こんにちは。
つい先日、私にとって、とても大切な方が旅立ちました。。
悲しい気持ちがおさまらず、でも今感じた気持ちも忘れずに残しておきたい
そんな気持ちで書く内容です。
Hさん
実名で出してもよい気もしましたが、私の思いの丈を何も遠慮せずに留めておきたいと思ったので控えます。
2日前の夕方、突然知人から、
「Hさん、大阪で危篤、脳幹出血で助かる見込みなし」と連絡がありました。
何度も、携帯の画面を見直しました。
「えっ?、えっ?、どういうこと?」
「え、どういうこと?」
しばらく何も頭に入ってきませんでした。
「えっ?、助かるみこみなし、えっ?・・・・」
しばらくの間
「どうしよう、どうしたらいいの・・・・」
混乱と戸惑いしか私にはありませんでした。
こんなにも現実が受けとめられない。
初めての経験です。
思考が停止していました。
動揺で子供たちの話もよくわかりませんでした。
そこから、私自身何をしたらよいのか、わからなくなり
家事が手につかなくなりました。
そして、翌朝、「Hさん、旅立ち」と連絡を受けました。。。。。。
見たくなかった、届いてほしくなかった訃報。
体と心と頭が思うように動かなくなりました。
食器をかたづけなきゃ、会社に行く用意をしなきゃ、夕飯の準備をしなきゃ、、、
まだ現実が受け止められなさすぎて、悲しみまでたどりつきませんでした。
危篤の連絡がきたのが、3月14日の夜
訃報の連絡がきたのが3月15日の朝
そして、もともと3月16日に、定期勉強会でHさんのオフィスに行く予定になっていました。
私も一級キャリアコンサルティング技能士の試験で忙しく勉強会に参加できていなかったこともあり
久しぶりにHさんに会えるのをとても楽しみにしていました。
結局、勉強会の主要メンバーの方が考えて、急遽、16日の勉強会は「Hさん追悼勉強会」となり
実行されることになりました。
16日、追悼勉強会、もともと16日の勉強会に参加予定だったため行ってきました。
自分の気持ちをどう処理していいのかわからない状態でした。
Hさんのオフィスを訪れると、、、
Hさんはいませんでした。。。Hさんの笑顔の写真が前のホワイトボードに掲げられていました。
いつもオフィスにいくとHさんは
「おー、いらっしゃい」とか
「こんにちはー」とか
ほがらかな笑顔で迎えてくれていたのに。。。
いない。
「なんでいないの?本当に?本当なんだ・・・」
現実が受け止められず、部屋に入って、しばらく立ち尽くしてしまいました。
現実が受け止められないまま、涙が出てきました。
よくわからない涙です。
いつも勉強会で一緒だった方々が迎えてくれました。
この勉強会にくると、あたたく仲間として迎えてくれる、そんな場です。
でも、みんながみんな混乱していました。
中には、あまりに突然の話で、Hさんの訃報を知らずに普通に勉強会に来られて
会場で初めて知った方もいらっしゃいました。
そんな状況で 10時に追悼勉強会が始まりました。
Hさんが倒れた経緯と状況の説明がHさんのアシスタントの方からあって
その後、Hさんと古くから東京で一緒に勉強会に参加したり
お仕事をされている方から、
「今日はHさんのことをたくさん話して一緒に泣いちゃいたい」と
今日の追悼会の趣旨を話してくださいました。
Hさんの勉強会は常に新しい方の参加があります。
16日の勉強会も初参加の方が2名いらっしゃいました。
お久しぶりな方もいれば、頻繁に参加されている方もいます。
そんな中、自己紹介とHさんとの思い出などを話をしていくこととなりました。
私の前職とHさんのオフィスが近くて、一緒に焼き鳥やさんに行ったり、
なんだかわからないけど、知り合った経営者をHさんに紹介するためオフィスにおしかけたり
一緒に仕事をしようと誘って頂いて、大学の講義を見学に行かせてもらったり
方向性に迷った時に相談したらアドバイスを頂いたり
なんでか忘れましたが、結婚する時に、東京ドームホテルのレストランで夫を紹介してお茶したり?
出産した時はおめでとうのメールを頂いたり、
Hさんが勉強会の場所を探して困っていた時は、会場を紹介して予約手続きでやりとりしたり
Hさんの講師講座にも参加させてもらったり
破天荒な
私を常にふんわり受け止めてくれていました。
一人一人、Hさんへの想いがあります。
みんなHさんのことが大好きです。
私もそうです。
私は家ではまだ混乱と戸惑いで、悲しいという状況にたどり着かなかったけれど
はじめて、この追悼勉強会で悲しみにたどりつき、たくさん泣くことができました。
悲しみをはき出すことができ、仲間と悲しみを共有することができました。
本当にありがたかったです。
私一人ではどうやっても消化しきれなかった。
まだ、いまだに受け止めきれていないところはありますが、
それでも、同じ気持ちの仲間と共有することができ、悲しみは癒えないけど
悲しむところまでたどり着くことができました。
そして、一人一人のお話を聞く中で、改めてHさんの素晴らしさを感じました。
色んな年代の方で、色んな立場の方が、Hさんを慕って、そして尊敬して
心のよりどころとされていました。
私も同じです。
一緒に仕事をしようとこれまで何度も話をしてくれて
私も、一緒に仕事ができるように、もし仕事をすることがあったら
期待に応えることができるように準備をしてきました。
勉強会50回記念パーティーで、Hさんがスピーチされている時
Hさんが男泣きをされているのを見て、
「頑張り続けてきた人にしか見えない景色があるんだろうな、
そんな景色を私も見てみたい、見えるように仕事を頑張ろう」
そんな仕事に対するモチベーションを与えてくれた方でもありました。
他の方の色々な話をお聞きして、Hさんがやはり相当勉強されていて、
仕事への姿勢、人柄も含めて
すごい方だったなということを改めて感じました。
私はこれからどうしよう・・・どうしたらいいのか?
とにかく、多くのことを学びつつ、精一杯、仕事で尽くしていきたいと思います。
少しでもHさんに近づけるように。
Hさんのほがらかでおだやかな人柄には及ばないけれど。
でも、私にあと、残りの人生どれだけ時間があるかわかりませんが
時間の許される限り、Hさんのように周りに頼られ、社会に貢献できるように、
努力していきたいと思います。
たくさんのことを学ばせて頂きました。たくさんかわいがって頂きました。
そしてHさんのおかげでたくさんの良い方々にお会いすることができました。
たくさんの宝を頂きました。
ただただ、感謝しかありません。
ある方が言っていました。
「Hさんは、私たちのすぐそばで見守ってくれている。」
そうなのかもしれません。
きっとそうだと思います。
くしくも今回の勉強会のテーマは
「次世代に繋ぐ」でした。
仕事や歴史も考え方も変わっていく中で、どのように次の世代に繋いでいくのか
ある方は「Hさんは体をはって、このことを伝えてくれたのではないか」
そう話されていました。
「次世代につなぐ」
私はHさんから何を学んだのか
何を教えてもらったのか
ひとつずつ思い出して、自分のものにしていきたいと思います。
これからもHさんのことを目標にしながら頑張っていきたいと思います。
Hさん、どうか見守っていてもらえたらと思います。
心から、ご冥福をお祈りいたします。
ありがとうございました。