不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

水牛

2013-06-30 | 村の暮らしと仕事

牛、かわいい。


スラウェシ島タナ・トラジャの水牛は、食べるためのもの。
よく、バリの棚田の絵で、水牛が田んぼを耕しているけど
スラウェシではそういうことはない。
(ちなみにバリでも実際に水牛が田んぼで働いているのを見たことがない。)
どうせなら田んぼで使ってから食べたらいいと思うのだけど
売るのが第一目的だからってことなのか。

つまり、食べるといっても、自分で食べるんじゃなくて
水牛市場に売りに出すのだ。
売られた牛は、お葬式でいけにえにされる。
いけにえというが、お葬式を見ていても、あまり「いけにえ」には感じない。
タナ・トラジャの貴族のお葬式は水牛と豚をして食べる祭典である。

田んぼで水牛の世話をしている人は牛のオーナーではなくて、
牛の世話を請け負っている人だったりする。
階級がはっきり分かれているタナ・トラジャの社会。
水牛のオーナーになれるっていうことは、結構いいことに違いない。

写真/スラウェシ島タナ・トラジャ(2008年)

◆気に入ったらクリックを!ほかのブログも見られます→にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村へ

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真っ白な塩 | トップ | 水牛と人の絵 »
最新の画像もっと見る

村の暮らしと仕事」カテゴリの最新記事

  • RSS2.0