AIJ社長「もう100億円あれば巻き返せた」(読売新聞) - goo ニュース
『「AIJ投資顧問」(東京都中央区)の年金消失問題で、同社の浅川和彦社長(59)が証券取引等監視委員会の調べに対し、年金資産の大半の運用を自ら指示していたことを認め、「いつか『当たる』と思ってやっていた。もう100億円あれば、なんとか巻き返せたのに」などと話していることが、分かった。
監視委は、浅川社長がリスクの高い運用で膨らんだ損失を取り返すため、顧客にウソをついて勧誘していたとみて、金融商品取引法違反(契約に関する偽計)容疑での刑事告発を目指す。
監視委によると、同社は2002年、英領ケイマン諸島に設立したファンドを通じて金融派生商品などへの投資を始めたが、04年3月期以降は毎年損失を出し続け、11年3月期までの9年間に、厚生年金基金などの顧客から預かった年金資産1458億円のうち、1092億円を消失させた。』
この問題、誰に責任があるのだろうか?年金基金の担当者なのかAIJなのか政府なのか?誰にも責任はあるのだろう。その比率は違うかもしれないが・・・。
世の中の常識と比較して明らかにおかしいと感じるのが普通だと思うが、感覚がマヒしてきていたのかもしれない。
このような事は他にもある可能性がある。言われればおかしいと思うが、その当事者になってみれば気付かない事も多い。
深刻な問題であればそれに比例して、その問題に触れたくない場合も多い。できればその問題を避けて通りたい。
それが、人間の本性かも知れない。正面に受け止める事のできるに人が本当に強い人だ。