一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(戸隠連峰 その1:戸隠山登頂 2014.9.12)

2014-09-14 14:57:51 | 山紀行(国内:アルプス等)
8月19日に24日間の北欧、ピレネートレッキング遠征から帰国後、天候が安定せず本格的な山行は見合わせていました。 ようやく、9月13日からの連休あたりから好天が続くとの予報で、戸隠連峰へ出かけてきました。 戸隠山(1905m)は高校1年の学校行事で登頂しており、私は気が進みませんでしたが、家内は“蟻ノ戸渡”を是非やってみたいとの強い希望で、今年の国内アルプスは三つばかり計画している中に入れておきました。 13日からの3連休は高速道路も山も超混雑のようで、前日の12日からの1泊2日とし、ついでに100名山である高妻山(2352.8m)も二日目に登頂することとしました。 尚、宿については戸隠村の越水地区の戸隠ロッジにお世話になりました。 ご主人はプロスキーヤーでスキーが縁で川崎から戸隠へ移り住まれたとのこと。 窓越しの戸隠連峰の絶景を眺めながら楽しいお話を伺うことができました。 
1. スケジュール
・9月12日:自宅発(3:30⇒中央高速・信州自動車道信濃町IC経由奥社入口(7:30)
      奥社入口(8:00)⇒戸隠山(10:50)⇒一不動(13:00)
      ⇒戸隠牧場(14:00)
・9月13日:戸隠ロッジ発(5:00)⇒車で戸隠牧場(5:30)⇒一不動(7:00)
      ⇒高妻山(9:50)⇒一不動(12:50)⇒戸隠牧場(14:00)
戸隠に来て戸隠蕎麦を味わう機会がないのではの危惧しましたが、何とか14時に下山
できましたので奥社近くの“蕎麦の実”という有名なお蕎麦屋さんで美味しいお蕎麦を
堪能しました。
山紀行(戸隠連峰 その2:高妻山登頂 2014.9.13)
山紀行(戸隠連峰 その3:戸隠連峰の高山植物 2014.9.12, 13)

2. 戸隠山(1905m)登頂
戸隠奥社入口駐車場です。 右は、有名な杉並木です。
 
奥社です。 地図ではここに水場があるとのことですが、チョロチョロしか出ていない手水しか見当たらず、ずいぶん時間をロスしてしまいました。 奥社下の右手に登山口があります。
 
トレールからの戸隠連峰の急峻な岩壁です。

ほどなく、急峻な鎖場が出てきました。 ここを過ぎると五十軒長屋です(昭文社地図では“間”ですが地元では“軒”となっています)。
 
10分程で百軒長屋につきます。 この直後から急峻な鎖場が連続します。 只、岩肌は小石状の突起があり、余り鎖に頼らずしっかりホールドできます(家内の三点支持も少しは様になっています)。
  
 
核心部の蟻ノ戸渡直前の最大の岩場“胸突岩”です。
 
胸突岩を登る家内です。 いよいよ、最難関の“蟻ノ戸渡”が見えてきました。
 
蟻ノ戸渡を這う家内です。 両端はスッパリと500mは切れ落ちておりとても立って歩けません。 50年前はこんなにゴツゴツしていなかったと記憶していましたが、這うにしても足場の確保がなかなか思うようにできず、少し焦りました。 ご覧のように幅は30~50cm程で、その後、宿オーナーや他トレッカーにお聞きしたところ、風化が進んで幅が細くなったようです。 そんな訳で、毎年、事故が発生しているそうです。 
 
八方睨からの蟻ノ戸渡の全貌です。 右は、戸隠山(1904m)山頂で、奥に明日登る100名山の高妻山(2352.8m)が良く見えます。
 
戸隠山から九頭竜山、一不動への稜線は右側がスッパリ切れ落ちた崖になっています。 下りで油断して駆けたりすると大事故につながります。 右は、屏風岩で柱状節理が見事です。

九頭竜山(1882.6m)の頂上で昼食をいただきました。 ここからも高妻山が良く見えます。
 
一不動の避難小屋です。 ここを使って、戸隠山、高妻山の縦走も可能です。 右は、20分程降りたところにある氷清水の湧水です。 ここで、1リットルのボトルに湧水をいただき帰宅してから美味しいコーヒーとお茶をいただきました。 この水場が戸隠連峰で唯一の水場です。
 
帯岩の不動滝です。 この脇に鎖場があります。 足場が濡れているので注意が必要ですが、ステップがかすかに切ってあるので、これを確認して下降すれば大丈夫です。 右は、滑滝の鎖場です。 暑いので滝の飛沫とマイナスイオンの気持ち良い下降です。
 
気持ちの良い自然林を行くと戸隠牧場に出ます。 ここで、牛の侵入防止柵をくぐり牧場経由で戸隠キャンプ場入口のバス停へ出ます。 ここから1時間に1本程度のバスで奥社入口へ戻りました(バス10分)。

 



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