心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

秩父・正丸駅から峠を越えて隣の芦ヶ久保駅まで(1)

2020年07月10日 | 奥秩父・秩父


旧正丸峠(665m)・刈場坂峠(818m)・大野峠(819m)・丸山(960m)


 大持山とウノタワの原生林、紅葉を満喫し、翌週はもう一度秩父の山へ登りたくなりました。近隣の山を繰り返し登ることで、そのエリア全体の個性が次第に見えてくるということはありそうな気がします。

 「関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)」を調べてみると、埼玉県コースの4番目に「峠の歴史をしのぶみち」が出てきます。
 正丸駅から、正丸峠・旧正丸峠・虚空蔵峠・刈場坂峠・大野峠・高篠峠・白石峠と、いくつもの峠を越える道のりです。
 旧正丸峠から大野峠へ歩く部分は、登山のガイドブックでは出てくることの少ない印象ですが、とても興味がありました。
 少し短縮して、旧正丸峠から大野峠を通って丸山に登り、芦ヶ久保駅へ下山することにしました。スタートもゴールも鉄道の駅でとても便利です。

 この日は入間基地で航空祭があり、途中まで電車はとても混んでいましたが、正丸駅で降りた人はわずかでした。片方だけに傾斜の付いた駅舎が格好良いです。
 西武秩父線の線路と、川を隔てて平行する国道299号線をしばらく歩きます。地図を見ると、この後歩く予定の刈場坂峠あたりが川の水源地でした。
 線路はすぐトンネルに入って見えなくなります。
 「旧正丸峠 この先」と書かれた分かりやすい標識があり、国道を離れます。実の多くなった柿の木があります。
 植林された杉の森を登って行きます。森が手入れされてから間もないのか、道に葉がたくさん落ちています。沢の流れを渉るところには金属製の橋がかかっています。
 丁寧に積まれた石垣があり、きっと古くから歩かれていた道だと思わせます。四隅すべて、角が取れて丸くなっている石ばかりでした。




 (登頂:2017年11月上旬) (つづく) 



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