FLOWER PHOTOGRAPH

お 花 の フ ォ ト グ ラ フ + α

ハクモクレン(白木蓮)Magnolia heptapeta

2005年03月30日 | 花_ナ-ハ
別名:モクレン(木蓮)
モクレン科モクレン属、落葉高木
花言葉:恩恵、自然愛、自然への愛

中国の原産。ハクモクレンという名は、モクレンに似て花が白いところからついています。モクレンは漢名の木蘭に基づく名前で、古くはもくらに(毛久良爾)と呼ばれていました。中国名は玉蘭、白蘭ともいわれ、品格のある高貴な花とされています。属名のマグノリアは、フランスの植物学者で、モンペリエ植物園の園長であったマニョールの名にちなんでいます。

 


日本へは、遅くとも江戸初期に渡来し、当初の渡来の目的は薬用であったのではないかと考えられています。江戸中期以後になると、茶席のいけばななどにも使用されていたようです。日本では「辛夷」はコブシを表しますが、漢名の「辛夷」はモクレンを指しています。漢方薬の辛夷は、モクレン科のタムシバ、コブシ、ハクモクレン、またはその他近縁植物の花蕾を乾燥したものだそうです。
ハクモクレンは日が当たると開き、日の沈む夕方になると閉じます。これを繰り返し、徐々に大きく開いていき、めいいっぱい開ききった後に散っていきます。強い匂いもします。

 


ハクモクレンは日が当たると開き、日の沈む夕方になると閉じます。これを繰り返し、徐々に大きく開いていき、めいいっぱい開ききった後に散っていきます。強い匂いもします。

 


漢名:蘭の花に香りが似ているところから木蘭。
和名:花がハスの花に似ているところから木蓮。
英名:マグノリアは、木蓮やコブシなどのモクレン科の植物の総称にもなっています。

《 マ グ ノ リ ア の 木 》
諒安(りょうあん)は霧の中、険しい山谷を苦労して歩いています。途中で誰かの歌う声が聞こえてきました。諒安は竜の髭の青い傾斜をかけおり、灌木につまずき、険しい灌木の崖をくろもじの枝にとりついて登り、枯草の頂上に出ました。そして、自分が渡ってきた方向を見ると一面にマグノリアの木の花が咲いていました。
 霧がはれると、二人の子供が歌っていました。
「サンタ、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。」
「天に飛びたつ銀の鳩。」
「セント、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。」
「天からおりた天の鳩。」
もう一人の人物が現れ、諒安は、相手であり、自分であるその人物と話し合いました。
「マグノリアの木は寂静印です。あの花びらは天の山羊の乳よりしめやかです。あのかおりは覚者たちの尊い偈(げ)を人に送ります。それは覚者の善で又私どもの善です。」
諒安とその人と二人は又恭しく礼をしました。
 [宮沢賢治の童話より]
 


 ※『 木蓮(モクレン) 』のページあります。こちらは紫木蓮が載っています。

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3 コメント

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昔、 (わんこ)
2005-03-30 20:09:29
紅色の小さな木蓮が家にはあったのですが、多分ガールマグノリアでは内科と・・・不確かですが。



ご近所にこぶしの大きな木のあるお宅があって、



いいな!どうしてうちのはこんなぼやけた色なんだろう!

(当時はその木蓮の良さがわからず)



と、幼かった私には、憧れの木でした。



そのため、今でも家にはありません。



憧れのままにして置きたくて!
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スミマセン!誤字あり! (わんこ)
2005-03-30 20:11:50
医者が好きなわけではありません。



内科→ないか・・・。でした。
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白木蓮 ()
2008-11-19 20:57:33
白木蓮ですか~♪
美しい、純粋な花ですね!!^^
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