立山(3,015m) (つづき)
室堂は一面真っ白です。昨日はガスってほとんど何も見えませんでしたが、こんな所を歩いていたとは思いもしませんでした。目指す立山が大雪原の向こうにそびえています。当分は雪の上を歩くことになりそうです。背後は大日連峰、その向こうには雲海が広がり、さらに向こうには日本海まで見えています。すごいです!
歩き始めて10分ほど、眩しさを覚えます。最初はその眩しさが気持ちよかったのですが、それだけではなくなってきました。目がとても疲れます。このままでは持ちそうにありません。一旦バスターミナルまで引き返し、サングラスを買いました。ここで引き返さなかったら確実に目を傷めていたでしょう。それに、売店でサングラスを売っていたのも幸運でした。バスターミナルには土産店だけでなく、登山用品ショップ(ノースフェイス)まで入居していました。
この建物は旧・室堂小屋です。1700年代に建てられた、日本最古の山小屋です。国の重要文化財に指定されています。建材にはタテヤマスギが使われています。
途中の一の越山荘までは、ほとんど雪道でした。危なくはないのですが、気温が上がってきたせいか、雪は柔らかくてズボズボです。歩くたびに足を取られるのが疲れました。
たまに、とても硬く凍ったところもあります。一体いつ積もった雪なのだろうかと思います。
標識の一番上だけ見えています。
(登頂:2015年6月下旬) (つづく)