もうだいぶ経ってしまってなんですが、お誕生月の話題です。
たっくんに「いま何歳?」って聞くと、
手指で「4」を見せながら、まだ「さんさい」と言っています。(笑)
同じクラスの子はまだ3歳だから実感がないのかもしれません。
ありぃが「よんさいだよ」と教えると慌てて「よんさいっ!!」と大声で言い直しています。
さてクリスピークリームドーナツという有名なドーナツ屋さんで、お誕生月の子どもにバースデーケーキのデコレーションをさせてくれるサービスがあるといので、同じ月の生まれで5歳のAちゃんと一緒に体験してきました。
ドーナツでバースデーケーキ?の意味がよくわからなかったのですが、プレーンなドーナツ(オリジナルグレーズドのようなシンプルなやつ)にチョコレートやドライフルーツなどのトッピングを自分でしたものを段々のお皿に乗せて、ひとつの大きなケーキのように見せるというものでした。
店員さんみたいな紙の帽子とエプロン、手袋をつけて、「プロセッシングシアター」というガラス張りのお部屋の中で作ります。お客さんの多い日曜日、みんなの視線を感じながらちょっと緊張?チョコレートの甘い匂いに、ついついヨダレが出てしまうたっくんでした。(笑)
ケーキの形に盛りつけたら、ドーナツにローソクを立てて火をつけ「ハッピーバースデー」をみんなで合唱♪フーっと消して記念撮影しました。
料理のお手伝いが大好きなたっくん…お菓子作りも楽しかったようです。ドーナツは食べてしまうと形には残りませんが、「自分の手で何か作る」というのはいい思い出になったかもしれません。久しぶりに保育園行事以外でビデオを構えて撮影しました。
[4歳のお誕生日は自分で絵付けしたマグカップ]
それから毎年お誕生月になると土手のほいくえんで頂くお誕生日プレゼント。
4歳の今年は、たっくん自ら専用のサインペンで絵付けして作ったマグカップを頂きました。
自分でイメージしたものを描く、色で表現する、ということができるようになったんですね。
たっくん画伯曰く「せんろ」を描いたのだそうです。
いまちょうど「自分のもの」へのこだわりも強いので、このカップは自分専用、自分で管理して大事にしたいみたいです。
こちらの園ではこれまでも、1歳・2歳・3歳と、その年齢での発達にあわせた手作りのプレゼントを頂いてきました。
これが非常によく工夫されていて、プロの考える育児はすごいなぁと思ったものです。
[左から1歳、2歳、3歳のお誕生日プレゼント]
1歳のときは、棒さし。
丸い筒状のタッパーの蓋に3つ穴をあけてあり、そこへ割り箸くらいの太さの棒を挿して遊びます。
棒はわりと重みのある木材でわざわざ角を丸く削ってあります。
筒には布が巻いてあり、さらにマジックテープでチューリップの花を貼ったりはがしたりを楽しめるようになっています。
おててや指の動きが発達していくころ。何でも口に入れたり、コントロールも上手でない赤ちゃん期の子どもにやさしい素材で作られていたのには感動しました。
2歳のときは、アンパンマンのボタン付きポシェット。
アンパンマンの顔は表フェルト、裏にも布が縫い合わせてありポシェットとしての機能があります。目鼻ホッペのパーツはフェルト2枚重ねできれいにかがり縫いがされていて、穴のボタンとスナップボタンで付けたり取ったりできるようになっています。
お洋服の着脱を自分でするようになるころ、どこでもボタンの練習ができて良かったです。
3歳のときは、おもちゃのお弁当とお箸のセット。
お弁当の中身のソーセージやトマト、目玉焼きは子どもたちが紙粘土で作ったものです。その他、サンドイッチやブロッコリはスポンジ、スパゲッティは細く切った紙で出来ています。
お箸は実用のものが入っています。
フォーク・スプーンでの食事から、徐々にお箸を使うようになるころ。まずはおもちゃのお弁当でつかむ練習をし、慣れてきたら実際の食事もお箸で…というわけで今も自宅ではこのお箸で食事をしています。
後で気がついたことですが、これらはいわゆるモンテッソーリ教具なんだと…。
こちらの園では特に何教育をやってますとかいうことは表立って言いませんが、色んな教育方法のいいところを上手に取り入れている様子が園の活動の端々に感じられます。
お誕生日プレゼントには、その年齢で何を目標にしたらよいのかというメッセージが込められていたわけです。
今年は「自分の道具を大切にする」転じて「自分のことは自分で、できるようになる」。
来年のプレゼントは何かなぁ?本人より親の方が今から楽しみにしてたりします。(笑)