工房「あかほ」の作業日誌

管理人の趣味である鉄道模型の加工・改造日誌です
どうぞごゆっくりご観覧ください

長崎へ

2020-08-01 09:31:39 | 旅行記


先日、長崎へ行ってきました。

往復は阪九フェリーで。
往路は就航間もない「やまと」です。生憎の天候で屋上デッキには出られなかったのは残念。
(写真はデッキに面する窓から撮影)



門司港駅へ少し立ち寄り。
前回訪問時は改修工事中で足場に囲われてましたから、初めてその全景を見ましたが
雰囲気ありますね~!







九州内は「みんなの九州きっぷ」を利用して移動します。
道中遭遇する車両を撮影し、九州へ来たことを実感しつつ
特急を乗り継いで長崎へ。



高架化された長崎駅と、乗ってきた白いかもめ。



地上の留置線や旧ホームの線路は撤去されていますが、連絡通路が直通していないため、めちゃくちゃ迂回させられます。











駅前から徒歩10分もかからない高台にある日本二十六聖人記念館と聖フィリッポ教会。
どちらも日本にガウディを紹介した建築家・今井兼次さんの作品です。
塔のタイルや、石張りの壁が職人の手仕事感があって今井さんらしいですね。











前回訪問時には訪れることができなかった大浦天主堂、グラバー園も訪問。
先の記念館もそうでしたが現物の資料を見ることによって
潜伏キリシタンの歴史について、深く知ることができました。

グラバー邸は改修工事中で足場に囲まれている上、天候のこともあってかゲートもしまっていてこのような状態。
まあ改修工事が終わったらまた訪れましょう。



この駅前の様子も次に訪れるころには変わっているんでしょうね。

・・・



九州熱が少しずつ燻ぶり始めた矢先にKATOから415系100番台(九州色)製品化アナウンスが!!
12年前の夏、富士で大分まで行き
博多まで戻るときの車窓は、今でも強く記憶に残っています。
その時の8連を再現したいと思います。

TOMIX 近鉄30000系ビスタEX 約4年越しの完成

2020-07-16 18:00:16 | 鉄道模型:特急・急行列車


こんばんは。この頃はよくわからない天気が続きますね。
今日は久々の青空が見えましたが梅雨明けはまだ先のようで。
私事ですが、去年の今頃は島根県・隠岐諸島へ行ってましたね~
同じく梅雨は明けておりませんでしたがきれいな海と空が見えた記憶があります。

さてさて話を戻しまして、今回はTOMIXの近鉄30000系ビスタEX(旧塗装)が完成です。
導入記事までブログを遡ったところ、導入は4年前(笑)
その間放置期間がほとんどですが、なんとか完成と言える形までもってきました。

導入時の記事「近鉄30000系ビスタEX入線 2016-09-19」



車端部にはレールクラフト阿波座さんの床下パーツと
某テーマパークのキャラインレタを付けています。
こだわるのであればドア上の座席番号表示なんかもインレタで再現可能なのですが
予算的なこともあるので今回は割愛しました(近鉄ファンから白い目で見られそう・・・)
行先表示も後からつけることもできるので残工事ということで。

床下機器は全て調合した灰色で塗装しております。

内装は更新後の状態を再現しました。
1階車のシートは赤と文字柄の入った白地のツートン
中間の2階建車両はその青バージョン、これらを塗装で再現しました。


1階車しか手持ち写真がありませんでしたが参考までに(笑)





エアブラシ導入前でしたので、全体サフ吹き→床→枕カバー白塗り→マスキング後赤・青塗装
という順番に全ての工程を筆塗りで行っています。
座席中央の文字柄入りの白地部分はサフ吹きの状態をそのまま残して表現しました。



今回初めての試みとして、背面テーブルの再現もしてみました。
Twitter上でよく見る作例を参考にさせていただいてます。
アクリル塗料で塗装したマステを切り出して貼り付けてみました。



状況的になかなか貸レにも行きづらいところではありますが
もう1本ぐらい完成したら走らせにいこうかなと考えてます。

それでは。

2020.01.02-04 尾道・福山建築めぐり(その2)

2020-05-28 01:33:21 | 旅行記(建築)


LOGの素晴らしい空間を体験した後、街に降りてお昼を簡単に済ませてから
尾道城を目指します。
一眼を入れたリュックを背負っての登り坂は
なかなか大変…。この日だけでも何度も上がったり下ったりを繰り返しました。
海岸から山裾までの距離がかなり短いのですが、そのため斜面もかなり急です。
坂の街、というよりも階段の街です(笑)



千光寺山を登って、ようやく尾道城にやって来ました。
もう310年近く前に閉鎖されたということですが、その割には状態はいい方なのでは?
しかし、近くで見るとその大きさに圧倒されますね。



よく見ると、ちゃんと木製の欄干もあります。
窓は腰までの嵌めごろし窓とスチールサッシの引き違い窓の組み合わせなので
一般的な天守閣のように外に出たりは出来なかったようです。
まぁ、元は博物館なんですもんね。



入り口には例の人形も残ってました(笑)



千光寺山を散策しながら尾道共楽園のそばにあるみはらし亭へ。
ここは元別荘建築の空き家をNPO法人がリノベーションし、カフェを併設するゲストハウスにしています。
その名の通り建物からの見晴らしは抜群!
尾道の街並みから尾道水道、そしてしまなみ海道の入口 尾道大橋も見えます。
夜景も最高でしょうね~今回はカフェ利用だけでしたが
今度は泊まってみたいです。





そしてもう一つのメインだったガウディハウスこと旧和泉家別邸。
外観からもわかるようになかなか複雑な平面•断面構成をしており
屋根もかなり特徴的。なんと地下室もあるのだとか…。
こちらも空き家になっていたものをNPO法人が買取り、保存しているようです。
こちらは常時開放はされていませんが外観だけでもこの密度は一見の価値ありですね。



尾道水道の見る夕日。



夕食を済ませてから再びLOGへ。夜はBAR利用で。
昼間は明るい空間でしたが、夜は照明の明るさも落としてかなり落ち着いた空間に。



瀬戸内レモンのジントニックとても美味しかった!
坂の往来で疲れはありましたが大満足の一日でした。

その3へと続く

2020.01.02-04 尾道・福山建築めぐり(その1)

2020-04-22 02:06:37 | 旅行記(建築)
新たなカテゴリーに「旅行記(建築)」を追加しました。
本業が建築関係ということで専門学校へ入学した2012年からこれまで
旅行といえば建築・芸術関係をメインにしたものが多くなりました。
特に社会人になり、少し仕事に慣れてきた2018年からは月一程度のペースで泊まりの旅行をしてきました。

正直なところ、こちらのブログ更新頻度が大きく開いてしまったのも興味やお金のかけ方がそちらへ向いていたからです。

今となって、あらためて鉄道模型を弄る時間や環境を作ることができたため
ブログやtwitterに投稿する機会も増えました。

このブログも鉄道趣味に絞っていこうと思っておりましたが
それでは更新頻度があまりにも少なく、内容の充実には程遠いこの現状をよろしくないと思いまして
これからは鉄道趣味以外をメインとした旅行記事も投稿しようと思います。

これまで、鉄道・鉄道模型関係のことに興味を持って記事を見に来てくださっていた方々には
少し目障りかも知れませんが
旅行にご興味がお有りでしたら、少し除いていただけると幸いです。

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2020.01.02

本年の年越しは地元で過ごしました。
大晦日・元旦は実家でゆっくりと過ごし、2日から2020年一発目の旅行へ出発です。
今回の目的地は以前から興味のあった尾道・福山。
ここ数年でかなり盛り上がってきた瀬戸内エリアでも人気のエリアです。



赤穂線→山陽本線乗り継ぎまして尾道へ。
以前、広島からの帰り道に通過したことはありましたが、降り立つのは初めてです。



ホームから見える「尾道歴史博物館」、通称:尾道城。
ながらく尾道駅北にある千光寺山にあり、シンボルのような建物だが
歴史的なものではなく(とはいえ60年近く前の建物ではある)、去年解体が決定しました。

解体決定の情報しかなかったので、訪問時形をとどめているか心配でしたが
なんとか残っていました。尾道城へは後ほど向かいます。



今回、尾道を訪れた最大の目的は「LOG」です。
尾道の千光寺山中腹にあるホテルで、かつての鉄筋コンクリート造のアパートを
インドの設計事務所、スタジオ・ムンバイがプロデュースしてリノベーションされました。



通路にあった壁手すりは取り払われ、かつての住戸部分が丸々オープンスペースとなっています。
壁が取り払われたことによって海と山側の中庭が繋がり、その間で瀬戸内の風を感じながらくつろぐことができます。
ホテルでありながら、敷地内は地元の方や観光客の集う公園のような場所で
建物内の随所に設けられたこの「余白」のスペースがなんとも良いです。







三が日なので、エントランスには鏡餅も(笑)



掻き落とし仕上げの土間の素朴さがなんとも心地いい・・・。
全体的にミニマムでありながら、柔らかさを感じるディテール。



トイレは白を基調とした、明るくシンプルな雰囲気。
壁床ともにそろえられたタイルが包み込んでくれるような安心感を感じる。

日本離れしたような、おおらかな空間。
しかし使われている色はどれも個性的でありながら、まるでこの土地に何年も前からあったかのような馴染み方。
実に不思議ですが、とても居心地のいい場所でした。

中には宿泊者以外も利用できるBAR&CAFFEもありますがそれは後ほど・・・

その2へ続く

TOMIX 281系

2020-04-19 16:55:15 | 鉄道模型:特急・急行列車


久々の投稿です(もうこの挨拶が当ブログの恒例となりつつあります)

2020年一発目の竣工はTOMIX・281系です。
twitterでは加工状況を記録がてらに画像をあげてましたが、こちらでは初登場です。

実車はすべてキティ化、増結用の271系は運行開始早々新型ウイルス感染症の煽りを受けて運用離脱と
何かと話題の絶えない形式ではあります。1994年登場ということはもう16年走り続けてるんですね~。



購入当初の状態。
公式HPに製品画像が載った時
誰しもがライトまわりを塗りたくなったんじゃないでしょうか(笑)
印象把握はばっちり! さすがTOMIXです!
複雑なテールランプやスカート周りもきれいにまとまってます。連結器の胴受は省略されていますがあとから何か付けましょうかね・・・。

近ヒネ HA605編成に仕立てました。
増結なしの6両、どノーマルな編成です。

まずは台車・床下機器の塗装から。



私事ではありますが、鉄道模型暦14年目にしてエアブラシを導入しました。
各所からエアブラシのすすめは受けていたのですが
なかなか踏み切れず・・・。
最近になって趣味の時間が確保しやすくなったため思い切って買っちゃいました。

案の定ですがエアブラシ、めちゃくちゃいいです!笑

エアブラシを導入したことで筆塗りではできなかった繊細な表現や、均一な仕上げができるようになりました。



床下機器の色は鉄道カラーのねずみ1号とMr.カラー35(明灰白色1)を3:4程度で混色したものです。
あくまで個人的な好みですが、成型品のグレーより少し明るめにしています。
洗浄後、ガイア・マルチプライマーで下地処理をしてます。
比較用に台車未塗装の227系を。



トイレタンクはRailroad Model Rさんのものを使用します。
こちらも台車同様下地処理→サフ吹き→調色グレーで仕上げてます。
3Dプリンターのおかげで立体成型のパーツが豊富になりましたよね。



個人的にかなり悩んだのがクーラーのFRPカバーの色について。
まだ確証はないのですが、照り返り具合などを見るとシルバー塗装がされているのかなと、個人的には結論付けました。
しかし本体とカバーで金属と樹脂の素材感の違いを出すために色を違えて塗装してます。





普通車の座席はシートパーツが別パーツ化されてますが
床も一体として塗装してます。サフ吹き→特徴的な黄色の枕カバー→座席下半分・床の茶色→上半分のベージュ塗装(これだけ筆塗り)の手順です。
グリーン車はシートパーツ一体方なので座席のみ筆塗り、マステで作った枕を貼り付けてます。



カーテンは当初エヌ小屋さんの汎用シールを使用予定でしたが
試しに自作したマステのカーテンが悪くなかったので、そのまま採用しました。
seriaのマスキングテープが無地の白色でなかなか使えます。
マステの表面をアルコールで拭き、タミヤアクリル塗料のダークグレーで塗装してます。
ピンセットで端から3分の1くらいのところをつまんで型をつけるだけのお手軽カーテン。
色も自由ですし、なんせ安い(笑)

ライト周りにはダークグレーで色入れ、前面のステップはメタリックシルバーで塗装してます。



残工事はスノープラウ取付、方向幕の貼付けを予定してます。
(パーツがまだ手配できてません)

281系は昔から好きな車輌だったので毎日眺めていても飽きません(笑)

くろしおは仕事で紀伊田辺・白浜へ行く際によく利用したんですが
はるかはまだ乗ったこと無いんですよね。
関西空港は何度か利用したことがあるんですけど、自宅からだとシャトルバスが圧倒的に便利なんです。

また9両編成の姿を見られることを願ってます。