新たなカテゴリーに「旅行記(建築)」を追加しました。
本業が建築関係ということで専門学校へ入学した2012年からこれまで
旅行といえば建築・芸術関係をメインにしたものが多くなりました。
特に社会人になり、少し仕事に慣れてきた2018年からは月一程度のペースで泊まりの旅行をしてきました。
正直なところ、こちらのブログ更新頻度が大きく開いてしまったのも興味やお金のかけ方がそちらへ向いていたからです。
今となって、あらためて鉄道模型を弄る時間や環境を作ることができたため
ブログやtwitterに投稿する機会も増えました。
このブログも鉄道趣味に絞っていこうと思っておりましたが
それでは更新頻度があまりにも少なく、内容の充実には程遠いこの現状をよろしくないと思いまして
これからは鉄道趣味以外をメインとした旅行記事も投稿しようと思います。
これまで、鉄道・鉄道模型関係のことに興味を持って記事を見に来てくださっていた方々には
少し目障りかも知れませんが
旅行にご興味がお有りでしたら、少し除いていただけると幸いです。
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2020.01.02
本年の年越しは地元で過ごしました。
大晦日・元旦は実家でゆっくりと過ごし、2日から2020年一発目の旅行へ出発です。
今回の目的地は以前から興味のあった尾道・福山。
ここ数年でかなり盛り上がってきた瀬戸内エリアでも人気のエリアです。
赤穂線→山陽本線乗り継ぎまして尾道へ。
以前、広島からの帰り道に通過したことはありましたが、降り立つのは初めてです。
ホームから見える「尾道歴史博物館」、通称:尾道城。
ながらく尾道駅北にある千光寺山にあり、シンボルのような建物だが
歴史的なものではなく(とはいえ60年近く前の建物ではある)、去年解体が決定しました。
解体決定の情報しかなかったので、訪問時形をとどめているか心配でしたが
なんとか残っていました。尾道城へは後ほど向かいます。
今回、尾道を訪れた最大の目的は「LOG」です。
尾道の千光寺山中腹にあるホテルで、かつての鉄筋コンクリート造のアパートを
インドの設計事務所、スタジオ・ムンバイがプロデュースしてリノベーションされました。
通路にあった壁手すりは取り払われ、かつての住戸部分が丸々オープンスペースとなっています。
壁が取り払われたことによって海と山側の中庭が繋がり、その間で瀬戸内の風を感じながらくつろぐことができます。
ホテルでありながら、敷地内は地元の方や観光客の集う公園のような場所で
建物内の随所に設けられたこの「余白」のスペースがなんとも良いです。
三が日なので、エントランスには鏡餅も(笑)
掻き落とし仕上げの土間の素朴さがなんとも心地いい・・・。
全体的にミニマムでありながら、柔らかさを感じるディテール。
トイレは白を基調とした、明るくシンプルな雰囲気。
壁床ともにそろえられたタイルが包み込んでくれるような安心感を感じる。
日本離れしたような、おおらかな空間。
しかし使われている色はどれも個性的でありながら、まるでこの土地に何年も前からあったかのような馴染み方。
実に不思議ですが、とても居心地のいい場所でした。
中には宿泊者以外も利用できるBAR&CAFFEもありますがそれは後ほど・・・
その2へ続く