オモロかったあの頃!!

~ナニワ少年ヒストリー~   HN アキラ

僕の「スタンド・バイ・ミー」体験4

2016-02-29 12:13:10 | 友達
手紙~拝啓十四の君へ~
アンジェラ・アキの歌に乗せて

拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう

十四の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです

未来の自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう

崖を落ちかけた僕は
信頼してた友達に裏切られた気分で
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
トラウマになりそうなこの胸がばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている

拝啓ありがとう 十四のあなたに伝えたい事があるのです

あの時、あなたがムラッチの立場なら
本当に助けられましたか?

崖の上からムラッチと同じ台詞を言いませんか?

自分の立場しか見れないあなたは

二十歳の成人式の日にムラッチを見て
その事に少し気づいた自分に出会います

四十七歳の僕はムラッチを完全に許します
なぜならムラッチの言葉がなければ
二人とも崖を落ちています
あの声があなたを救ったんです

九年前 長男にこの話しをすると
「ある意味 命の恩人やな」
と言われます

恨むのではなく 感謝すべきなんです

大人の僕も傷付いて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている

人生の全てに意味があるから
今に本当に信じれる人が目の前に現れるんです

負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな時は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?

ああ負けないで泣かないで 消えてしまいそうな時は

自分の声を信じ歩けばいいの
いつの時代も悲しみを避けては通れないけど

笑顔を見せて 今を生きていこう
今を生きていこう

拝啓この手紙読んでいるあなたが
幸せなことを願います



僕の「スタンド・バイ・ミー」体験3

2016-02-27 09:00:24 | 友達
10mの崖の上、
友達ムラッチの右腕1本にブラ下がった僕。

ムラッチは
手ェ~離せ発言の後、

更に、「手ェ~ちぎれると絶叫していました。

僕は離したら死ぬやないかと思い

コイツだけは許さん~

という気持ちがメラメラと
燃え上がってきました

すると、偶然にも両足と左手が岩にかかりました!

なんとか、必死で上まで登ることができましたが
ヘトヘトで地面に大の字で倒れ込みました

その後、ムラッチへの怒りが

再度沸々と湧いてきて

お前な~手を離したら死んでまうやないか~

と怒っていうと

何がや~・俺が助けたったんやぞ・」
と言い返してきたのでムカつき
つかみあいのケンカになりました!

周りの友達に止められましたが
ずっとムカついていました!

その後の林間学校もずっとモヤモヤしてました。

学校生活に戻ってからも距離ができ

中学3年で別々のクラスになり
卒業に至りました。

(続く)

僕の「スタンド・バイ・ミー」体験2

2016-02-26 12:39:36 | 友達

↑映画クリフ・ハンガーより

10mの崖を中学二年の僕達は
縦一列でよじ登ろうとしましたが

顔面に土が落ちてきてダメなので
横一列で崖を登ることにしました。

岩の凹凸がある場所はいいのですが、
凹凸がない場所は登りにくいのです

誰が一番速く登れるか勝負したんですが
僕の場所は凹凸がなく

非常に苦戦しました。

途中、あまりにも凹凸がなく草を引っ張ると
抜けて落ちそうになったり

指が岩の凹凸に引っかからずに
30センチズリ落ちたりと大変でした


崖の上からみんなが応援してくれ
サンダルをこっちに投げろと言われ

投げると上の友達が受け損ねて
落ちてきて片手でナイスキャッチしたりと大変でした

しかし、なんとか後、50センチで上に着くという所で
ムラッチが崖の上から体を伸ばし

俺の手に捕まれ

と言って右手を差し出してくれました。

ムラッチが天使に見えたのは言うまでもありません

ガッチリと右手を掴みながら

ムラッチ俺たちは一生友達だ

そう思った瞬間、なんと岩を掴んだ左手が外れたのです

ちょうど、リポビタンDのコマーシャル(ちょっと古いか?)

ファイト・一発の状態になったのです

↑「クリフ・ハンガーの写真では、
シルベスター・スタローンがムラッチです。

当時、中2で50キロあった僕の体を

ムラッチの右腕一本で受けとめる形になりました。

ブラーンとムラッチの右腕一本にぶら下がる僕は

下のテトラポットを見て突然恐怖を感じました。

すると、さっきは天使だったはずのムラッチがなんと・・・・

「痛い~手ェ~ちぎれる~手ェ~離せ~」

と、天使から悪魔に変身したかのような
信じられない一言を言ったのです。

絶体絶命の僕は~一体~どうなってしまうのか~???

(続く)


僕の「スタンド・バイ・ミー」体験

2016-02-25 13:41:19 | 友達
映画スタンド・バイ・ミー」好きなんです
ザ・友情という感じでいいですよね。

「友達はでき、やがて離れていく・・・」
フレーズのような場面が
僕にもあったので、少し書いてみたいと思います。

中学2年の時の話です。
林間学校で兵庫県の神鍋高原に行きました。

バスで行き、旅館到着後すぐに休憩となり
夕食まで2~3時間あったと思います。

友達のキッチャン、コージ、カッチャン、
ムラッチと僕はすぐ旅館下に見える川を見て

「あの川に入って上流まで行こうや」
と誰かが言いました。

冒険心溢れる僕たちは、すぐにオモロそうとなって
サンダルにジャージと動きやすい服装で出掛けました。

河原まで階段で降り、川に入りました。
膝ぐらいまでの水量です。

途中、太もも上まで水に浸かったり
岩から岩へと飛び移ったりしながら移動しました。

岩に飛び移ろうとしてコケて
びしょ濡れになる奴もいて
爆笑の連続でした。

何がそこまでオモロイかというぐらい笑ってました

気分はトムソーヤの冒険です
あの頃は、いつもワクワクドキドキを求めていたのです

行き止まりで、これ以上、上流には進めないとなって

どうする?」
となり考えていると、キッチャンが

この崖登って道路に行こう
と言いました。

すぐにみんな
そら、オモロそうやな~やってみよ

と言って挑戦することになりました。

崖下にはテトラポットがあり
道路までの高さは10メートルぐらいでした

縦一列で登ることになりましたが
前に登ってる友達が上に登る度に

パラパラと土が顔面に落ちてくるんです
当たり前の話ですよね~

ほんまにあの頃はアホでした


しかし、本当の恐怖がこの後に待っているとは
誰も知りませんでした!

(次回へ続く)

ID:361gyb

ボヤキのナガヤン先生

2016-02-23 12:28:37 | 先生
中学2年の頃、数学でナガヤンと
呼ばれる先生がいました。

白髪で眼鏡と市役所にいてそうなタイプでした。

この先生が変わっていて号令後
みんな、好き勝手にしゃべるわ、横向くわ
していても、放っておくんです。

時間にして約20分過ぎるぐらい
そして、誰かがナガヤンを指差すので見てみると

ナガヤンは身を乗り出して、みんなの行動を
鷹のような目で見ているんです。

「ヤバイぞ」となって静かになる

おもむろに、ナガヤンは

25分35秒静かになるまでにかかった時間や

と言うのです。

続けて「この○○中学が荒れだしたのもここ5年ほどで~」
と延々と話すのです。

すでに25分過ぎているのに
そこから更に10分以上ボヤキながら話すのです
その口調はノムサンこと元楽天の野村監督のようでした。

結局、授業はあまりせずに終わるんです。
当然、このクラスは試験の出来がよくないんです

そして、よく自分が使っている薬が20種類あり

これが、血流を良くする薬で
これは血流が良すぎると困るから止める薬だ

と僕らからすれば全く興味のない話しをしていました。


みんな
一体、血流を良くしたいのか、悪くしたいのかどっちやねん。
結局はいらんのと違うんか?

と言ってました。

更には、
友達のキッチャンがテストで
85点あった点数をナガヤンのつけ間違えで
なんと58点にされたというのです!

キッチャンは

あのオッサン、ボケてるわ。
85点が58点やで。どない思う
?」


と、まるでナガヤンのボヤキが乗り移ったかのように
ボヤキ倒していました!

その後も、怒りのおさまらないキッチャンは
放課後、職員室で他の先生がナガヤンに向かって

ナガヤン、カッチンそば来てまっせ~

と言っていた言葉を受けて

教室に戻ってみんなに

おーい、みんな~ナガヤンさっきカッチンそば(お餅が入ったそば)頼んでたぞ~

と報告して爆笑をとり勝ち誇った顔をしていました。


僕から言わせればこの勝負はドローでした