鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

2024-09-14 07:33:16 | 日記
昨晩は第2金曜日ということで堂平天文台の観望会ボランティアに行ってきました。
家を出るころは天気も良く青空でしたが、山の方には雲があります。
雷予報も出ていましたので、雨にならなければいいなと思いながらの出発でした。

現着のころには雲が広がり、微妙な状況です。
それでも参加者の来場に備えて観測室の屋根を開け、会場準備をします。

そのころから遠く山梨県との県境辺りからでしょうか、雷光が見えるようになってきました。
こちらに来なければいいなと思いながら、望遠鏡の設定を進めます。

残念なことに、ゆっくりですが雷雲が近づいているようです。
雷鳴も聞こえるようになってきました。

昨日はたまたまカメラを持参していました。
雷が光るのは瞬時ですから、手持ちでも撮影できるかもしれないと思い、
ピント無限遠、露光4秒で繰り返し良い空に向けてシャッターを切ってみます。
露光中に雷が光れば写るはずです。
200枚ほど露光した中で、運よく数カット雷光を撮影することができました。





初めのころは遠くで光っていましたので雷光も小さくしか写りませんでしたが
近づくにつれて広角レンズの画角からはみ出すようになってきました。

幸いにも落雷するような雷でなく、すべて雲中での雷光です。
下の方から上に向かって稲光が伸びる様子はなかなかそれで迫力があります。

というわけで、観望会は見事中止。
雨男の面目躍如といったところでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月だというのに

2024-09-09 18:39:36 | 天体写真
9月に入りました。
我が家でもそろそろ稲刈りが始まります。
というのに、毎日続くこの暑さ。
昨日もわが鳩山町はニュースにも登場する36℃。一体いつまで暑さは続くのでしょう。
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますからそこまでは我慢することにしましょう。

先週末、いつもの友人といつもの場所に撮影に行ってきました。
良い天気が続いていたのですが、週末に向けてやや下り坂という予報。
それでも久しぶりの撮影行にワクワクしながら出かけました。

明るいうちに現着し、望遠鏡を組立ます。
1時間ほど本を読んだりして、のんびりした気分で時間を過ごすことができました。

心配された天気も晴れたり曇ったりという状況で、天文学的な晴れ(快晴)とはいきませんでしたが
写真の撮影はなんとかできました。

今回は小型の赤道儀を持っていきましたので、写真レンズで主に星座を狙います。
途中、薄雲がかかったりで撮影を中断することもありましたが、
それなりに良い絵ができたと思います。



はくちょう座
50 mm F1.4 (絞りF2.8) NB1フィルター プロソフトン(A)フィルター
1分露光×8枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県藤岡市

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの撮影行

2024-08-05 20:00:09 | 天体写真
連日暑い日が続いています。
連日の猛暑日で体はぐったり。それ以上にやる気がぐったりです。
農作業も家の中の仕事も何も手が付かず。お陰様で畑の草は伸び放題、部屋は散らかりっぱなしです。

天気が安定しているのは良いですが、雨が降らないのは農家にとっては困ったもの。
本当は早く雨が欲しい。

ということで新月期の先週末になりますが、雨の心配もほぼほぼないということで、
避暑を兼ねて(?)撮影に出かけてきました。

いつもの場所はなぜか団体さんが入っていて使えず、少し離れた場所での撮影です。
この日は、予想はしていたのですが初め雲が多く、星がほとんど見えませんでした。
そんな時は同行の友人といつものようにとりとめのない話をして晴れ間が広がるのを待ちます。

そうこうしているうちに雲が切れ、星が見えるようになりました。
予定では夏の球状星団を撮影するつもりでしたが、時間も遅くすでに西の木の陰に隠れています。
仕方がありませんので、今まで撮影していなかった天体を星図を頼りにピックアップして望遠鏡を向けることにしました。

しばらくぶりの撮影で、導入に手間取ったりしましたが何とか2カット押さえることができました。


コクーン(まゆ)星雲
12.5 cm 屈折 直焦点 NB1フィルター
5分露光×8枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県藤岡市





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月10日のもう1枚

2024-06-10 08:45:25 | 天体写真
6月になりました。梅雨入り間近なのですがしばらく雨がありませんでした。
今日は久しぶりの雨です。

先日の撮影行でもう1カット処理していないのがありましたので、処理してアップします。
ヘラクレス座の球状星団M13です。

当日は春の銀河をいくつか撮る予定でした。
現着が遅くなったので南中近かったほうき星を先に撮影し、
あとから春の銀河を撮るように順番を変更したところ、
すでに目的の天体は西に傾いていました。
日没が遅くなっているので、春の天体もうかうかしていると撮影チャンスを逃しますね。
何度も繰り返すようですが天体は逃げないので来年また頑張りましょう。

ところで今回のM13、今まで何度となく撮影していますが、
今回はテレコンも入れず(というか忘れた)ほうき星を撮影したそのまままの状態での撮影です。
春の淡雲がありましたが、天頂近くで気流の状態も良かったのでしょう。
思いのほかよく写ってくれました。


M13
12.5cm 屈折 直焦点 Comet BP フィルター
90秒露光×12枚
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県横瀬町



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月10日のC/2023A3 ツーチンシャン・ATLAS彗星

2024-05-30 05:29:05 | 天体写真
ブログがひどく滞ってしまいました。
暖かくなって農作業が本格化したのと、4月から地区の役職に就いたため忙しくなっていたためです。
このため撮影に行くこともなく、ブログのネタも作れませんでした。
農作業はともかくとして、慣れない役職は困ったものです。
書類の準備や行事の実施などあれこれと気を使う仕事が多く、心のゆとりを失っていたんですね。

そんな中でも5月10日にいつもの友人と撮影に行ってきたのですが、画像の処理に手を付けていませんでした。
ようやく田植えも済み、地区の仕事も一段落しましたので、処理して画像をアップします。
今回は2人の都合から遠出をせず、県内の撮影地ということになりました。
狙いはこの秋大彗星になるかも、と予想されているツーチンシャンATLAS彗星です。

堂平天文台の観望会を終えてからでしたので現地到着は21時過ぎ、すでに友人はスタンバイ済みでした。
隣に入れてもらい、望遠鏡を組み立てます。
この日の彗星は太陽からの離角も大きく、高度も十分でした。
というわけで、慌てることもなく落ち着いて準備ができます。
光害の影響もあって露光時間は短くなりますが、いつものように枚数を稼いでSNを上げるようにしました。

撮影した5月上旬には、彗星は太陽からの距離が2.6AUほど。
見てのとおり小さいながらもしっかりした頭部と明るい尾を持っています。
大彗星になる兆しがあるように思います。
ただ、1975年のウエスト彗星ほど太陽に近づかないので大化けはしないでしょう。
それでも期待を持たせる姿です。


5月10日のツーチンシャンATLAS彗星 C/2023A3
12.5cm 屈折 直焦点 Comet BP フィルター
90秒露光×12枚
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県横瀬町

少しトリミングしてみました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする