2012年01月21日(土)
「温室(サンルーム)から逃げ出した猫ちゃんはいない?」近所のおばあさんが訪ねてきました。
確認して「逃げ出した猫はいないようです」と答えました。
「お宅に向かって行こうとして亡くなった猫ちゃんがいるのだけど」
胸騒ぎがして駆けつけると・・・。
そこには、ミーコの初産の子、黒の縞虎猫『やんちゃ(雄)』の変わり果てた姿が・・・。
「病気だったのかしらねぇ、家に帰りたかったのだろうね、必死だったみたい」
「私の家で葬りますので・・・」冷たくなったからだをさすりながら涙が止まりませんでした。
その姿からみて、車に撥ねられた事は一目瞭然でした。
火葬してお墓を作り周りに花を沢山植えました。
昨日、一番先にご飯を食べにくる筈の『やんちゃ』と同じ黒縞『ミトン』が姿を見せませんでした。
心配になって暗い夜中探したけれど姿がありませんでした。呼んでも返事がありませんでした。
小さな庭に向かう細い路地の坂道を命が尽きるその時まで必死で登った姿で亡くなっていました。
多分自分に何が起こったのか分からなかったと思います。
お正月に猫たちも一切れずつブリのお刺身を食べさせました。
ハムや猫用に少し贅沢なお肉も御節としてあげた時に一番よろこんだのが『やんちゃ』でした。
あまりに美味しそうだったので私のブリもあげました。とても嬉しそうでした。
生まれて半年しか経っていないまだ小さな体が痛々しくて。
まだ、美味しいものを沢山食べたかったろう、まだ沢山遊びたかったろうと思うと涙が止まりません。
翌朝『ミトン』を探しに行くと偶然事故現場を見ました。一目でそこと分かりました。
『やんちゃ』がかなりの距離を這って帰ろうとした事がうかがえました。
ごめんね気づいてあげられなくて。寒かったろう。痛かったろう・・・。
今度会ったらたくさん撫でてあげるから。沢山遊ぼうね、やんちゃ。
火葬する時に兄弟猫が寄ってきました。でも一番仲良しの『ミトン』が戻らずとても心配でした。
二日後痩せこけて震えたミトンが戻り沢山撫でて缶詰を沢山食べさせました。
きっと事故の日も二匹は一緒だったと思います。
『やんちゃ』が亡くなった日から二、三日経つとミーコは南のサンルームに来なくなりました。
北のえさ場で食べています。私が仕事から帰るのを待ってついて来て食べます。
なぜみんなとエサを食べなくなったのかは分かりません。
左が『やんちゃ』で右が『ミトン』両方とも噛まれて大怪我しました。
やんちゃが亡くなった二日後に一年ぶりに梅之助が帰ってきました。
病気していたので、薬を塗りました。 良くなると良いけど。
お互いに毛繕いや暖を取る為に身を寄せ合います。
【blog 269】