Lab時々Border

ドッグランオーナーの独り言

子犬の販売に際し思う事

2021年03月16日 | ささやき

子犬販売に関しての当店のスタンスをお知らせしたいと思います。

当店は一般のペットショップと同様な販売の仕方はしておりません。
販売する子犬は当店で育てられている犬達から産まれた子犬達か優良ブリーダー様の優秀な繁殖犬から産まれた子犬達になります。
いずれも、愛情を持って大切に育てられている犬達が最良なブリーディングを考慮した上で産まれてきた大事な子犬達です。
その子犬達が幸せな犬生を送って貰いたいのは勿論のこと子犬を迎えられたお客様にもハッピーになって頂きたいとの思いから一定の条件を
ご理解した上でお客様と十分お話をさせて頂きたいと思います。

条件に当てはまらない場合や飼育環境、状況等を考慮した上で販売をお断りさせて頂く事があります。ご了承お願いいたします。

子犬を迎えるにあたり、目の前の子犬だけを見てただ可愛いいとの衝動的な気持で迎えるのではなく子犬の一生を十数年家族として暮らして行く責任と覚悟を持って決めて頂けたらと思います。
犬を飼う手間や面倒、責任の重さを抱えきれないと少しでも思った場合に「犬を飼わない」という選択をするのも犬への愛情だと思います。

最後になりますが、可愛いくて「抱いてみますか」とその気になり子犬を迎える前に目の前のその子犬の親犬の事を少し
考えてみてはどうでしょうか。
想像してください。調べてみてください。親犬はどんな犬で、どんな環境で暮していて、どうやって子犬達を産んだのかを。


頭の片隅に 後編

2012年07月31日 | ささやき
術後丸二日が経とうとしていますが「テツ」は少し辛そうで呼吸も少し荒いですが元気です。

今回、経験したことをこれを見ている方達の頭の片隅に少しでも残ってくれたら
助けられる命があるかもしれないと思い、滅多に更新しないブログですが2編に渡り書く事にしました。

「胃捻転」は処置のスピードがまず運命の分かれ道です。チョット様子をみていたら命取りになります。
「胃捻転」はなぜか夜になることが多いらしいです。夜なんて病院もやってないから様子見ようとなりがちです。
普段から夜に対応してくれる病院を見つけておいたほうがもしものためにいいですね。
私は病気の事に特別詳しいわけでもなく、以前に「胃捻転」を経験したわけでもなく、たまたま「ヤバイ」と
感じられただけでそれも「テツ」だったから感じられただけの偶然だったと思っています。
「胃捻転」の原因として食後すぐ激しい運動をするとなりやすいと言われています。(それぐらいは私も知ってます)
他にも、食後大量に水を飲むだとか、空気を含みながら早食いするだとかが言われていますがはっきりした
原因はわからないそうです。
「テツ」はとても穏やかな犬でその日も食後特に変わった様子はありませんでした。もちろん食後に激しく動き
回ることなんてありえません。しいていえば普段から早食いではありました。でもその日が特別早く食べていた
訳ではありません。
まず、様子が変だったのは「吐く仕草をしてヨダレみたいなものを少量吐いたこと」でもこれが「テツ」で
なければ、「木の枝とかの異物を食べて引っかかってるんだろう」位にしか思わず様子を見ようとなっていたと
思います。それに「テツ」は以前、心臓疾患から腹水がたまりお腹がパンパンになったことがあるのでお腹は
注意して見ていたので腫れにすぐ気がつくことができました。この腫れは胃がねじれて空気やガスがお腹に溜る
ことで起きます。
「食後吐く仕草をしてヨダレの様なものしか出ない」食後なら通常、食べたものが少しは出るはずです。
「ウエスト辺りの腫れ」日頃から注意してみてないとかなり腫れてからじゃないと気がつかないかも、太っていれば
尚更気がつくのがおそくなると思います。この2点がポイントですね。

しかし、原因がはっきりしないしセオリー通りの食後激しい運動をしなくてもなってしまうしねじれ方の状態に
よっては早い処置であってもダメみたいだし、ねじれてる時間が長いと他の臓器が壊死してダメだったり、ねじれを
戻すことによって、血管中に溜まった乳酸等の毒素が体に周りダメだったりするそうです。
原因がはっきりしない以上、どの犬にもなる可能性があります。特に大型犬で胸が深い犬は注意が必要です。
アメリカ辺りでは犬の死亡率で高いのが、ガンの次に「胃捻転」だそうです。
いったいどうすりゃいいだって感じですね・・・
病気と言うよりは事故のような物ですが、何れにしても素早い処置が生命を分けるカギになりますので
大型犬と暮らしてる方は特に頭の片隅にでも置いといてくれたら幸いです。

この頃、暑いのでお腹剃って涼しいかも・・・

頭の片隅に

2012年07月31日 | ささやき
7月29日
当店スタッフの「テツ」が胃捻転を起こし、札幌夜間動物病院にて緊急手術を行い
一命を取り留めました。

詳しい状況を説明すると、犬達に夕食(19:30頃)与え30分程した頃、「テツ」がウンチをして
少しすると吐く仕草をしました。出たものは少量の唾液のようなヨダレの様なものでした。それから、何度か
吐く仕草をしますが同じような状況。普段でも水を吐いたりすることはあるので「またいつものか」とも
思いましたが、回数が多いので「何か異物を飲み込んで吐けないのか?」とも思いました。
次第に「テツ」自身も落ち着かない様子で室内を歩き回っていました。しかし、それ程苦しそうな様子では
ありませんでした。すると今度は歩き回りながら、ウンチを少量漏らしていました。
吐く仕草をしてヨダレみたいなものしか出ないから、食道に何か詰まったか、胃捻転、腸捻転か?と思い
これは、ヤバイと感じました。
掛かり付けの病院にTELするも留守電状態。近所の病院も同じ状況で(この時20:20頃)夜間病院に
TELしたが診察時間が21時からのためここも留守電。「テツ」を見るとウエスト辺りが膨らんできていて
触ると嫌がる状況でした。これは絶対!胃捻転と確信してTELは通じなかったが、夜間動物病院まで 
家から30分は軽くかかるので「テツ」を乗せて家を出ました。(20:30頃)
21:00病院到着。腹部が腫れてきたと告げると即レントゲン。診断はやはり「胃捻転」
開腹して胃を元の状態に戻さなければいけないが、費用が高額になるがどうしますか?と聞かれたが
朝まで持つわけないので即答で手術をお願いしました。ねじれてからの時間が短いから軽度の状況だと
思われるが開いて見ないと他臓器への損傷状態はわからないと告げられた。
手術時間約1時間半程で終了。幸い他臓器の壊死等も認められず大丈夫だろうと・・・
朝まで入院して総額約24万円を支払い翌朝、掛り付けの病院にいくことに。
翌朝、迎えに行くと「テツ」は普通に歩いて、外でオシッコしてました。掛り付けの病院に着くと
いつもの様に院内へ歩いて入っていきました。そこで、色々先生に聞いてきましたが、胃を元の状態に
戻しても、これで「もう大丈夫」とはならないようです。色んな状況があるようですがこの時も
「術後10時間も経っているから大丈夫でしょう」ということで断言はしてくれません・・・
ポチたまの「まさおくんの息子、だいすけ君」も胃捻転で手術した後に死んじゃいましたよね・・・
術後の予後は生存率15~60%程らしいです。近頃はもっと高くなってるという説もありますが・・・
それで、ねじれてからどれくらいの時間で元に戻せば助かるのかを聞いてみましたがケースバイケースで
なんとも言えないらしいです。ねじれ方も様々なのでぐるんと一回転して、肝臓に血流が止まれば30分以内で
元に戻してもすぐ死んじゃうよなんて恐ろしいことを言ってました。
つづく・・・

社員研修inニセコ

2012年07月02日 | ささやき
6月29日と30日の2日間、お休みを頂き社員達の日頃の慰労もかねて
ニセコの犬に関わる事業所へ研修に行ってきました。

ライズちゃん・アクアちゃんも同行してワンコ8頭、人3名を車に詰め込み
ニセコへ向け出発!!

今回のルートは小樽から赤井川を抜け山を突っ切って倶知安へ抜けるルートを選択。
途中、麦輪小樽でべーグル買ってキロロの手前の山中牧場でソフトクリーム試験購入。

山を突っ切ったら、羊蹄山が見えて来ました。意外と早いぞこのルート。

着きました。本日の研修先。犬と泊まれるペンション「Field Merry」さんです。
ゆっくり走って寄り道して2時間半位でしょうか。


先ずは併設しているドックランの状態を確認!

程なくして、遅れて同行犬のウインクちゃんも到着!

「あいどっぐらん」社員一同です。普段は揃うことがまずないのでご紹介。
左からKEN・つぼみ・ユキ・ハル・あい社長・テツです。

はしゃぎすぎました・・・

夜は豪華なディナーをいただきました。

やっぱりコイツは、はしゃぎすぎた様です・・・

翌日
犬と一緒に川下りが出来る「遊河」さんにお世話になり
こんなに沢山犬が乗ってもボートが沈まないか検証していきます。


出発! うなだれてるのが何名か居ますが・・・

犬でパンパンです。こんなに乗ったのは初めてだそうです。


途中、中洲に降り陸上チームと水中チームに分かれ様子を確認!




水鳥を何羽も回収することができました。

中洲の状態は、とても良い様です。

帰路に着きます。
まだまだ調査不足と、あい社長を筆頭に訴えるメンバーがいる反面
船酔気味のお二人・・・

調査の結果、人は無理だが犬ならもう一頭乗れそうな事がわかりました。
メンバーが揃い次第、挑戦したいと思います。

以上、とても有意義な研修でした。
またの機会に違う、シチュエーションで研修を行なって行きたいと思います。
皆さん、ご苦労様でした。

お休みさせて頂きまして、ありがとうございました。


2月22日

2012年02月22日 | ささやき
今日は2月22日の2並びで、ニャンニャンニャンでニャンコの日だそうです。
ウチにはニャンコも居るので関係ありますが、ウチにとってはもっと特別(ニャン達ゴメン)
な日なのです。今日は「テツ」がウチに来て丸4年目でそして勝手に決めた誕生日です。

「テツ」は4年前、私が会社をズル遅刻して動物管理センターから引き取って来たワンです。
動物管理センターに行くのはその時が2度目で今の仕事をやると決めたときに、
たった一頭だけかもしれないけど不幸なワンコを助けてあげようとそれもLabでと
決めていました。一度目は希望者多数で抽選でハズレてしまいました。「テツ」のときは
他にチョコラブも居ました。実は私はこのチョコラブを希望して管理センターに行っていました。

私の他に希望者はもうひと家族居て「テツ」には希望者はありませんでした。
そのチョコラブは訓練も入っている様で管理センターの職員さんが「オシッコしてこい!」と
言うとノーリードで外へ行き、用をたし「コイ!」と言うとピューと戻ってきました。
毛並みも綺麗で美しく、均整のとれた体型で、今まで見たこともないお高そうな革のチョーク
カラーをしていて、とても大事に可愛がられていた様に見え、とても捨てられた子には
見えませんでした。一方、「テツ」とはいうと毛並みは悪く、薄汚く、太り気味で、
時代遅れの革製の幅の広いチャンピオンベルトの様な汚い赤いカラーを付けていました。
第一印象は余り大事には飼われてなかったのかなって感じでしたが、私が撫ぜてやると
前足をバタバタさせてとっても喜んでいました。(今でも嬉しいときはよくやります)
いよいよチョコラブちゃんの抽選を前にして、一方の家族の人が「去年、亡くなった子に
この子、そっくりなんです」なんて言うもんだから、お人好しの私は「じゃあ、どうぞ」と
チョコラブちゃんを譲ってしまいました。私はまた、縁が無かったなと思い
一度は管理センターを後にして車に乗り込みました。
ですが、なかなか車を発進させることができずにいました。
それは、もう一頭の薄汚い黒ラブがどうも気になったからです。
なぜ、迷っていたのかというと、チョコラブちゃんはメスで黒ラブはオスでしかも未去勢
だったからです。その時のウチのワンズは3頭で全てメス。そして、大問題危犬が一頭居る
もんだから、訓練士さんからも「絶対にオスを入れちゃダメ」と言われていました。
だけど他に引き取りを希望する人も来てないし、「これも何かの縁かな」と決めつけて
連れて帰ることにしました。
「このリードもこの子に付いていました」と職員さんから真新しいよくそこら辺で売ってる
ロープ状のリードを渡され、それを付けて車まで歩いて行きました。
「テツ」は全く引っ張りもせず、しかし嬉しそうに歩いて車にもすんなりと乗り込みました。

つづく・・・・ かも・・・