噛み合わせ不正と顎関節症の改善 ブログ的掲示板

治療体験者の改善例を少しでも多くの人に知って貰う為のこのブログが、同じ症状で悩む患者様方の体調改善の一助となれば幸いです

●喉頭がんとは?

2006年01月16日 | ●がん
のどぼとけにあたる声帯付近にできるがんである。声帯に発生する声門がん、声門の上にできる声門上がん、声門の下にできる声門下がんに分けられる。60歳以上の人に多く、女性に比べ男性の方が圧倒的に発生率が高い。
『声門がん』:声門にガンができると、ごく早い段階で声がかれてくる。かれ声が1ヶ月以上続くときは声門ガンが疑われる。進行するとますます声がかれてきて、声が出なくなってしまうこともある。また、声門が狭くなると、喘鳴や呼吸困難が起こってくる。
『声門上がん』:声門の上にがんができると、声の異常はすぐには現れず、最初はのどの違和感や異物感があって、食べ物を飲み込むときに痛みを生じたりすることが多くなる。腫瘍が大きくなって声帯の振動に影響を与えるようになると、声がかれてくる。さらに増大し、気道をふさぐと呼吸困難に陥ることもある。
『声門下がん』:声門より下にガンができると、早期にはほとんど症状がなく、たまに咳や痰がでる程度である。しかし腫瘍が声帯に達すると、かれ声が起こり、腫瘍面が露出して潰瘍ができると、血痰が出ることがある。



喉頭がんのはっきりとした原因は分かっていないが、タバコを多く吸う人に多発するので、タバコと深い関係があるといわれている。
他には、声の出しすぎで声帯を酷使している人、ウイルスや細菌の感染によって起こる、などが挙げられる。


喉頭がんの予防としては、まずタバコを吸う人は禁煙する。そしてお酒を飲みすぎない、バランスのとれた食事をとる。仕事でよく声を出す人は、なるべく仕事以外では声帯を休ませる工夫も必要である。新鮮な空気のもとで、皮膚やからだを鍛えることも、気道粘膜の抵抗力の強化につながりる。室内の換気や湿気の調節など、環境にも配慮して、日ごろからのどをいたわるように心がけること。
また、早期発見のためには、自覚症状に敏感であることが重要である。声がかれる、のどが痛いなどの症状が長引く場合は、単なるカゼと思わず、必ず検査を受けるようにすることが大切である。
食事ではビタミンやカルシウム、繊維質・緑黄色野菜などを積極的に摂り、がんを抑える作用があるといわれる大豆食品(豆腐など)をたくさん摂るようにする。
また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも有効ながん予防策である。活性酸素を消去する物質としては体内で作り出される抗酸化酵素と食事等から摂取する抗酸化力のあるビタミンA(β―カロチン)・C・E・B群やポリフェノール、カロチノイド、イソフラボン、カテキンなどがある。