人生黄昏時

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沖縄の仏教 【5】

2017年08月10日 00時01分42秒 | 日記

 日秀上人 <2>

伝承によると日秀は、1528年(享禄元年)頃

南海にあるとされる極楽浄土を目指して

補陀落渡海(ふだらくとかい)と言う捨身修行を行い

沖縄金武(きん)の富花津(ふなや)に漂着し地元の住人に救助され

沖縄へ来島したと云う経緯が伝承として伝えられている

 

日秀上人は真言密教・法華信仰・観音信仰・熊野信仰し法を極め信仰していた

 

日秀は金武の鍾乳洞(日秀洞)を神聖な場所として

そこを拠点として布教活動を行い

その洞窟のうえに金武観音寺を建立した

金武観音寺の山号は金峰山で金峰山三所大権現である

 

熊野権現の化身本地仏

阿弥陀如来・薬師如来・正観音菩薩像を彫って奉納したと伝えられている

 

琉球王府は、日秀上人の布教・宗教活動を庇護し援助した

沖縄において、真言宗は仏教二大宗派の一つになった

 

その頃の仏教は、沖縄歴史上、全盛期を迎えたと言われている

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