今日で9月は おわり。
去年の今頃は仕事漬けでほぼ 仮死状態だったので、それに比べると、
今年はしたいことをたくさん出来た9月だった気がする。
絵も描いたし、ギターも弾いたし、芝居の稽古もしたし・・・・。
そして本も結構読んだ。
最近読んだ本は「クラクラ日記」 著・坂口 三千代 さん。
小説家 坂口安吾さんの奥さんの日記なんだけれど、
壮絶な日々を過ごしてらっしゃったのだなぁ。
坂口安吾さんとの出会いから彼が亡くなられるまでを書いている。
私が好きなのは、言葉のつづられ方や文章なんです。
「私は、いままであやまちや間違いというものは、人間である以上あるのが当然であろうとおもっていたのだ。あやまちや間違いは神さまだけがしないものだと思っていたのだ。
あやまちもマチガイも、それに付随するごめんなさいもあってはならないこととすると、楽な気持ちでは生きてはゆけない。随分気をつけてオッカナビックリ生きて行かなければならないだろう。」
時々、カタカナで書かれたりしていて、失礼ながら、かわいいなぁと思ってしまった。
旦那さんの散歩に喜んでくっついていくところとか。
旦那さんの晩酌には必ず 隣に座って 一緒に紅茶とかを飲んでいるところとか。
覚せい剤により発狂している旦那さんさえも 支えてあげられる強さとかに、憧れてしまいました。 こんな風な女性でありたいなぁ・・・。
と思わずにはいられないほどでした。
途中は、本当に ジーンときたり、 ほんわかなったり、
ビックリしたり、 入り込んでしまいました。
本の数だけ 未知の世界ありけり~。