にしていないのに、いったいなぜ。そういえば、前に編み込みカーディガンを編んだ時も、予想とは違う糸の減り方になったので、これは私の編み込みのやり方になにか問題があるのかもしれません。しかもそれが、あと少しというなら手の違いかな、で片づけられるんですけど、どう考えても1/4玉は足りないんですよねえ。



どうせポンド安なんだから、ケチケチしないで二玉ずつ買っておけばよかったんですけど、小物だしまさか一玉で足りないなんて思わなかったんですよね。ためしに、カーディガンを編んだときの、ておりやオリジナルタピーウールのあまりを二本どりにして編んでみましたが、撚りが強くコシがあり、質感が全く違うのであきらめました。せっかく浮気しないで頑張ったのに、無念でございます。

ごくわずかですが、国内でもジェイミソンズを取り扱っている店はあるようなので問い合わせてみましょう。

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トライアンドエラーは無駄にならない

2016年08月20日 | 糸や道具について
みなさん、台風10号の進路みました!?常識的に台風は沖縄の南で発生して、九州にはいりそして温帯低気圧に…というものだと思っていましたが、逆パターンがあるとは。太陽が西から出て東に沈む日も近いかもしれません。

やっと正解らしき編み方にたどり着いたわけですが、もう少し綺麗に編みたくて、全部解いてしまいました。何度目の正直だろう。



そうしたら、ふと気が付いたんですね。なんだか編むのが楽になったなって。

何度も編み直したので、模様編み図が頭に入ったんですね。それから、どのタイミングで糸を交差させたら裏糸が綺麗に渡るかとか、絡まり過ぎるのを防ぐために一段ごとに編地をくるくる回してほどけばいいとか、トライアンドエラーを繰り返して、色んなことを学んだのです。

なので、たった六段編むのに二週間かけていたのが、一晩で39段と格段にスピードアップ。一枚のパーツが編みあがりました。

    

小物の時は特にスワッチは編まないのですが、新しい模様編みに挑戦する時は、練習もかねて編んだ方が完成度が上がるんですね(もっとも、慣れてないうちの編み地はゲージとして採用できないですが)これからは焦らないで、練習に時間をかけることにします。

本場のシェットランドヤーンを二本どりでしっかり編み込んだ編地は、ふかふか、もちもち。触っていてうれしいので、このティーコージーは浮気しないで完成させますね。

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ありがとうございました!