年配の男性が ネコの首に巻いたヒモを引っ張り
無理やり道路を引きずって 用水?に捨てようとしていた場面に遭遇しました。
彼女が「なにしてるんですか!そのネコどうするんですか!」と言ったら
「車の下にずっといるから邪魔だから引きずりだしたんだ!!」と・・・
そこで彼女と押し問答になり、挙句の果て、そのねこを
水の入ってる田んぼにヒモごと投げ捨てたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/d4/69b88e0e677ca6f9e7e41ac381556c65.jpg)
その連絡を受け、Sさんと飛んで行き、田んぼで保護。
全身ずぶぬれで、目はうつろ、ぐったりして、もう鳴く気力もありません。
そして急いで獣医さんのところへ・・・。
改めて診察台に乗った子をしっかり見ると、骨が見えるほどガリガリに痩せていて
コンクリートの道路を無理やり引きずられたので手足は皮がむけ 赤べろ状態で・・・
目を背けたくなくほどの姿でした。
今までいろんなネコを見てきましたが、こんなひどい姿は初めてです。
血液検査はエイズ、白血病ともに陽性
体温も下がり、目も半開きで、もう虫の息でした。。。。
結局、そのまま安楽死になりました。
先生が血管に針を刺そうとしても痩せすぎてて
血管がなかなか探せないほどでした。
目の前で安楽死をするところを初めて見たのですが、辛かったです・・・
もう二度とこんな経験はしたくありません。
身体にはあちこちにウジがいて、かなり衰弱した状態だったことが分かります。
きっと食べ物もなく、体力も弱り、動けなくなって
その男性の車庫の車の下にいたのかもしれません。
最悪、虐待されていた可能性もあります。
まだ1歳にも満たない中ねこで、薄茶色の可愛い子でした。
私達3人に看取られて、その子は息を引き取りました
一度もこんな風に触られたり、抱っこされたり
優しい気持ちで接してもらった事なんかなかったでしょう。
この子の短い「ねこ生」は辛い事ばかりだったでしょう。
だからこうやってみんなで涙を流して最後を見届けてあげられて
そういう意味では良かったと思いました。
その後、近くある動物の火葬をしてくれる「愛心院」に連れていきました。
観音様の前に置かれ、お経が流れ(テープだけど)
線香が焚かれ この子の魂が安らかに天国にいってくれることを3人で祈りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bc/d6d15b447d35bb186372d710afbf1ecd.jpg)
この子が最後引きずられたのは本当に可哀想だったけど
それを見掛けたYさん、偶然だとは思いません。
きっと最期ぐらい、人間の温かさに触れたかったんだと思います。
その気持ちに答えてあげられて良かったと思わなければいけませんね。
しかし今回の事は本当に辛すぎました。
あの悲惨な姿が目に焼きつき、夜になっても全然眠れず
しばらく 脱力感でなにもする気になれず、涙ばかりが出ました。
正直、こんな悲しい辛い想いをするぐらいなら
この会から抜けたい・・・と思いました。
でも脱会したところで、実情は何も変らないんですよね。
自分がこういう場面に遭遇したくないから
辛い想いをしたくないから ネコの事を想ってではなく
自分可愛さのため・・・なんですよね。
辛いけど、これを文章にして、ブログに載せる事によって
たくさんの人に こんな現状を知ってもらうこと
それも私の役目だと思い迷ったけどアップしました。
実は写真も撮ったのですが、余りにも痛々しい姿なので
ここに載せる勇気がありません。
なんか・・・本当にやりきれません。
悲しいです。
辛いです。
(SH)
<里親募集の子猫たち>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/45/cbf3453ce4093c4bd8e7b330cd83588e.jpg)