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寒波の理由

2010-01-16 10:16:12 | 屋根融雪 ロードヒーティング
おはようございます。秋田県で薪ストーブ、融雪設備の販売工事をしております秋田雪国科学の佐藤です。

ここ数日ブログに書いておりましたこの度の「寒波」の理由について、参考になる記事がありましたのでご紹介させて頂ます。

日経エコロミー 1月12日の今日の話題からの紹介です。

北極が強い「寒気放出期」 北半球の寒波

【ワシントン共同】昨年末から北米や欧州、アジアなど北半球を襲っている寒波は、北極圏の寒気の動き「北極振動」が強い寒気放出期になったのが原因とする分析を米雪氷データセンターが12日までにまとめた。

 寒気の蓄積や放出の大きさを示す指数は、昨年12月にマイナス3.41と1950年以降最も低く、寒気が強く放出されているという。

 同センターなどによると、北極振動は気圧の変動により大気の流れが周期的に変化する現象。今冬は北極圏の気圧が高く中緯度地域は低い北極振動指数がマイナスの状態で、北極圏から放出された寒気が中緯度地域に流れて気温が低くなる一方、北極周辺は気温が高い状態が続いている。

 年末から年始にかけて、米国や欧州、アジアでは記録的な寒さを記録。温暖な気候で知られる米フロリダ州で氷点下を記録、欧州では主要空港で航空便の遅れや運休が相次いだ。中国やインドでも記録的な寒さが続き、インド北部では300人近くが寒波の犠牲になった。

 一方、北極海周辺では例年に比べ、気温が7度以上高い地域もある。

 この状態が続けば、北極海からの海氷が南に流れ出にくくなるため、地球温暖化に伴って減少している海氷の保持にはプラスになる。氷が増えれば太陽光を反射しやすくなるため、温暖化の進行を遅らせる効果があるという。


以上が記事です。正直いまの私にはこの現象が具体的にどういうことなのか良くわかりませんが、米海軍気候変動対策部隊が作成した『Navy's Arctic Roadmap』では、その冒頭において、世界的に、特に北方で、気温が上昇していることを認めた上で、「北極は、他の地域の2倍の速度で温暖化が進んでいる。北極の氷域の推定には不確定要素がかなりあるが、現在のところ、北極は2030年代に氷のほとんどない夏を迎える可能性があるということで、科学界の意見は一致している」と書かれているそうです。

ということは、少しでも海氷の保持になり、温暖化の進行を遅らせるというこの現象による寒波の放出は、各国で被害をもたらしていることは事実であり、被災された皆様には大変お気の毒なのですが、地球的な視野に立つと決して悪いことばかりではないということでしょうか・・・考えさせられます。

さて、積雪も多くなってまいりました。皆様くれぐれも雪降ろしの際はお気をつけ下さいね。


~薪ストーブ、床暖房、薪ストーブ、赤外線バリア断熱材~
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
揺り戻し (ひげ店長)
2010-01-17 00:59:16
なんだろうか?
地球温暖化への。
私もよくわかりませんが。

BRICS諸国の経済発展、とくに中国のエネルギー消費の増大から、二酸化炭素排出量が増えてくるのは、今後間違いないことで、それがどういうふうに気候に影響してくるか?

少なくとも、私の仕事がらみで考えれば、偏西風の影響で日本にもその影響が及び、酸性雨が増えることから、雨に濡れて衣類にシミが出来る、あるいは色が抜ける事が多くなりそうです。

こんごは雨の降り始めには注意ですよ!
一番酸性雨の濃度が高いですから。
返信する
酸性雨 (秋田雪国科学 佐藤)
2010-01-18 08:09:12
ひげ店長様、いつもありがとうございます。

酸性雨の話題が出ましたが、私の仕事においても、屋根工事の屋根材、各種金物類、融雪システムの部材、全てにおいて腐食しやすくなってきております。

調べてみると、秋田県は日本海側でも極めて酸性雨の影響が高いのがわかります。

ご指摘のように、今後さらに厳しい環境になっていってしまうのでしょうね。
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