世界屈指の大コレクションの見学。美しい宮殿の装飾を見学したら、いよいよイタリア美術から見学だ。イタリア美術は新エルミタージュ2階のほぼ半分を占めており、ダ・ヴィンチやティツィアーノやラファエロなどの錚々たる画家たちの名画が並んでいる。

ダ・ヴィンチの間と彼の作品の一部 右下はダ・ヴィンチの傑作、『リッタの聖母 』

(左上)ラファエルの回廊
ラファエロの手によってヴァチカンのフレスコ画が壁一杯に模写されている
(右上)ラファエロの間 (左下)コネスタビレの聖母
(右下)聖家族
女性的な美しさたたえるマリア、愛らしさに満ちたイエス、イエスを見つめている父ヨゼフ

ティツィアーノのダナエ ・ ミケランジェロのリュートを弾く若者
オランダ美術
ルーベンスと並ぶオランダの巨匠レンブラントの作品は見逃せない。エルミタージュ美術館には彼の作品が20枚以上あるとのことだが、時間的余裕のない私たちはとても全部を見ることはできなかった。

レンブラントの数ある作品の一部
放蕩息子の帰還(左上) ・ ダナエ (右上)
放蕩息子の帰還は聖書に題材を得た晩年の代表作で、
父のひざにだかれる息子の姿が描かれている。
ダナエは1985年観客によって硫酸をかけられ、損傷したレンブラントの屈指の名画
スペイン美術
スペイン美術に充てられた部屋は2部屋だけだが、圧倒される作品が並んでいる。エルグレコの“使徒ペテロとパウロ”、ベラスケスの“朝食”、ゴヤの”アントニア・サラテの肖像”など

ゴヤの肖像 ・ アントニア・サラテの肖像

グレコの使徒ペトロとパウロ ・ 詩人の肖像
19世紀~20世紀 ヨーロッパ美術
3階にある。エルミタージュ美術館の近代美術のコレクションは、19世紀後半に活躍した収集家シチュ―キンとモロゾフのコレクションが元になっていると云う。従って、シチュ―キンが早くから傾倒し、援助を惜しまなかったマティスやピカソの絵が多い。壁一杯の大作『ダンス』はちょっと吃驚した。

アルフレド・シスレイの風景 ・ ルノワールのジャンヌ・サマリーの肖像

セザンヌの煙草を吸う男 ・ 青い服の婦人

ゴッホの作品、 右は『ライラックの木』

ゴーギャンの作品の一部 右下は『果実を持つ女』

マティスの作品の一部 右下がダンス


ピカソの作品の一部
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます