正座と日本人 (The New Fifties)丁宗鐵 講談社このアイテムの詳細を見る |
※2009.4月刊
茶道を習う上で正座は避けられない。
そのせいか、出た直後から茶道愛好者の間では話題になっていた。
運良く図書館で借りて読むことができた。
正座が日本人独特の座り方だということや、
庶民層にまで一般化したのは明治になってからetc.
けっこー驚くことがいっぱい。
(明治になって、女子教育に茶道を取り入れた事とも関係がなきにもあらず~)
利休さんもお点前の時は正座していなかったということも意外。
(少庵さんは足が悪くて立て膝で点前していたのは知ってたけど)
正座を長くしていると、年をとった時に膝を悪くするという印象がある。
なんと、正座は肩凝りの要因にもなるらしい。
だけど、デメリットばかりではないことも知った。
姿勢がよくなるとか、眠い時に正座すると目が覚めるなど、
いい効果もあるそうだ。
自宅でついつい正座をして「やりすぎはよくない!」と自制気味だったけど、
これからはほどほどに正座もしよう。
★余談
図書館で借りたので、NDC(日本十進分類)がついていた。
383 ん? あまり馴染みがないなぁ。
300(社会科学)→380(風俗習慣・民族学)→383(衣食住の習俗)
ほー。民族学の分類かぁ。
ちなみに、近所の某大型書店では、茶道コーナーに平積みされていた。
茶道はNDCでは791。(芸術・美術→諸芸、娯楽→茶道)
主観は人それぞれ。
本の捉え方や主題の解釈は違うのかもしれない。
もっとも、単に分類には関係なくて、「茶道をやっている人は買いそう」という販売戦力なのだろう。
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