[amazonでAKB48を探す]
Q.最近テレビに出る機会が増え、人気は出ましたが、劇場の位置づけが曖昧になって来たかなと感じています。A,K,B,SDNで切磋琢磨していくのか、それともバラエティ(個性)ということで違う方向に進んで欲しいのか。メディアに出ることで休演が増え、A,K,Bというチーム制の維持が難しいと思いますので、新しい軸として「選抜」「アンダーガールズ」「シアターガールズ」とハッキリ分けてしまって、定期的な入れ替えをして、劇場の在り方をもう一度取り戻す、というアイデアもあると思うのですが。
A.
秋元Ex.P:AKBって、先を決めちゃいけないんじゃないかと思う。スタート時に企画立案はあるが、そこからどう変わって行くかが面白いんじゃないかと思う。「ドキュメンタリーアイドル」じゃないかと思う。
最初チームAが出来たときには「チームA」という名前すら無くて。21人でやっていて、回らなくなって。毎日公演があって、土日は3回。毎日やっている上で3回公演。これはあまりにもしんどい、と月曜日を休演日にした。それでも「お台場ホットファンタジー」と行ったり来たりしながら、本当に大変だった。
「じゃあ、オーディションやろう」「もう1チーム作ろう」といって作ったのがチームK。出来たときに初めて「チームA」「チームK」という名前が出来た。それで「チームB」も。始めのコンセプトは「1軍2軍」でファン投票によって決まっていく、という事にしようとか。色んな事があって、今の形に落ち着いていると。落ち着いているわけじゃなくて、今後どう変わるかわからない。3チームのままなのか、「チーム4」「チーム8」が出て来るのか。SDNがチームS,D,Nになるのか、計画性がないんですよ。SKEもチームS,K……「あれ、K被るじゃん」「じゃあKII」って強引なw。
プロデューサーも運営も「ずるい」といわれるかも知れませんが。そこを「面白がって」欲しい。例えば「AKBのシングルなのに、なぜ珠理奈がはいってんだ」。これはほんとに後から気付いた。珠理奈を見て「これはすごいな!」と思って『大声ダイヤモンド』の選抜に入れたんですが、それで誰かに「でもこれ、クレジットAKBですよね」って言われて。「そうか、SKEか」と思ったんだけど「まあ、いいんじゃないの」と。それで猛批判を喰らいましたけど、皆さんから。
「面白ければいいんじゃないか」というのが僕のコンセプトで。それも目くじら立てる方が居らっしゃるかも知れませんが、出来ればそこをみんなで楽しんで「ゆるいなあ」という感じになって頂けたらいいなあと思っています。
Q.AKB歌劇団について、某演出家の方とお話しする機会があったのですけど。公演日程が1日キャンセルになった事に、非常にお怒りでした。はっきり「運営がズサンだ」と仰有っていまして。外部の方にまでズサンと言われることについてどうお思いですか?あっあと、宮澤佐江さん写真集の特典「留守電が掛かってくる」、は、未だに掛かって来ないのですが。
A.
秋元Ex.P:外から見ると確かにそう思われるかも知れません。広井さんは友達なのでお願いしたのですけど、 夏まゆみにしても、広井さんにしても、僕が個人的お付き合いでお願いした人は大抵呆れる、と言うか怒りますよ。ズサンな運営だったり。もちろん僕は申し訳ないと思うし、でも「だからこそAKBって成立したんだ」と信じてます。 みんなプロで、専門家だけで集まったってムーブメントは起きるか。結局は予定調和になるんじゃないかと思う。
確かにみんな怒っていましたよ。戸賀崎は、僕が舞台監督を「舞監がさあ」と言っているとき、「武官」だと思っていた。夏まゆみが「ここをバミって」と言っても、AKBスタッフは誰も動けなかった。「バミる(目印を付ける)」という言葉が解らなかった。でもだからこそ、僕の妄想とか、「こんな風になって…」と言うのに付き合ってくれたんだと思うんですよね。もしプロだったら「いやぁ、秋元さんの言ってる事は無理だよ」とか言われる。実際僕は、何人ものプロに「秋葉原でやっても50人ぐらいしか入らない。しかも土日だけね」と苦言を呈された。だけど「面白そうじゃないですか、やりましょう!」って言ってくれたのが、戸賀崎であり、今のメンバーなんですよ。
「1公演無くなった」という事について、僕はその「何で無くなったのか」という事情を聞いていたので。それをこなすのがAKBだと、僕は思っています。誰だって、例えば1ヶ月全部スケジュールを空けて、いいものが出来るなら、それに越したことはないでしょう。広井さんの言っていることは正論だし、僕はその件で広井さんに怒ったことはないし、怒られたこともないし。広井さんからは「アツくなってすいませんでした」ってメールが来ましたけれども。でも僕は、それが広井さんの良さだし、それをAKBのメンバーに教えて欲しかったので「むしろありがとうございました」って言いました。
AKBって、スタッフ大変だと思うんですよ。色んな事を同時にやって。それで、慣れてないし、スケジュールにダブルブッキングがあったり、プロダクションの思いとかあって。その中で出来る事。今年の後半戦に向かって「秋元さん、『AKB歌劇団』やるんですか?」と言われて「やりたい」と。「広井王子とこのメンバーがぶつかったら、面白いことが出来ると思うんだ」という事で、みんなを説得して演ったんですよ。
そしたらやっぱり、スケジュール的に広井さんの方にしわ寄せが行って、稽古日が足りなかったり。それがベストにならない限り、やらない方がいいのか。僕は、AKB立ち上げの時もそうですけど、フラフラになりながらでも完璧じゃなくても、少しずつ前に進みたい。そう言う思いが「歌劇団」だった。その結果、高橋・秋元・柏木に凄い負担が掛かってしまいましたけれども、結果すごく良い物が出来たと思いますし。広井王子も「再演したい」とか「来年新作やりましょう」とか言ってくれて、僕も「やりましょう」と言っている。
全てが完璧には出来ない。僕はその場にいなかったけれど、スタッフも別に「口パクで行け」って言ったんじゃないと思うんですよ。いつも(ボーカルを)重ねて出している部分があったとしたら、生歌だけでは、歌えない子が自信を無くすんじゃないか。少しガイドを入れたらどうですか、みたいな事かも知れないし。で、もちろん広井さんが正しくて「そうじゃないんだ」と、今回広井さんに感謝しているのは、「舞台の厳しさ」「舞台の面白さ」をこのメンバーたちに教えてくれたので。やろうとしたことを完璧には出来なかったけど、1ミリだけ前に進めた。今回で言えば「0.5歩」進めたし。あるいは「岩佐、こんなに演技上手いんだ。こんなに歌が上手いんだ」と、僕も感動したし。
違うプロデューサーが入ることによって、AKBという原石の違うところが磨かれて、凄く良かったと思うし、そういう事をこれからもやっていきたいと思っています。
支配人:宮澤の特典については、確認したいと思います。
Q.AKB、SKEができて、次は博多って聞きました。博多48が出来たら、九州出身の 柏木さん、梅田さん、篠田さんなどが博多でやるとか、そういう「地元に返す」ようなプランはありますか。あとゆきりんはAKBと博多48はどちらでやりたいですか。
A.
秋元Ex.P:柏木、どう?
柏木:私はやっとAKBのチームBに入れて、チームBのキャプテンを任せて頂いたので。自分に与えられた期待以上のことができるようにしたいので。AKB48で頑張りたいと思います。
(観客:拍手)
秋元Ex.P:博多はまだ(確実には)わからないですよ。
Q.各チームの代表曲のような物がありますが、今後新チームで、メンバーが作詞に挑戦というようなことはありますか。
A.
秋元Ex.P:そういうことも考えています。AKBって今は女優・歌手・タレント・グラビアアイドルを目指している人が居ると思うのですが、そのうちここから作詞家・作曲家・イラストレーターとか、クリエイティブな人が出てくるかもしれません。イラストとか「すごいな」と思う子もいる。詩は何人か見ましたが「ファンの人は喜ぶレベル」。 本末転倒になってはいけない。「AKBって楽曲がいいよね」ってところでやっていたのが、「アイドルが書きました」ってことで喜ぶ、というのでは勿体ないと思う。本当にいいものがあれば。メンバーの中に詩心ある人もいるし。星野みちるのアルバムに高橋とかメンバー何人か詩を書きましたが、それは本当によかったし。「アイドルが書いた」じゃなくてその詞がいいんだ、というものが出来たときに、真っ向から行こうと思っています。
Q.佐藤夏希さんを推してるのですけど、先日の握手会の時間が短かったり、テレビに出る機会も少ないから、学校で「誰が好きなの?」と聞かれて、僕が「言ってもわからない」としか言えなくて。干されてるメンバーも若干出始めてると思うのですけど、人数が多いAKBで、テレビに出ないと劇場に来ない人は誰が居るのかわからない。人気メンバーに限らず、多くのメンバーをテレビに出して欲しい。
A.
秋元Ex.P:AKBは団体なんです。当たり前の事なんですけど48人全員をジャケットにしても、小さくて誰が誰かわからない、印象に残らない。今、僕が思っているのは、AKBはマラソンだと思っている。マラソンはカメラが追います。先頭を走ってる人もいれば、真ん中を走ってる人もいる。 AKBって先頭が売れ始めると、先頭以外にもにカメラが来る。 1年前といまでは、例えば今までメディアに恵まれていなかった人も、相当(メディアに)出ていると思う。今は先頭の方が有名かもしれないが、前と言っても暫定で、今後、後ろから誰か来るかも知れないし、前の方が落ちるかも知れない。
僕はAKB全体を見ているので、今は中盤か、後方に紛れている夏希が居るかも知れない。夏希は夏希で、必ずそういう場が来る時がある。女子大生としてフィーチャリングされるかも知れないし、あるいは「AKBでニュース番組をやりたいでど、対応できるのは誰だろう」とか。
みんなが推して下さるメンバーを前に出したい気持ちは沢山ありますが、AKBINGO!も週刊AKBも、目まぐるしく出演メンバーが変わると、見ている側は、ファンならわかりますが一般の人はわからなくなっちゃう。だから今は、できるだけ固定しているんです。選抜も含めて。
でも、そういう皆さんの声も多いので、CDにアンダーガールズやシアターガールズを入れて、地方の見たことない人も居ると思ったので、かなり無理して両方ともミュージックビデオを作って入れたりしている。今後必ず、そういうメンバーにも光が当たってくるので待っていてください。
Q.チーム研究生のファンです。来週の「セレクション審査」について。趣旨は「落とす、有りき」の審査なのか。 以前、応援していた子が「研究生オーディション」で落選しまして。ある日突然辞めてしまったんです。「ありがとう」も「さよなら」も言う機会が無かった。もう二度とそう言うことはやめてほしいなと思うわけです。8期生は半年間、公演に出て来る機会もなかった。成長とか、育てる、という観点は今のAKBにはもう無くなってしまったのか。即戦力の9期生と育ててこなかった8期生の戦い、という風に見えるが。
もし、力がなくて去っていく子が居るなら、最後のお別れを言ってもらえるような場が欲しいです。
A.
秋元Ex.P:「研究生オーディション」と言うのは、AKBのメンバーとして迎えられるだろうか。そのためのオーディションをしているので、受かった時点でその資格があります。それはオーディションの時にも言っています。「ここで合格しても正式な合格ではありません」と。
今までオーディションを何回もやって、スタッフも学んだことがあります。すごくダンスや歌が上手くても、団体行動に著しく適応しない子が居たり。 AKBの中にはルールがいくつかあるのですが、そのルールを守れない子もいる。もちろん適正もあるのですが、「今度の公演、こういう事をやっていこう」という時に、どうしても踊れない子も中には居て。それが、踊りたくても踊れないのか、「ここのパート覚えて来て下さいね」と言ったのに、宿題をやってこなくて踊れないのか。それは研究生になった時からの約束で、そこで最終的に決めます、と話をしています。でも研究生としてステージに上がってファンになった方もいるので、もしもそこで卒業するにしても、何かファンの皆さんと話したり、メッセージできるような場は作らなきゃいけないな、と思いましたので、それは今後、対応したいと思います。
Q.AKB歌劇団やSDNと言った新しい環境で、自分たちで成長できたと思うことはどんなことでしょうか。
A.
高橋:今年は武道館が一番大きな出来事だと思っていましたが、それを上回って歌劇団に選ばれたことはよかったなと今、思っています。
AKB48は沢山のメンバーの中で動いているので、歌劇団で得る物はAKBとは違って。精神的にも、自分が足りないところ、弱い部分に気付くこともできました。
秋元才加:AKBの活動は、その時気付かなくても後から振り返って「成長したな」と思うことがほんとに多くて。韓国で(軍隊の訓練)すごく精神的にも強くなりましたしw。歌劇団でも、舞台の怖さであったり、素晴らしさであったり。K-3rdの『君はペガサス』を歌わせて頂いたんですが、「(聴いて)鳥肌が立ちました」と言われて嬉しかった。ほんとに色んな方に支えて頂いて。歌劇団が終わった後、自分では気付かなかったけど、歌い方や表現の仕方が変わったって事で「全てのことは繋がるな」って事に気付いたので。 1つ1つのことをこれからも繋げて、成長していけたらなと思います。
柏木由紀:私も「歌劇団」やらせて頂いたことが大きな出来事で。歌劇団の公演の時に、何時間前に入ってストレッチして発声をして、万全の調子で臨みたい、っていつも思っていたんですけども、こんなに自分が真剣に、やる気が底からみなぎるような感覚が、初めて体験したことで。みんなでがむしゃらに頑張ることの素晴らしさとか、大事なことを数え切れないくらい学んだなって気がして。終わってからも歌劇団って自分にとって大切だったなと思います。これからに繋げていきたいと思います。
野呂佳代:「最年長じゃなくなった」というのが有ると思います。AKBでは最年長で、先がわからないというのが少なからず不安はありました。「お笑い担当」ということでお笑いをやらせて頂いたり、イベントで司会をやらせていただく機会もあったので、AKBでは色々学ばせていただきました。
小学生の時から「ひとがやってるからマネしてやっていればいいや」という性格だったのですが、SDNに入って、キャプテンだし、AKBでやっていたぶん人よりも出来てないといけないし。ダンスもレベルアップして、歌も生歌で全部。ガイドじゃなくて生歌で歌えるようになりました。
切羽詰まっていた中でチャンスを頂いたというのはありがたかったし、これから司会業をやりたいという目標も明確になったので。
秋元先生総括
人生はデッサンのようなもの。リンゴでもバナナでも、1本の線で描こうとすると描けない。そんな天才は居ない。何本もの線で、輪郭を描いていく。AKBも何本もの線、はみ出した線もあります。「大運動会」や「1日で変わったMVP制度」。「変なカード」もあった。もう色んな過ちを犯して。「ばら・ゆり」は過ちじゃない。そういう事を繰り返して、少しずつ少しずつ輪郭が出来てきた。
たぶん、これからも色んな問題があると思いますけれども、是非、皆さんの協力で「ああした方がいい」「こうしたほうがいい」というのを伺いながら、AKBを盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
<なんとなく感想>
少なくとも秋元先生が「まだAKB48を好きで居てくれているんだな」という事を感じられて良かった。また「昔の曲が盛り上がらない」「サルオバサンが登場しても、思ったほど盛り上がらなかった」等、昔からの事を「伝えられる」ファンが思った以上に流出してしまった事、多くのファンが劇場中心ではなくなってしまった事の「つまらなさ」に、ようやく秋元先生自ら気付いたのかな、という印象。秋元先生、今ならまだ辛うじて間に合うかも知れませんよ?
またそうそうたる古参ファンが大勢居る中で、「学生限定公演」をやれという自己中心的なな自称柏木ファンピンチケ高校生のゆとりっぷりを見れば、秋元先生も、さぞかしうんざりした事だろう。3年後ぐらいにやってみても面白いかも知れないね。そいつがピンチケじゃなくなった時期に「学生限定公演」w。
元々運営がチケットの値段を一律じゃなくしたから「大人vs子供」がギクシャクし出したのではないのか。「若いファン層を増やしたい」その結果がこれ。タダでさえ優遇されているのに、それを当たり前と思ってもっと優遇しろと。こんな自分のことしか考えない連中に「応援」なんか期待しても無理。チケット安い連中は定価の¥3000の客が入った後の入場でいいじゃないか。抽選に参加したければ、定価の¥3000のチケットを買えばいい。安く見たいなら、後ろで見れば。「一律¥3000にしてしまえ」と言わないだけ、かなり譲歩した提案のつもり♪
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Q.最近テレビに出る機会が増え、人気は出ましたが、劇場の位置づけが曖昧になって来たかなと感じています。A,K,B,SDNで切磋琢磨していくのか、それともバラエティ(個性)ということで違う方向に進んで欲しいのか。メディアに出ることで休演が増え、A,K,Bというチーム制の維持が難しいと思いますので、新しい軸として「選抜」「アンダーガールズ」「シアターガールズ」とハッキリ分けてしまって、定期的な入れ替えをして、劇場の在り方をもう一度取り戻す、というアイデアもあると思うのですが。
A.
秋元Ex.P:AKBって、先を決めちゃいけないんじゃないかと思う。スタート時に企画立案はあるが、そこからどう変わって行くかが面白いんじゃないかと思う。「ドキュメンタリーアイドル」じゃないかと思う。
最初チームAが出来たときには「チームA」という名前すら無くて。21人でやっていて、回らなくなって。毎日公演があって、土日は3回。毎日やっている上で3回公演。これはあまりにもしんどい、と月曜日を休演日にした。それでも「お台場ホットファンタジー」と行ったり来たりしながら、本当に大変だった。
「じゃあ、オーディションやろう」「もう1チーム作ろう」といって作ったのがチームK。出来たときに初めて「チームA」「チームK」という名前が出来た。それで「チームB」も。始めのコンセプトは「1軍2軍」でファン投票によって決まっていく、という事にしようとか。色んな事があって、今の形に落ち着いていると。落ち着いているわけじゃなくて、今後どう変わるかわからない。3チームのままなのか、「チーム4」「チーム8」が出て来るのか。SDNがチームS,D,Nになるのか、計画性がないんですよ。SKEもチームS,K……「あれ、K被るじゃん」「じゃあKII」って強引なw。
プロデューサーも運営も「ずるい」といわれるかも知れませんが。そこを「面白がって」欲しい。例えば「AKBのシングルなのに、なぜ珠理奈がはいってんだ」。これはほんとに後から気付いた。珠理奈を見て「これはすごいな!」と思って『大声ダイヤモンド』の選抜に入れたんですが、それで誰かに「でもこれ、クレジットAKBですよね」って言われて。「そうか、SKEか」と思ったんだけど「まあ、いいんじゃないの」と。それで猛批判を喰らいましたけど、皆さんから。
「面白ければいいんじゃないか」というのが僕のコンセプトで。それも目くじら立てる方が居らっしゃるかも知れませんが、出来ればそこをみんなで楽しんで「ゆるいなあ」という感じになって頂けたらいいなあと思っています。
Q.AKB歌劇団について、某演出家の方とお話しする機会があったのですけど。公演日程が1日キャンセルになった事に、非常にお怒りでした。はっきり「運営がズサンだ」と仰有っていまして。外部の方にまでズサンと言われることについてどうお思いですか?あっあと、宮澤佐江さん写真集の特典「留守電が掛かってくる」、は、未だに掛かって来ないのですが。
A.
秋元Ex.P:外から見ると確かにそう思われるかも知れません。広井さんは友達なのでお願いしたのですけど、 夏まゆみにしても、広井さんにしても、僕が個人的お付き合いでお願いした人は大抵呆れる、と言うか怒りますよ。ズサンな運営だったり。もちろん僕は申し訳ないと思うし、でも「だからこそAKBって成立したんだ」と信じてます。 みんなプロで、専門家だけで集まったってムーブメントは起きるか。結局は予定調和になるんじゃないかと思う。
確かにみんな怒っていましたよ。戸賀崎は、僕が舞台監督を「舞監がさあ」と言っているとき、「武官」だと思っていた。夏まゆみが「ここをバミって」と言っても、AKBスタッフは誰も動けなかった。「バミる(目印を付ける)」という言葉が解らなかった。でもだからこそ、僕の妄想とか、「こんな風になって…」と言うのに付き合ってくれたんだと思うんですよね。もしプロだったら「いやぁ、秋元さんの言ってる事は無理だよ」とか言われる。実際僕は、何人ものプロに「秋葉原でやっても50人ぐらいしか入らない。しかも土日だけね」と苦言を呈された。だけど「面白そうじゃないですか、やりましょう!」って言ってくれたのが、戸賀崎であり、今のメンバーなんですよ。
「1公演無くなった」という事について、僕はその「何で無くなったのか」という事情を聞いていたので。それをこなすのがAKBだと、僕は思っています。誰だって、例えば1ヶ月全部スケジュールを空けて、いいものが出来るなら、それに越したことはないでしょう。広井さんの言っていることは正論だし、僕はその件で広井さんに怒ったことはないし、怒られたこともないし。広井さんからは「アツくなってすいませんでした」ってメールが来ましたけれども。でも僕は、それが広井さんの良さだし、それをAKBのメンバーに教えて欲しかったので「むしろありがとうございました」って言いました。
AKBって、スタッフ大変だと思うんですよ。色んな事を同時にやって。それで、慣れてないし、スケジュールにダブルブッキングがあったり、プロダクションの思いとかあって。その中で出来る事。今年の後半戦に向かって「秋元さん、『AKB歌劇団』やるんですか?」と言われて「やりたい」と。「広井王子とこのメンバーがぶつかったら、面白いことが出来ると思うんだ」という事で、みんなを説得して演ったんですよ。
そしたらやっぱり、スケジュール的に広井さんの方にしわ寄せが行って、稽古日が足りなかったり。それがベストにならない限り、やらない方がいいのか。僕は、AKB立ち上げの時もそうですけど、フラフラになりながらでも完璧じゃなくても、少しずつ前に進みたい。そう言う思いが「歌劇団」だった。その結果、高橋・秋元・柏木に凄い負担が掛かってしまいましたけれども、結果すごく良い物が出来たと思いますし。広井王子も「再演したい」とか「来年新作やりましょう」とか言ってくれて、僕も「やりましょう」と言っている。
全てが完璧には出来ない。僕はその場にいなかったけれど、スタッフも別に「口パクで行け」って言ったんじゃないと思うんですよ。いつも(ボーカルを)重ねて出している部分があったとしたら、生歌だけでは、歌えない子が自信を無くすんじゃないか。少しガイドを入れたらどうですか、みたいな事かも知れないし。で、もちろん広井さんが正しくて「そうじゃないんだ」と、今回広井さんに感謝しているのは、「舞台の厳しさ」「舞台の面白さ」をこのメンバーたちに教えてくれたので。やろうとしたことを完璧には出来なかったけど、1ミリだけ前に進めた。今回で言えば「0.5歩」進めたし。あるいは「岩佐、こんなに演技上手いんだ。こんなに歌が上手いんだ」と、僕も感動したし。
違うプロデューサーが入ることによって、AKBという原石の違うところが磨かれて、凄く良かったと思うし、そういう事をこれからもやっていきたいと思っています。
支配人:宮澤の特典については、確認したいと思います。
Q.AKB、SKEができて、次は博多って聞きました。博多48が出来たら、九州出身の 柏木さん、梅田さん、篠田さんなどが博多でやるとか、そういう「地元に返す」ようなプランはありますか。あとゆきりんはAKBと博多48はどちらでやりたいですか。
A.
秋元Ex.P:柏木、どう?
柏木:私はやっとAKBのチームBに入れて、チームBのキャプテンを任せて頂いたので。自分に与えられた期待以上のことができるようにしたいので。AKB48で頑張りたいと思います。
(観客:拍手)
秋元Ex.P:博多はまだ(確実には)わからないですよ。
Q.各チームの代表曲のような物がありますが、今後新チームで、メンバーが作詞に挑戦というようなことはありますか。
A.
秋元Ex.P:そういうことも考えています。AKBって今は女優・歌手・タレント・グラビアアイドルを目指している人が居ると思うのですが、そのうちここから作詞家・作曲家・イラストレーターとか、クリエイティブな人が出てくるかもしれません。イラストとか「すごいな」と思う子もいる。詩は何人か見ましたが「ファンの人は喜ぶレベル」。 本末転倒になってはいけない。「AKBって楽曲がいいよね」ってところでやっていたのが、「アイドルが書きました」ってことで喜ぶ、というのでは勿体ないと思う。本当にいいものがあれば。メンバーの中に詩心ある人もいるし。星野みちるのアルバムに高橋とかメンバー何人か詩を書きましたが、それは本当によかったし。「アイドルが書いた」じゃなくてその詞がいいんだ、というものが出来たときに、真っ向から行こうと思っています。
Q.佐藤夏希さんを推してるのですけど、先日の握手会の時間が短かったり、テレビに出る機会も少ないから、学校で「誰が好きなの?」と聞かれて、僕が「言ってもわからない」としか言えなくて。干されてるメンバーも若干出始めてると思うのですけど、人数が多いAKBで、テレビに出ないと劇場に来ない人は誰が居るのかわからない。人気メンバーに限らず、多くのメンバーをテレビに出して欲しい。
A.
秋元Ex.P:AKBは団体なんです。当たり前の事なんですけど48人全員をジャケットにしても、小さくて誰が誰かわからない、印象に残らない。今、僕が思っているのは、AKBはマラソンだと思っている。マラソンはカメラが追います。先頭を走ってる人もいれば、真ん中を走ってる人もいる。 AKBって先頭が売れ始めると、先頭以外にもにカメラが来る。 1年前といまでは、例えば今までメディアに恵まれていなかった人も、相当(メディアに)出ていると思う。今は先頭の方が有名かもしれないが、前と言っても暫定で、今後、後ろから誰か来るかも知れないし、前の方が落ちるかも知れない。
僕はAKB全体を見ているので、今は中盤か、後方に紛れている夏希が居るかも知れない。夏希は夏希で、必ずそういう場が来る時がある。女子大生としてフィーチャリングされるかも知れないし、あるいは「AKBでニュース番組をやりたいでど、対応できるのは誰だろう」とか。
みんなが推して下さるメンバーを前に出したい気持ちは沢山ありますが、AKBINGO!も週刊AKBも、目まぐるしく出演メンバーが変わると、見ている側は、ファンならわかりますが一般の人はわからなくなっちゃう。だから今は、できるだけ固定しているんです。選抜も含めて。
でも、そういう皆さんの声も多いので、CDにアンダーガールズやシアターガールズを入れて、地方の見たことない人も居ると思ったので、かなり無理して両方ともミュージックビデオを作って入れたりしている。今後必ず、そういうメンバーにも光が当たってくるので待っていてください。
Q.チーム研究生のファンです。来週の「セレクション審査」について。趣旨は「落とす、有りき」の審査なのか。 以前、応援していた子が「研究生オーディション」で落選しまして。ある日突然辞めてしまったんです。「ありがとう」も「さよなら」も言う機会が無かった。もう二度とそう言うことはやめてほしいなと思うわけです。8期生は半年間、公演に出て来る機会もなかった。成長とか、育てる、という観点は今のAKBにはもう無くなってしまったのか。即戦力の9期生と育ててこなかった8期生の戦い、という風に見えるが。
もし、力がなくて去っていく子が居るなら、最後のお別れを言ってもらえるような場が欲しいです。
A.
秋元Ex.P:「研究生オーディション」と言うのは、AKBのメンバーとして迎えられるだろうか。そのためのオーディションをしているので、受かった時点でその資格があります。それはオーディションの時にも言っています。「ここで合格しても正式な合格ではありません」と。
今までオーディションを何回もやって、スタッフも学んだことがあります。すごくダンスや歌が上手くても、団体行動に著しく適応しない子が居たり。 AKBの中にはルールがいくつかあるのですが、そのルールを守れない子もいる。もちろん適正もあるのですが、「今度の公演、こういう事をやっていこう」という時に、どうしても踊れない子も中には居て。それが、踊りたくても踊れないのか、「ここのパート覚えて来て下さいね」と言ったのに、宿題をやってこなくて踊れないのか。それは研究生になった時からの約束で、そこで最終的に決めます、と話をしています。でも研究生としてステージに上がってファンになった方もいるので、もしもそこで卒業するにしても、何かファンの皆さんと話したり、メッセージできるような場は作らなきゃいけないな、と思いましたので、それは今後、対応したいと思います。
Q.AKB歌劇団やSDNと言った新しい環境で、自分たちで成長できたと思うことはどんなことでしょうか。
A.
高橋:今年は武道館が一番大きな出来事だと思っていましたが、それを上回って歌劇団に選ばれたことはよかったなと今、思っています。
AKB48は沢山のメンバーの中で動いているので、歌劇団で得る物はAKBとは違って。精神的にも、自分が足りないところ、弱い部分に気付くこともできました。
秋元才加:AKBの活動は、その時気付かなくても後から振り返って「成長したな」と思うことがほんとに多くて。韓国で(軍隊の訓練)すごく精神的にも強くなりましたしw。歌劇団でも、舞台の怖さであったり、素晴らしさであったり。K-3rdの『君はペガサス』を歌わせて頂いたんですが、「(聴いて)鳥肌が立ちました」と言われて嬉しかった。ほんとに色んな方に支えて頂いて。歌劇団が終わった後、自分では気付かなかったけど、歌い方や表現の仕方が変わったって事で「全てのことは繋がるな」って事に気付いたので。 1つ1つのことをこれからも繋げて、成長していけたらなと思います。
柏木由紀:私も「歌劇団」やらせて頂いたことが大きな出来事で。歌劇団の公演の時に、何時間前に入ってストレッチして発声をして、万全の調子で臨みたい、っていつも思っていたんですけども、こんなに自分が真剣に、やる気が底からみなぎるような感覚が、初めて体験したことで。みんなでがむしゃらに頑張ることの素晴らしさとか、大事なことを数え切れないくらい学んだなって気がして。終わってからも歌劇団って自分にとって大切だったなと思います。これからに繋げていきたいと思います。
野呂佳代:「最年長じゃなくなった」というのが有ると思います。AKBでは最年長で、先がわからないというのが少なからず不安はありました。「お笑い担当」ということでお笑いをやらせて頂いたり、イベントで司会をやらせていただく機会もあったので、AKBでは色々学ばせていただきました。
小学生の時から「ひとがやってるからマネしてやっていればいいや」という性格だったのですが、SDNに入って、キャプテンだし、AKBでやっていたぶん人よりも出来てないといけないし。ダンスもレベルアップして、歌も生歌で全部。ガイドじゃなくて生歌で歌えるようになりました。
切羽詰まっていた中でチャンスを頂いたというのはありがたかったし、これから司会業をやりたいという目標も明確になったので。
秋元先生総括
人生はデッサンのようなもの。リンゴでもバナナでも、1本の線で描こうとすると描けない。そんな天才は居ない。何本もの線で、輪郭を描いていく。AKBも何本もの線、はみ出した線もあります。「大運動会」や「1日で変わったMVP制度」。「変なカード」もあった。もう色んな過ちを犯して。「ばら・ゆり」は過ちじゃない。そういう事を繰り返して、少しずつ少しずつ輪郭が出来てきた。
たぶん、これからも色んな問題があると思いますけれども、是非、皆さんの協力で「ああした方がいい」「こうしたほうがいい」というのを伺いながら、AKBを盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
<なんとなく感想>
少なくとも秋元先生が「まだAKB48を好きで居てくれているんだな」という事を感じられて良かった。また「昔の曲が盛り上がらない」「サルオバサンが登場しても、思ったほど盛り上がらなかった」等、昔からの事を「伝えられる」ファンが思った以上に流出してしまった事、多くのファンが劇場中心ではなくなってしまった事の「つまらなさ」に、ようやく秋元先生自ら気付いたのかな、という印象。秋元先生、今ならまだ辛うじて間に合うかも知れませんよ?
またそうそうたる古参ファンが大勢居る中で、「学生限定公演」をやれという自己中心的なな自称柏木ファンピンチケ高校生のゆとりっぷりを見れば、秋元先生も、さぞかしうんざりした事だろう。3年後ぐらいにやってみても面白いかも知れないね。そいつがピンチケじゃなくなった時期に「学生限定公演」w。
元々運営がチケットの値段を一律じゃなくしたから「大人vs子供」がギクシャクし出したのではないのか。「若いファン層を増やしたい」その結果がこれ。タダでさえ優遇されているのに、それを当たり前と思ってもっと優遇しろと。こんな自分のことしか考えない連中に「応援」なんか期待しても無理。チケット安い連中は定価の¥3000の客が入った後の入場でいいじゃないか。抽選に参加したければ、定価の¥3000のチケットを買えばいい。安く見たいなら、後ろで見れば。「一律¥3000にしてしまえ」と言わないだけ、かなり譲歩した提案のつもり♪
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そう考えるとどっちもどっちだな‥
AKBがピンチケ¥2000なら、SDNはタダで入れるらしいじゃないですかw。
どんだけ新規優遇なんだと。これじゃ運営が対立煽ってるとしか思えんwww。
メモして、これだけの量を打つのはたいへんだと思います。
見れなかった者にとって、本当にありがたいです。
色々ありますが、ひとつだけ。
研究生について。
歌やダンスが上手くても、ルールを守れない子がいるとか。
宿題をやって来ない、遅刻が多い、協調性の問題とか。
そのような問題もあるかな?とは思ってましたが、
はっきりと語られましたね。
ステージ上でいいパフォーマンスをしてるのに落とされる場合は
それなのかも知れませんね。
重ねて、このレポートを上げて下さったことに、感謝致します。
ありがとうございました。
P.S.
「かなり譲歩した提案♪」同意しますw
AKB48劇場での後方なんだから、それでも十分に譲歩してると思いますよw
どれだけ具現化するのか一応期待しようかと思いますw
研究生にも「ゆとり」が増えて来たって事ですね。
同意ありがとうございます。
>仔犬推し さま
「新規優遇当選疑惑」ですね。
柱FC、別メアドで入り直すと直後は当たるらしいですね。
同意ありがとうございます。
>ぶり さま
秋元先生と、劇場運営の意思疎通がうまくいっていないように感じました。
「電化製品プレゼント禁止」も知らないと仰っていましたし。
参加者からのもっと突っ込んだ質問があるかと思ったら
以外にも差し障りの無いものばかりで
そういう質問者ばかり指名したのかな?と思いましたw
絶対にチケットの件についての質問があるかと思ってましたが
逆に学生限定とかいう提案があるとか(苦笑)
私はピンチケ廃止しないでもいいと思います。
ただ、対象を女性学生シートの客のみとして
他は一律料金で。
最近の当選率を考えると、チケ代値上げでもいいやと思ってますw
なぜ同じ料金にしろと言っているのか理解できません。