今日は最良の一日

人生は今日の連続です。

「下流老人」藤田孝典・著、朝日新書

2015-10-20 05:49:58 | 
「下流老人」藤田孝典・著、朝日新書

皆さん、老後の自分の姿を想像したことがありますか?
悠々自適の年金暮らし・・・なんて、思っている方いらっしゃいますか?

車やPC、携帯はスマホが当たり前の現代。
個人生活の固定費は一時代前より確実に上がっています。

それに引き替え、国民年金を20歳から60歳までまじめに払っても、1ヶ月にもらえる年金は今年度で65000円くらい。
厚生年金に加入している人でさえ、公的年金からもらえる金額は、大半の人が年150万以下

現役時代に老後の貯蓄をしたところで、かさむ医療費や介護費で、1000万程度の貯蓄は、数年で底をつくことも多いのです。

核家族化が進み、独居や高齢の夫婦二人暮らしなんでざらにあるようになりました。

よって、多くの高齢者は、わずかな年金で暮らしているのが実態。

食事は一日2食に減らし、医者に掛かりたくても我慢し、夏は電気代節約のため冷房をつけず、周囲とのかかわりもなく、無為に過ごす老人がどれだけ多いか・・・

そんな実態を描き、予防や対策の意見を述べた一冊です。

サラリーマンの年金が変わる

2015-10-09 17:27:49 | 年金制度全般
10月1日より、公務員や私立学校の職員が加入していた共済年金が民間サラリーマンが加入する厚生年金に一元化されました。

この一元化により、どのようなことが変わったか、おおまかに説明いたします。

①これまで共済年金を受給していた人は、今後も変わりなく共済年金として受給します。
②公務員や私立学校職員が加入している共済組合は、今後も年金の決定業務を行います。

て、ことは、なにも変わらない?

いえいえ、大きく変わることがあります。

③これまでできなかった、共済加入期間のある人の年金相談や手続きが、年金事務所でもできる(一部の業務を除く)

では、民間のサラリーマンの加入している厚生年金に大きな変化はあるのか?

実は、若干ありますが、ほとんど変わりありません。

よって、民間会社にお勤めしている、または、していた大半の人たちへの影響はほとんどないかもしれませんね。

ただ、縦割り行政と言われていた年金の業務、一元化を機に、横の連絡がよくなることに期待したいですね。