28.08.20 虚 業 NO.1257
「実業」という言葉はよく聞きますが、「虚業」という言葉はあり聞きません。 モノを生産して
民に財貨や満足を提供したり、サービスを提供する産業を「実業」と称するならば、何の利益も
与えない「産業」は「虚業」と言うことになります。 ただ間にお金を動かしその中から利益をか
すめ取ったり、トバクのように集めた金の中から分配を仕切ることによって勝者と敗者を造りだ
し、その過程で自らの稼ぎを捻出する事業はまさに「虚業」というべきでしょう。
株式相場で大儲けをしている人、投資信託とかそのた訳の分からない先物取引を創設して金
を集め、市がない庶民からお金を巻き上げる「企業家」たちもその範疇に入るでしょう。
お金を動かして利益を得る行為を「財テク」などと称していますが、誰かが得をするということ
は、他の誰かが損を知るということのほかなりません。
そういう人たちが大手を振って闊歩している時代は実業はさかえない。