統合失調症ライフ

闘病生活8年目にして寛解を目指すあじーのブログ

椎名林檎「浴室」の一解釈[D]

2011-08-15 | 日記
[D] 
あんたが目の前で絶えて嗚咽を止められなかった
なんだか浮世の全てが恋しくて堪らなかった
あんな夢を見させないで


始めちゃったら書き終わらないと気持ち悪いので
サクサクいこうと思います。
お盆休みもなく働いていたけれど、
頭の中では常に浴室が回っておりました。

あんたが目の前で(命)絶えて、嗚咽を止められなかった

そして、

なんだか【何だか】
理由がなにかはわからないが。なぜか。何となく。なにやら。
(大辞林)

浮世の全てが恋しくて堪らなかったわけです。
浮世は憂き世とも言うから、
通常は離れたい場所ではないでしょうか。
でも、それを奪われた時もしくは奪われそうになった時に
はじめて恋しく想う。
浮世で大きなウエイトを占めているあんたが死んだために
浮世が恋しくなった、
もしくは、あんたが死んだために自分も浮世から離れよう
(死のう)と考える局面に立たされたため
恋しくなった(死にたくないと生に執着する自分を自覚した)。

現実ならばオオゴトですが、次のフレーズ
あんな夢を見させないで
で、上の二行は夢の話だったと分かるわけです。
あんたが死ぬ夢とは、
一番に出てきた茶店で落ちあう直前に見ていた夢と
同じ夢でしょう。

話が飛びますが、
うちの姉の旦那は、(今はそうじゃないらしいけれど)
昔はめちゃめちゃ浮気症だったそうです。
姉は何度泣いたか分からないらしい。
大分落ち着いた今でも、そのことが頭にあるから、
姉は浮気をされる夢を見てしまったのですね。

これをこの曲に置き換えるとどうでしょうか。
あんたが大人しくおだやかで
老後までの計画を立てているような男であれば、
あたしもこんな夢を見たりはしないでしょう。
このことから、あんたの、感情の起伏が激しく、
刹那的な人柄が見えてくるのではないでしょうか。

そして、そんなあんたは
云ったでしょ?「俺を殺して」
なんて考えるようなあたしと似合いの二人と感じるのです。

※追記
一番最初に思いついて書こうとしてたのを忘れてた!
夢は願望でもあるということです。
夢の中であんたが「死んだ」ということは、
あたしは心の一部ではあんたをそうしたいと思っている
ということではないでしょうか。
何によってあたしはそこまで思いつめているのか?
それは後段で!