さくらは海外一人旅が好きである。
とても社交的なので、すぐに現地でお友達ができる。
そしてその関係は殆ど全て今も続いてるし、お互いに行き来をしたりもする、本当に友人関係を成立・継続している
パリに一人旅に行った時のこと・・・。
さくらはホテルのコンシェルジェ(外国ではステイタスが高いそうで信用度は大!)と、とても仲良しだった。
毎晩ホテルに帰ると、彼にその日の出来事を話していた。
ある日の夜中、さくらがホテルに戻ると、コンシェルジェと仲良く話している
少年二人がいた。
彼は地元の高校生で、宅配だかなんかのバイトでこのホテルに出入りし、
コンシェルジェととても仲良しになったのだそう。
しばらく3人でフロントで雑談で盛り上がってた(なんせ夜中だから)後に、
「街を案内するよ」と彼。
夜中の3時に、地元の高校生と街をふらつくのも悪くない。
コンシェルジェととても仲良しだし、直感で信用できたので、3人で繰り出した。
でも・・・彼らのセレクトが悪かったのか、時期的な関係なのか、入ろうとしたお店は
殆ど閉まっていた。
石畳のある小道を歩いたり、ショートカットらしき、ビルの合間を無理やり通ったりし続けて・・
少し道端で休憩モードになった。
高校生の片方がトイレか何かでその場を離れたとき、もう片方が
「you are Very beautiful」と、優しく抱き締め、・・
そしてKISSをした。
外套に照らされた、パリの広い雨上がりの道路沿いで、時々静かに車が通り過ぎる。
静寂さに神聖なものに似た気持ちを覚え、少しウットリする。
当時さくらは大学出て、既にOL。相手は15歳の少年。
・・・たまにはそんなのも悪くない。
と言いつつ、
彼はその後、さくらの部屋に入りたがったけど・・・・
それは断固として断ったさくらなのでした
なんでって?
だって、コンシェルジェ(今も連絡を取っているし、その後も良い友人である)に知られたら、軽蔑されちゃいそうだし、
彼は可愛かったけど、さすがに、翌日朝が帰国というタイミングで、
会って数時間の少年とHしてしまうようなこと、
さくらにはムリ
・・・でも、そんなこと言いながら正直、帰りの飛行機の中や、帰国後、寝る時などに思い出し、ちょっと切なくなってしまったけど・・・。
乙女ゴコロは複雑です
~もしかしたら気になっていた方のために補足~
さくらは英語以外に、フランス語もカタコトだけど、OKなのです