※この記事はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
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【監督】鈴木清順
【主な登場人物】
竹久夢二:沢田研二
脇屋巴代:毬谷友子
彦乃:宮崎萬純
お葉:広田玲央名
鬼松:長谷川和彦
脇屋:原田芳雄
稲村御舟:坂東玉三郎
女将:大楠道代
例によって、映画を見ながらガリガリガリとメモ取ったんですが、今回、ストーリーがあまりにも
わかりづらく、まとめるのに大層時間が掛かってしまいました~。
おそらく筋道を追うというよりは感性で受け止めるタイプの作品だろうと思われますので、途中
ストーリーが解りにくいところもあると思います。
本人としては、いちおう ご覧になったことの無い方にもわかるようにと、書いた
つもりなんですが・・・・果たしてどうだか。 そこいら辺をご了承の上お読み下さいませ~。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
冒頭は、人ごみに紙風船舞う中から、夢二が出てきます。
銃を持って顔をピクピクさせ、いきなり緊迫したシーンですが、それは現実なのか夢なのか・・・・
事情がよくわかりませんが、どうやらある男ともめている事があってビクビクしてるらしいです。
このとき、キセルを取り出して吸うしぐさが自然で洒落ていて綺麗だった~。
で、女郎とお戯れの夢二先生なんですが、遊女(?)とのやりとりはまるで風来坊・・・かつ
ちょっと頭の弱い人みたいです。
夢「駆け落ちの手はずができていて、金沢の温泉で落ち合うことになっている。」
女「来るといいですね~。駆け落ちの人。」
恋人との駆け落ち計画を得意げに語るも、お女郎に軽くいなされています。
上のセリフも夢二は言い方が子供みたいで、何だか可笑しいのです。
駅のホームで柱をバシバシ叩いたり(手が男にしては繊細に見えました)、いわゆる変な人です。
・・・・で、へんな場所(廃屋)に移動して・・・・を始める二人。
廃屋の光景に夢二の絵画が交錯して、幻想的な映像が重なります。
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さて、夢二はどこかのお座敷で、さっき女郎に話していたお相手の彦乃と駆け落ち話をしてます。
彦乃役の宮崎ますみさんは、清楚なお嬢さん役が良く似合っていてとても美人です。
「熱は引いたのかい。」
とかいいながら、早々とヒコノの袖口から手を入れる夢二。そして、
彦「ワタクシ、今日はお話がしたい・・」
夢「声を殺しなさい。」(やる気)
彦「先生、名を惜しんで下さい。」
夢「・・・・・・」(不満げ)
彦「ねえ、なぜそう聞き分けが無いんです。」
とかのやり取りです。そして、
彦「あちらへ行ったらどんなにもいじめて頂戴。」
と言って、よよよ~と泣き崩れる彦乃~~~だはははは。・・・笑わせて頂きました。
いぢめる?いぢめる?ってwwwwwwwシマリスか!
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所変わって、湖畔にスーツ姿で佇む夢二。
どうやら駆け落ち先の金沢(パリ~に続きまた金沢です)に来たようです。
そして宿の縁側で茶を飲んでおります。
宿の女将は、昨日こちらに着いたばかりという夢二に
「人殺しがあったんですよ。山の向こう側で。」
と教えてくれます。
鬼松という殺人鬼が、自分の妻と、妻を寝取った男を殺して山に逃亡中らしいのです。
女将は年かさで面長なお顔ながら、キリッとしたなかなか知性的な美人です。
と、ここで映像は突如、湖でモーターボートに乗る女の姿に変わります!
夢二の絵が湖畔の風景と重なり、絵画の紅色が血を連想させ・・・・女の叫び声が上がります。
そしてボートの女は夢二に向かって「脇屋巴代です。」と名乗ります。
スミマセン・・・今、何がどうなってるんですか??
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観客の混乱をよそに、話はガンガン進みます。
次のシーンの場所は、その脇屋家のお屋敷です。会話のなかで夢二は巴代に
「あなたちっとも変わらない」
「社会の敵とか、新聞に出ておりましたわ。」
「竹久さん。嫌味が過ぎます。」
と言われておりますので、どうやらお知り合い・・・というか過去に何かあった仲のようです。
そして、鬼松に殺された男は巴代の夫で、湖で死体を捜していたという話を聞かされます。
何だか痴話げんかみたいな会話の応酬のあと、夢二はスケッチブックを取り出し巴代を追いかけます。
どうも巴代を描きたいらしい・・・・
ところでストーリーと関係ないんだけど、この巴代役の毬谷友子さんって、すっごくじゅりの
好みのタイプのような気がするわ・・・・
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さて、日にち変わって、またも巴代に詰め寄っている夢二。
アナタ彦乃と駆け落ちなんじゃないわけ??
まあ、あくまでモデルとしての巴代を求めているのでしょうが、何かえげつない。
「あなたを美しく描ける人は私しかいないんです!」
「わーーーーーーーー」
「これじゃ描けない~~~」
大声で騒ぎよってからにまるで駄々っ子です。どうやらヌードモデルをご所望のよう。そして
「ああっ、絶望~」 とわざとらしくよろけて気を引こうとしたり。と思いきや
「脱ぎなさいっ。」 と直球も投げてみたりと、とにかく食い下がります。
「あなたの絵は、下品です。」
襲い掛かろうという風情の夢二に巴代は言い放ちます。
そして、どこに隠していたのかなんと拳銃を取り出します。あ、あぶね~。そして巴代は
「覚悟を決めて下さい。」
と夢二を見据えて極妻のように凄むのでした。
そうそう、未亡人とはいえちょっと前まで人妻だったんですから。ナメられちゃ嫌ですよね~。
ヨリ戻すんなら覚悟しい!ってなもんです。
その後、拳銃に弾が入っていなかったと知ると、俺を試したのかと、ちょっと怒る夢二・・・
なぜか全裸になっております。そして唖然とする巴代に
「キャーっと言いたいんでしょ。」
と言い、(そりゃ言いそうになるよ)そしてついに「全裸ショック戦法」で巴代を脱がすことに
成功したのでした。なんて子供っぽいやり口なんだ・・・。
しかし、40過ぎても映画に出ると脱がされがちなじゅり。さすがです。
それはさておき、夢二は俄然創作意欲がわいた模様で、絵筆を持ち、かと思うとやおら咥えて
創作体制に入ります。
巴代は乱れた絵具の中で自ら腰紐を外し、その姿に夢二の作品が折り重なっていき、
創作シーンをイメージ化したような映像が流れていくのでした。
(非常に芸術的なシーンなのですが、貧困な描写でしかお伝えできず残念です(汗))
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さて、その後のある日、夢二は「ひ・こ・の。ひ・こ・の。」と歌いながら、ランランとスキップ
しています。(じゅりすごく可愛かった。)公衆電話で彦乃と話をするのです。
「父の監視が厳しくて行けない・・・」
「あたし、先生に抱かれて死にたい。」
とイマイチ駆け落ちする気があるのかあやしいながら、殺し文句は忘れぬ彦乃嬢です。
その後、夢二は山中で鬼松に遭遇します。鬼松は・・・ゴジ監督です!
そして、刑事と会って事件の噂話を聞いたあと、わざわざ鬼松に弁当の差し入れをしに行き、
「あんた、殺しそこなったんだろ。だから待ってるんだ。」
と、脇屋を本当に殺したのか探りを入れています。
前後して入る巴代とのシーンでも、
巴「アタシのそばにいて下さいな。」
夢「どうして金沢に来てしまったんだろう。」
巴「・・・・・」(何ですって?みたいな表情)
夢「帰る。」
巴「あたしたちのことは嘘だったんですか。」
夢「帰るっ!」
関係が復活して、夢二に入れ込んできている巴代に対し、夢二の方は脇屋(夫)が気になって
弱気になってる感じです。
しかし「帰るっ!」って・・・・子供かよ(笑)
・・・・ホントにしょうもない男で憎めなくてかわいいじゅり、じゃなくて夢二です。
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宿に帰ってくると来客があり、お葉がきていました。
夢「何だ、お前か。」
葉「彦乃さんではなくて、あいすいません。」
葉「だって、彦乃さんの使いですもん。」
葉「彦乃さん血を吐いたんです。」
といって手紙を渡します。
広田玲央名かわいい。ちょっと擦れてて、でも才気を感じさせる女性を好演してます。彦乃のことを
葉「あんなに綺麗になっちゃったら、死ぬしかないんじゃないかしら。」
と笑う所など、不敵でグッとくるようなオーラが出てます。
それで夢二と二人、大酒をくらって花札あそび。
このお葉、他の画家(伊藤晴雨)のモデルをやっていたが、飛び出してきてしまったので夢二に
乗り換えたいということらしい。
「ダメだ。お前の体は晴雨の責め絵そのものだ。」
「夢二の体に作り変えるのは大変だよ。」
などという夢二。責め絵そのものの体ってどんな体よ?
モデルというのはそういうものなんですか~?
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さて、ここらへんで回想シーンとして、花嫁の白無垢姿をスケッチする夢二の姿が映し出されます。
花嫁は脇屋巴代のようです。すると夢二は白無垢の片袖を破きます。何してんの~~
どうやらこのシーンは、以前巴代の婚礼のときに夢二が花嫁の絵を描き、そこで恋愛関係が
あったことを示唆しているようです。
ここまでの話をまとめてみると、
・夢二は彦乃と駆け落ちすべく先に金沢の温泉にやって来て、脇屋巴代と遭遇した。
・鬼松という男が、自分の妻と、妻を寝取った脇屋(巴代の夫)を殺して山に逃亡中。
・殺された脇屋の妻巴代は、毎日ボートに乗って夫の死体を探している。
・夢二は脇屋および妻の巴代と以前から知り合いであった。
・夢二と巴代は、以前恋仲にあり、巴代の婚礼衣装の片袖を夢二が持っている。
というようなことが解ってきましたが、まだまだ不可解です。
夢二、彦乃、巴代、脇屋、鬼松、お葉・・・・そしてこれからどうなるの??というところで、
ちょっと展開があります。後半はその辺りから~
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※②へ続く
(話ダルイですよね・・・これ以上うまくまとめられなくてゴメンなさい)
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【監督】鈴木清順
【主な登場人物】
竹久夢二:沢田研二
脇屋巴代:毬谷友子
彦乃:宮崎萬純
お葉:広田玲央名
鬼松:長谷川和彦
脇屋:原田芳雄
稲村御舟:坂東玉三郎
女将:大楠道代
例によって、映画を見ながらガリガリガリとメモ取ったんですが、今回、ストーリーがあまりにも
わかりづらく、まとめるのに大層時間が掛かってしまいました~。
おそらく筋道を追うというよりは感性で受け止めるタイプの作品だろうと思われますので、途中
ストーリーが解りにくいところもあると思います。
本人としては、いちおう ご覧になったことの無い方にもわかるようにと、書いた
つもりなんですが・・・・果たしてどうだか。 そこいら辺をご了承の上お読み下さいませ~。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
冒頭は、人ごみに紙風船舞う中から、夢二が出てきます。
銃を持って顔をピクピクさせ、いきなり緊迫したシーンですが、それは現実なのか夢なのか・・・・
事情がよくわかりませんが、どうやらある男ともめている事があってビクビクしてるらしいです。
このとき、キセルを取り出して吸うしぐさが自然で洒落ていて綺麗だった~。
で、女郎とお戯れの夢二先生なんですが、遊女(?)とのやりとりはまるで風来坊・・・かつ
ちょっと頭の弱い人みたいです。
夢「駆け落ちの手はずができていて、金沢の温泉で落ち合うことになっている。」
女「来るといいですね~。駆け落ちの人。」
恋人との駆け落ち計画を得意げに語るも、お女郎に軽くいなされています。
上のセリフも夢二は言い方が子供みたいで、何だか可笑しいのです。
駅のホームで柱をバシバシ叩いたり(手が男にしては繊細に見えました)、いわゆる変な人です。
・・・・で、へんな場所(廃屋)に移動して・・・・を始める二人。
廃屋の光景に夢二の絵画が交錯して、幻想的な映像が重なります。
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さて、夢二はどこかのお座敷で、さっき女郎に話していたお相手の彦乃と駆け落ち話をしてます。
彦乃役の宮崎ますみさんは、清楚なお嬢さん役が良く似合っていてとても美人です。
「熱は引いたのかい。」
とかいいながら、早々とヒコノの袖口から手を入れる夢二。そして、
彦「ワタクシ、今日はお話がしたい・・」
夢「声を殺しなさい。」(やる気)
彦「先生、名を惜しんで下さい。」
夢「・・・・・・」(不満げ)
彦「ねえ、なぜそう聞き分けが無いんです。」
とかのやり取りです。そして、
彦「あちらへ行ったらどんなにもいじめて頂戴。」
と言って、よよよ~と泣き崩れる彦乃~~~だはははは。・・・笑わせて頂きました。
いぢめる?いぢめる?ってwwwwwwwシマリスか!
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所変わって、湖畔にスーツ姿で佇む夢二。
どうやら駆け落ち先の金沢(パリ~に続きまた金沢です)に来たようです。
そして宿の縁側で茶を飲んでおります。
宿の女将は、昨日こちらに着いたばかりという夢二に
「人殺しがあったんですよ。山の向こう側で。」
と教えてくれます。
鬼松という殺人鬼が、自分の妻と、妻を寝取った男を殺して山に逃亡中らしいのです。
女将は年かさで面長なお顔ながら、キリッとしたなかなか知性的な美人です。
と、ここで映像は突如、湖でモーターボートに乗る女の姿に変わります!
夢二の絵が湖畔の風景と重なり、絵画の紅色が血を連想させ・・・・女の叫び声が上がります。
そしてボートの女は夢二に向かって「脇屋巴代です。」と名乗ります。
スミマセン・・・今、何がどうなってるんですか??
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観客の混乱をよそに、話はガンガン進みます。
次のシーンの場所は、その脇屋家のお屋敷です。会話のなかで夢二は巴代に
「あなたちっとも変わらない」
「社会の敵とか、新聞に出ておりましたわ。」
「竹久さん。嫌味が過ぎます。」
と言われておりますので、どうやらお知り合い・・・というか過去に何かあった仲のようです。
そして、鬼松に殺された男は巴代の夫で、湖で死体を捜していたという話を聞かされます。
何だか痴話げんかみたいな会話の応酬のあと、夢二はスケッチブックを取り出し巴代を追いかけます。
どうも巴代を描きたいらしい・・・・
ところでストーリーと関係ないんだけど、この巴代役の毬谷友子さんって、すっごくじゅりの
好みのタイプのような気がするわ・・・・
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さて、日にち変わって、またも巴代に詰め寄っている夢二。
アナタ彦乃と駆け落ちなんじゃないわけ??
まあ、あくまでモデルとしての巴代を求めているのでしょうが、何かえげつない。
「あなたを美しく描ける人は私しかいないんです!」
「わーーーーーーーー」
「これじゃ描けない~~~」
大声で騒ぎよってからにまるで駄々っ子です。どうやらヌードモデルをご所望のよう。そして
「ああっ、絶望~」 とわざとらしくよろけて気を引こうとしたり。と思いきや
「脱ぎなさいっ。」 と直球も投げてみたりと、とにかく食い下がります。
「あなたの絵は、下品です。」
襲い掛かろうという風情の夢二に巴代は言い放ちます。
そして、どこに隠していたのかなんと拳銃を取り出します。あ、あぶね~。そして巴代は
「覚悟を決めて下さい。」
と夢二を見据えて極妻のように凄むのでした。
そうそう、未亡人とはいえちょっと前まで人妻だったんですから。ナメられちゃ嫌ですよね~。
ヨリ戻すんなら覚悟しい!ってなもんです。
その後、拳銃に弾が入っていなかったと知ると、俺を試したのかと、ちょっと怒る夢二・・・
なぜか全裸になっております。そして唖然とする巴代に
「キャーっと言いたいんでしょ。」
と言い、(そりゃ言いそうになるよ)そしてついに「全裸ショック戦法」で巴代を脱がすことに
成功したのでした。なんて子供っぽいやり口なんだ・・・。
しかし、40過ぎても映画に出ると脱がされがちなじゅり。さすがです。
それはさておき、夢二は俄然創作意欲がわいた模様で、絵筆を持ち、かと思うとやおら咥えて
創作体制に入ります。
巴代は乱れた絵具の中で自ら腰紐を外し、その姿に夢二の作品が折り重なっていき、
創作シーンをイメージ化したような映像が流れていくのでした。
(非常に芸術的なシーンなのですが、貧困な描写でしかお伝えできず残念です(汗))
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さて、その後のある日、夢二は「ひ・こ・の。ひ・こ・の。」と歌いながら、ランランとスキップ
しています。(じゅりすごく可愛かった。)公衆電話で彦乃と話をするのです。
「父の監視が厳しくて行けない・・・」
「あたし、先生に抱かれて死にたい。」
とイマイチ駆け落ちする気があるのかあやしいながら、殺し文句は忘れぬ彦乃嬢です。
その後、夢二は山中で鬼松に遭遇します。鬼松は・・・ゴジ監督です!
そして、刑事と会って事件の噂話を聞いたあと、わざわざ鬼松に弁当の差し入れをしに行き、
「あんた、殺しそこなったんだろ。だから待ってるんだ。」
と、脇屋を本当に殺したのか探りを入れています。
前後して入る巴代とのシーンでも、
巴「アタシのそばにいて下さいな。」
夢「どうして金沢に来てしまったんだろう。」
巴「・・・・・」(何ですって?みたいな表情)
夢「帰る。」
巴「あたしたちのことは嘘だったんですか。」
夢「帰るっ!」
関係が復活して、夢二に入れ込んできている巴代に対し、夢二の方は脇屋(夫)が気になって
弱気になってる感じです。
しかし「帰るっ!」って・・・・子供かよ(笑)
・・・・ホントにしょうもない男で憎めなくてかわいいじゅり、じゃなくて夢二です。
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宿に帰ってくると来客があり、お葉がきていました。
夢「何だ、お前か。」
葉「彦乃さんではなくて、あいすいません。」
葉「だって、彦乃さんの使いですもん。」
葉「彦乃さん血を吐いたんです。」
といって手紙を渡します。
広田玲央名かわいい。ちょっと擦れてて、でも才気を感じさせる女性を好演してます。彦乃のことを
葉「あんなに綺麗になっちゃったら、死ぬしかないんじゃないかしら。」
と笑う所など、不敵でグッとくるようなオーラが出てます。
それで夢二と二人、大酒をくらって花札あそび。
このお葉、他の画家(伊藤晴雨)のモデルをやっていたが、飛び出してきてしまったので夢二に
乗り換えたいということらしい。
「ダメだ。お前の体は晴雨の責め絵そのものだ。」
「夢二の体に作り変えるのは大変だよ。」
などという夢二。責め絵そのものの体ってどんな体よ?
モデルというのはそういうものなんですか~?
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さて、ここらへんで回想シーンとして、花嫁の白無垢姿をスケッチする夢二の姿が映し出されます。
花嫁は脇屋巴代のようです。すると夢二は白無垢の片袖を破きます。何してんの~~
どうやらこのシーンは、以前巴代の婚礼のときに夢二が花嫁の絵を描き、そこで恋愛関係が
あったことを示唆しているようです。
ここまでの話をまとめてみると、
・夢二は彦乃と駆け落ちすべく先に金沢の温泉にやって来て、脇屋巴代と遭遇した。
・鬼松という男が、自分の妻と、妻を寝取った脇屋(巴代の夫)を殺して山に逃亡中。
・殺された脇屋の妻巴代は、毎日ボートに乗って夫の死体を探している。
・夢二は脇屋および妻の巴代と以前から知り合いであった。
・夢二と巴代は、以前恋仲にあり、巴代の婚礼衣装の片袖を夢二が持っている。
というようなことが解ってきましたが、まだまだ不可解です。
夢二、彦乃、巴代、脇屋、鬼松、お葉・・・・そしてこれからどうなるの??というところで、
ちょっと展開があります。後半はその辺りから~
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※②へ続く
(話ダルイですよね・・・これ以上うまくまとめられなくてゴメンなさい)