島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

裏トラジャの農民のかご

2012-12-16 | 籠・編んだもの

裏トラジャへの道は舗装もしていない悪路ながらも、あのような山中にそれなりの道があるということはなかなかすごいことである。マムジュからカルンパンへ向かう途中では、たまに忽然と村が現れるほかは、ひたすら木や草が生い茂る。「道路」がなかった頃は、ジャングルや草原の中、木の下を歩くだけの細道があったのだろう。

谷を隔てた向こうの高い山には、ポツリポツリと、ヤシ屋根の作業小屋が見える。高いところでトタンがきらりと光ると、あんなところに家があるのかとびっくりする。

そんな途上で、簡素な小屋を作って住み、周りの土地を開墾して暮らしている人がいた。30歳前半ぐらいか。周りには全く家がない。
私がこれまで見た限りでは、インドネシアの山中では人は少なくとも10軒ぐらいのむらを作って暮らしている。ポツリ1軒だけで住み着いている人というのは見たことがなかった。ほんとうのフロンティアである。
この小屋はすべて手作りだということ。

周りの粗放的農地では、トウモロコシや陸稲、ウコン、ショウガ、コショウ、トマトやウリなどの少しの野菜を作っていた。


写真/スラウェシ島西スラウェシ州(2008年)

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