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読書の森

『心あたりのある者は』から考える金の茶碗事件の真相

最近(4/11)、日本橋高島屋で展示中の金の茶碗が盗難事件がありましたね。
犯人は直ぐに見つかって昨日逮捕された。
これは防犯カメラのお陰であります。
時価1000万以上のこの茶碗は若い男が盗んで、180万円で売却したという事。

ここからが(私の疑問)問題なんですが、捜査本部がその店に確認したら、既に金の茶碗は無かったのです。勿論店側が隠蔽した訳ではない。
という事はたった3日の間で、その価値を知らなければ売値180万以上の茶碗が簡単に売れた事になります。

ニュース記事は、ここで高島屋側の警備体制、及び男の経済状態や生い立ちを問題にして追いかけてますが、私はこの茶碗が直ぐに売れた事が疑問なんです。

この茶碗は、単に純金(24金)という価値でなく、芸術家が心を込めて作成したもの。芸術的価値があるんです。
ここに私は「裏の犯人」の存在を考えてしまう。


という事で推理小説の読み直しをしてしまった。
非常にオーソドックスな攻め方の推理小説から学習したかったのです。

米澤穂信の『心あたりのあるものは』の犯人(?)の偽札を使用した高校生は、翌日匿名で謝罪文を店側に出してる、その為に警察署から学校に問い合わせがあってその時点で至急校内放送があった、訳です。
何故その高校生が偽札(一万円)を使ってしまい、即後悔して謝罪文を店に送ったか?
ここら辺から、主人公たちは筋道を追って推理してきます。

非常に学生らしい推理方法が気に入ったのですが、今どきの高校生が犯罪もどきの事をして絶対に犯人が特定出来ない場合、後悔したとしても、わざわざ謝罪文を書きますかね?

そこら辺が作者の昔気質を感じて嬉しかったのです。

これからが自分の迷推理。

犯人が金に困っていた、それは誰の目にも明らかである、30分あまりも会場をウロウロしたこの男に、間接的に、盗難衝動を起こさせる何か(誰か)があったとする。

その何か(誰か)は計画的にその茶碗を狙ってたとする、男の売却先を突き止めるのは簡単で、その店で然るべき金(勿論現金でしょうね)望む茶碗を入手した。
としたら?

という事でその店に売却先を確認して欲しいです。
ただし、あくまでも合法的に入手した訳ですから罪を問う事は出来ません。
と、暇で金の無い婆さんは考えてしまいました。


最近のオリジナル料理です。

材料は豚細切れ肉、ピーマン、キムチ漬け。
肉を酒と醤油で軽く味付けして、胡麻油で炒め、細切りピーマン、キムチを加えます。隠し味は砂糖少々。胡麻をふって出来上がりです。

割といけました。

追記:
お昼のニュースで迷推理と異なる事実が分かりました。犯人が売却した買取り店自身が転売したという事です。買い叩いてずっと高く売って儲けを得たと思いますが、、。
そのお店が「例の金の茶碗」と知っていたなら別の問題です。


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