ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

どうすりゃいいのさ・・このアタシ・・6/19(月) ANR様No.40

2017年06月19日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 いつも私達を贔屓にして下さった96歳のKさんが・・・
5月の演奏を聴いて頂いて10日後に亡くなられました
100歳まで生きる!と言っておっしゃっていましたが残念です
ご冥福をお祈りしたいと思います

明治から大正・昭和初期の歌をご存じの方が段々少なくなって来ました
あと10年も立てばほとんどが忘れ去られてしまう歌になってしまうでしょう
特に超高齢者の方が多い施設では選曲をもう1度見直して
極力その時代の曲を演奏する方針に転換したいと考えています
歌は世につれ・世は歌につれ・・
最後にご自分の育った環境を思い出し懐かしんで頂ければ幸いです
今日は誕生月の方がお好きな曲「きよしのズンドコ節・雨の慕情」等を演奏・・
入所者の皆様もご一緒に歌って頂きました

又、手先の器用な方がいて色々な作品を紙や布で作成されるようですが
見事なものです

帰り際にそのご婦人から家内に”楽しかった”からと「色紙で作成された傘」を頂きました
ありがたい事です(^^)/

話は変わりますが・・
「高齢者の肺炎はもう治療しない」と日本呼吸器学会のガイドラインが示したとか・・
大体人間って勝手なもので・・・
治療しないと「年寄りを見殺しにする気か!」等と評論家のセンセ方が
口角泡を飛ばすがごとく息まかれますが・・
一方では「高齢者に延命治療は健康保険のムダ遣い・・自然のままにせよ」と言う
センセイ方の意見もあるのも事実です

高齢者の介護経験のある人の多くは
最初のうちは何とか頑張って介護をしていますが
あまりに長い間介護ををしているうちに体力も気力も疲弊して
「あぁ~・・いつまで生きるんだろう・・・」と心の中で思ってしまいます
延命か成行か・・・これは家族等当事者しか解決できない問題だと思います
一つ一つケースが違うのでこれが正しいという答えはありませんよね。
医者が”年寄りの肺炎には高度な治療をしたくない”というなら仕方がありませんね!
私のような高齢者は極力肺炎にかからないように気を付けるまでです

鎌田先生が女優さんとの対談でもおっしゃっています
「人間が生きていく上で、医療とか福祉とか介護は大事で、
特に医療は治すことが95%ぐらいでものすごく大事なんだけれども、
人間は年をとるし、いつか死んでいくというのが定めですから、
だとしたら全部の人を治し続けられないですよね。
治せないときに温かな医療がないというのはとてもつらいことじゃないか。
それから、命は救ってくれたんだけど、手足が不自由というか、
右手足の麻痺(まひ)が残って生きざるを得ない人の悲しみを、
今の医療はきちんと聞いてあげてないですよね。
障害を持ちながら生きる人たちが、それでも生きていてよかったと思うためには、
何か、ほんのちょっと温かさが必要なんじゃないかと、いつも思っているんです。」

しかし、なかには・・・
「長生きして皆に迷惑をかけてやるんだ!!」と息巻いている
ヒネた爺さんもいるようですが・・笑
 
コメント
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