わんこちゃんの お花屋さん

わんこちゃんと飼い主さんが癒されるフラワーアレンジメント、ご注文承り中。近日HP開設予定

第11話 またですか?お客様!

2011年02月28日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。
その、お客様の、お話。


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わんこちゃんのお花屋さん 只今 開店準備中



ムーティーちゃんのママへ
コメントありがとうございました!
嬉しかったです!
また、ぜひぜひ、ご一緒させてくださいね!
     わんこちゃんの お花屋さん 店主


2011/02/27
第11話 またですか?お客様!

何だか、変わったお花が
お好きみたいで、
いつも、こうなんです。

深ぁい、紫のカーネーションは、ありますか?
紫色の薔薇、ありますか?
黒いクリスマスローズありますか?

黒のクリスマスローズは、
確かに入荷しました。
とびきり、素敵な黒がちょっとだけ!

でも、入荷してすぐ、
私が買ってしまいました。

ごめんなさい。

私だって、好きなんです。

レアなお花で、みごとに美しく咲いてたりすると。
もう、だめ。

特に、黒い花が秘かに大好きだったりするんです。
ついでに、黒竜(竜の髭の黒いの)なんかも好き。



だから、お花屋さんになったんだもの。

ちなみに、ごく最近購入したのは、
うちのお店以外で、
黒い花のパンジーとビオラを買いました。


なんでも、紫色が究極まで濃くなったものだとか。
決して、黒ではありませんが、素敵なんです。
(写真は、パンジー。写真だと、ちょい、キモイかも。薄い紙が焼け焦げたよーな花びら………)


何だか、この世のものじゃないような、
怪しげな魅力に、とり付かれるようにして、
ついつい、黒を買ってしまうのです。

で、お話は戻って、
S様(変わったもの好きのお客様)が来店されると、
スタッフはみんな、興味しんしん。

今日は、何を探しにきたのかなーって。

だけど、みんな決まって
見て見ぬ振りをするので、
いつも、私がS様の動向を見守ります。

今日は、何を言い出すのかなー。
すぐに、花の生産者さんに問い合わせる事になるんだろーな。
とか、思いながら。


お客様へ

高根の花って言葉があります。

欲しくても、見ているだけで手が届かない。

テレビや雑誌で見つけてしまうと(出会ってしまうと)、
欲しくなるんですよねー。

わかります。
その気持ち。

だから、欲しいものは、手に入れましょう。
どんなにお金と時間と労力が
がかかっても。

それが人生。

そのために生きていると、
ちょっと思う。

フローリストライター
野原すみれ子







パーティー会場に飾るアレンジメント。
赤系で華やかかつ可愛くとのご要望でつくりました。
使ったお花は、赤いチューリップ、オレンジのアルストロメリア、
スイトピー、カスミ草、オリエンタルユリ等。



第10話 メリーちゃんのレインコート

2011年02月27日 | 日記
わんこちゃんのお花屋さんの 独り言

ご近所わんこちゃんの
お話。


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わんこちゃんの お花屋さん 只今、開店準備中



2010/02/27
第10話 メリーちゃんのレインコート

ダルメシアンのメリーちゃんのおうちは、
花でいっぱい。

今年も玄関先には、
この春出回り始めたペチュニアや、

冬を乗り切ったビオラが、
植木鉢から溢れるほど、
みごとに咲き誇っています。

ある雨の日、
メリーちゃんとママが、
お散歩しているところを見かけました。

メリーちゃんは、ママが大好き。

雨の中しっぽをゆっくり振って、
時々ママを振り返りながら歩いています。

メリーちゃんは、透明なビニール袋を背中に巻いて、
ビニール紐で胸と腰のあたりをしばった
手作りのレインコートすがた。

「可愛いなぁ」

ママのアイデアと心遣いが、
立派なレインコートより
ずっと素敵に見えました。

メリーちゃんは捨て子でした。

クリスマスの朝、
お寺に捨てられていたメリーちゃん。

その時メリーちゃんは、
成犬だったそうです。

寒い中捨てられて、
どんなに寂しく、心細かったことでしょう。

そんな時見つけてくれたのが
近くに住んでいた
ママでした。

メリーちゃんはママに保護されて、
メリークリスマスからメリーと言う
可愛い名前をもらいました。

メリーちゃんは、
ママが命の恩人だとわかっていたのでしょう。
とてもお利口で、大人しくて、
聞きわけの良いわんこになりました。

大好きなママとお散歩する
メリーちゃんを見かけると、
何故かほっこりした気持になります。

よかったね。メリーちゃん。

お客様へ

お花が好きな人は、やっぱり、
優しい人かも。

メリーちゃんのおうちの玄関先には、
今日も季節の花が風に吹かれて揺れています。

メリーちゃんとママ、
いつか、また、
お散歩で、お会いしましょうね。

フローリストライター
野原すみれ子

第9話 それって、ナンパ?

2011年02月26日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

その、お客様の、お話。


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わんこちゃんの お花屋さん 只今、開店準備中



2011/02/26
第9話 それって、ナンパ?

普通(普段)お花屋さんで、
一番よく売れる
お花って、
何だかわかりますか?

和花なんです。

和花って言うのは、
キクが代表的なものですが、
要するに、お仏壇や
お墓にお供えするお花の総称です。
(お花屋さんで言う和花は、主にお供えを指しますが、
一般的には、日本古来のお花の事)

日本人なら、
仏壇にキクですよ!
やっぱり。

というわけで、
私は、和花を買いにお見えになる、
中高年の紳士の皆様と、
世間話をさせていただくことが、
よくあります。

で、ある日のこと、
ある法則に
気付いてしまったのです。

紳士の皆さま、
まず、ご自分の氏素性を、
名乗るのですね。

私は、何所々の誰々で~、
から始まって、
どんな仕事をしていたか、
又は、どこに勤めていたか、
何年前に、奥様を亡くされたか、
趣味は何か(ちなみに、野菜作りが多い)
などなど、

ご自分のことを得々と語り始めて、
あー、そこからが、結構、長いのです。
何故か、皆さま、おんなじパターン。

でも、でも、なんで私に
そんな話するの~!

まあ、ちょっと、
わけわかんないって言うのが、
本心かなぁ。

お客様へ

でも、また、ご来店くださいね。
できれば、暇な日の、暇な時間帯が、おすすめです。

じっくり、お相手できると思います。
でも、世間話だけだと、ちょっと辛いものがあります。

花屋なので、
お花や植物に関する質問などしていただければ、
こちらとしても、助かります。

フローリストライター
野原すみれ子


第8話 大菊の白が店から消えた!

2011年02月25日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

その、お客様の、お話。


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2011/2/25
第8話 大菊の白が店から消えた!

50代位の背広を着た男性がいきなりやってきて、
「これ、ここにあるだけ全部!」
と言って、お店にあった大菊の白を、
全部買って行かれました。

30本くらいは、あったと思います。

ごっそり、両手で抱えて、
慌ただしく帰って行かれる後姿を見ながら、
私たちみんな、はてなマークです。
なんで????

大菊の白って、お葬式や、お供えによく使うお花です。

今日、お供えの注文があったら、
アウトだぁ………。

それにしても、謎だね~って言ってた数日後、
今度は、最短で大菊の白を50本仕入れて欲しいと
電話注文いただきました。

注文いただいた翌日、また同じお客様が
大菊の白を取りに見えた………。

「あの-、いったい何に使うのですか」って、
ほんと、聞きたかったー。
でも、聞けなかった。

なんか、ちょっと怖くて。

一番無理のない推測としては、

お客様は、お寺のお坊さんで、
お花は、ペットの葬儀用じゃないかってことで、
それなら、ありかなぁ。

でも、わからないんです。
本当のところは。


お客様へ

何のために、お花を買うか、
お祝い、お供え、お礼、歓送迎などなど、

お花の用途を言ってくださるお客様が、
ほとんどです。

何も語らず、ごっそり買って行かれると、
びっくりします。

まあ、
びっくりするだけですけどね。

フローリストライター
野原すみれ子


おまけ→うちの旦那さんの、笑える話

「お花の名前当てクイズをします」
「これは、なんですか?」
「チューリップ」
「違います、バラ」

「これは、なんですか?」
「キク」
「違います、ガーベラ」

「これは、なんですか?」
「バラ」
「違います、カーネーション」

「これは、なんですか?」
「わからん」
「カスミ草」

「これは、なんですか?」
「キク」
「そうです!スプレー菊です。
よくわかったね!」


緊急告知!

2011年02月24日 | 日記
わんこちゃんの お花屋さんでは、
只今、マスコットキャラクターを
募集中です!

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わんこちゃんの お花屋さん 只今、開店準備中


コメントにて、
ご連絡いただければ、
お返事させていただきます!

キャバリアか、
ディズニーのわんわん物語の
レディちゃんをイメージ
しています。

または、癒し系俳優
酒井敏也さんの
粘土細工も、いいなと
思っています。

わんこちゃんの お花屋さん
店主

第7話 草食系、わんこ

2011年02月24日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

が、ちょっと、今日は我が家のわんこ話です。

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2011/02/24
第7話 草食系、わんこ

まだまだ寒いので、
我が家のリビングには、

大きなハイビスカスの鉢植えが、
どーんと、置いてあります。

もう、気づいてるよ。
クッキーさん(うちの、お姉ちゃんわんこ
キャバリア キングチャールズスパニエル
かなりの美人さんです)。

あなたが、時々ハイビスカスさんの
葉っぱを食べてること!

それに、花壇のお花も、ぱくっと、
したでしょう~。

花がら摘みをしていたら、そーっと寄ってきて、
白い花びらを、ぱくりとするのを、
見ちゃったんだから!

てっきり、なめくじさんかと思っていたら、
クッキーさん!
犯人は、おまえだったのかぁ!

花たべちゃあ、いけんって!


クッキーさんへ

私が大切に育てている植物を
食べては、いけません。

まあ、わんこ友達の姫ちゃんみたいに、
う○○さんを食べたり(食糞症!)、

ブラッキーちゃんみたいに、
石を食べたりするより、
ちょっとは、ましかもしれませんが、

やっぱり、ダメ!

ダメ、ダメ、ダメ!
絶対ダメだよ!!!


うちのクッキーさんと面識のある、
親愛なる紀代子さんに、
このお話をプレゼントします!

このブログ、ちゃんと見ることできたかな?


フローリストライター
野原すみれ子

第6話 ちょっと怪しいです、お客様。

2011年02月23日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。
その、お客様の、お話。


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わんこちゃんのお花屋さん 只今 開店準備中!


2011/02/23
第6話 ちょっと怪しいです、お客様。

イケメンが来ると、盛り上がります!
それも、B'zの稲葉浩志みたいな!


来たんです!
そして、お店で一番高価な胡蝶蘭を4鉢も、お買い上げ。
わーい、です!

で、4鉢色違いで、華やかにラッピングして、
送ってくださいとのこと。
これは赤。これはピンク。これは………。

そのあたりから、ちょっと「えっ………?」って感じに。

別に、どなたに送ろうが、いいんですよ。
イケメンだし、高価なお品を、
お買い上げいただいたわけですから。

いいんですがぁ、
4人の熟女らしき女性たちに贈るみたい。


配送伝票には、まあちょっと古い感じの女性のお名前が。
おまけに、メッセージまでつけちゃって!

さらに、さらに、今から送りますね-と、
一人ひとりに電話までなさって。

もしかして、もしかして。

さ、がつくご職業?
ほ、がつくご職業ではなさそうだし。
うーん。


お客様へ
お花は、道具になるんですねぇ。

こんなに素敵なお花を贈られたら、
誰だって、騙されちゃいますよぉ。

お花は、素敵な夢を見させてくれる、
魔性っていう側面もありますものねぇ。


まあ、お花に罪はないんですが。
複雑な気分です。

フローリストライター
野原すみれ子


第5話 決まらない、決まらない、人生と同じ?

2011年02月22日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。
その、お客様の、お話。


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2011/02/22
第5話 決まらない、決まらない、人生と同じ?

時々いるんです。
迷い続けるお客さま。

なんで、花束一つで、そんなに迷うんでしょう。

あれでもない、これでもない。

特に、何かのお礼に差し上げるお花の時に、
迷うケースが多いみたいです。

お誕生日とか、記念日とか、何かのお祝いとか。
はっきりしてれば、いいんです。
決めやすいんです。

でも、その奥さまは、ご近所さんが
お引越しされるとかで、
お別れに渡したくて、迷い続けている。

私はバラが好きなのよねー。
あれも好きだし、これも好き!
いろんな花をご指名で、合わせて見ると全然合わない!

何パターンか組み合わせて、ご提案しても、
首をかしげるばかり。

ほんと、困ったもんだ。

そんな時は、放っておくのが一番です。
「どうぞ、ごゆっくり、ご覧になってくださいね」
と言って、そぉっとその場を離れました。

結果、「やっぱり、チョコレートにしようかな」
だって。

そのほうが、いいですよ。

お花は、好きな人に贈るものです。

そのご近所さんと、あまりうまくいっていなかったって、
顔に書いてありますよ。


お客様へ
お花は、ハレの日を彩るもの。
大好きな人にだけ、贈りましょう。


フローリストライター
野原すみれ子

第4話 ビタミンカラーのお供え

2011年02月21日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

その、お客様の、お話。

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わんこちゃんの お花屋さん 只今、開店準備中


2011/02/21
第4話 ビタミンカラーのお供え


わんこちゃんのお供えは、
何でもありだと思っています。

あんなに可愛かったのだから、
可愛いお花を飾ってあげたいと思うのは、
当然です。

だって、あんなに、あんなに可愛いかったんだから。

もう、泣いちゃいますよ。お客様。

選んだお供えの花が、
可愛すぎる。

お友達のわんこちゃんだそうです。

大きなわんこだったみたいです。

ラブかな、ゴールデンかな………。
それは、聞きませんでした。
聞けませんでした。

赤いチューリップと、黄色い薔薇を真中に、
色とりどりのお花を入れて、

可愛い、可愛い、お供えができました。

うちにもわんこがいるので、
ちょっとだけ、わんこちゃんの話をしました。
お客様も、私も、泣きそうでした。


お客様へ

亡くなったわんこちゃんは、
きっと、今頃、天国のお花畑を、
元気に走り回ってることでしょう。

あんまり、悲しまないでねって、
言ってますよ。

私たちの人生に寄り添ってくれた、
かけがえのないわんこちゃん。

また、いつか会えると思うしかない。

こっちまで悲しくなって、
慰めの言葉は、

やっぱり、

見つかりません………。


フローリストライター
野原すみれ子


第3話 お約束の赤い薔薇

2011年02月20日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

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2011/02/20
第3話 お約束の赤い薔薇

三十代前半と思しき男性が一人でお見えになりました。
結婚記念日にと、赤い薔薇の花束をご注文。
ベタだなあ。恥ずかしー。
と思いながら、赤い薔薇にカスミ草を入れた花束完成。

あー。渡すのも恥ずかしい。

今時、こういう男がいるんだ。と、
正直、化石を見た思いでした。

このことを、お茶しながら話して、
学生時代の友達と大笑い。

えーー!そんな男いるんだぁ。あははは………。

その中に一人、笑わない友人がいた。

彼女いわく
「私、毎年もらってるよ、赤い薔薇の花束。
だって、勝手にくれるんだもぉん」

しーん。

赤い薔薇なんて、もらったことない女が三人顔を見合す。

「いいねー。○○子は」
と、誰かが言った。
やっぱりねー。

そーとー、旦那を尻に敷いている。

結婚以来、○○子が恐くて赤い薔薇を送り続けているとしか、思えません。

ま、円満に暮らして行くために、
年に一度、そのくらいの心遣いと出費は、安いものか。

末永く、お幸せに!


お客様へ

出来上がった赤い薔薇の花束を抱えて、
嬉々として帰って行ったお客様。

あなたは、日本では超レアな存在です。
また、何に影響されて、そんな習慣が出来上がったのでしょうか。

こんど、教えてくださいね。

またのお越しを、お待ちしております。

フローリストライター
野原すみれ子

第2話 バレンタインミステリー

2011年02月19日 | 日記
昨日、お花屋さん仲間とおしゃべりしていたら、
バレンタインに、ちょっとした事件があったとか。


お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

その、お客様の、お話。



2011/02/19
第2話 バレンタインミステリー

発端は、一本の電話から。
「おたくの紙袋に入った花束が、玄関に置かれていたんです」
この花束を作った方、いらっしゃいますか?
という、若い奥さま?からの電話。

なんでも、メッセージカードなど、送り主や届け先がまったくない花束が
玄関に置かれていて、
不審に思った奥様が、お店に電話をしてきたとのこと。

電話で、花束に使われている花や、ラッピング用紙やリボンの色などお聞きしたところ、
彼女(私の友人)が作った花束と判明。


で、花束を注文して持ち帰ったお客様の人相風体を電話でお話したところ、
若い奥さまには、誰だかまったく見当がつかないって………。

ちなみに、注文の主は、若い男の子だったそうです。


それにしても、いったい、何を思って、そんなことしたのでしょうねぇ。

理解に苦しむ!

彼女(私の友人)にも、お電話の奥様にも、
皆目見当がつかない。

ちなみに、そのお宅には、お嬢さんが二人いるとかで、
私の妄想はどんどん膨らんで、ストーカー説にまで行き着いてしまいましたよ。


その日はバレンタインだし、
今年はバレンタインに男性から女性に花を贈ろうキャンペーンを
していることもあったので、うーん、

バレンタインのプレゼントのつもりだったのでしょうかねぇ?????です。

お客様へ

こっそり花束をひとんちへ置いてきたあなた!
気味悪がられてますよ!
ちゃんと、名乗って、正々堂々と渡しましょうよ。
それとも、家を間違えて置いてきちゃったんですかねー。
気になって、気になってしょうがないじゃないですか~。
もぉ-。

フローリストライター
野原すみれ子


第1話 赤と黄色の薔薇の花

2011年02月18日 | 日記
お花屋さんの独り言
お花屋さんには、日々いろんなお客様が訪れます。

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わんこちゃんの お花屋さん 只今、開店準備中


2011/2/18
第1話 赤と黄色の薔薇の花

今日、年配(70代後半)の男性が一人でお見えになりました。
杖をついておられて、足もとがおぼつかない。「大丈夫かなあ」

お供えの花束を注文されましたが、どなたのものかは、わかりません。
お供えは、白いお花一色でつくるものや、
白に少し紫を入れるもの。
白に紫、薄いピンク、黄色などを入れて華やかにするもの。

それぞれ、亡くなってからの年月が、
悲しみを白一色から少しずつ時間に癒されて、
温かい感謝の心に変わって行く様を現わしていくのだと、
私は思っています。

「新しい仏様ですか?」と尋ねると、三年目とのこと。
「でしたら、少し色を入れますね」

オリエンタルユリの白。
大菊の白と黄色、

トルコキキョウの白と、
白に紫の縁取りがあるもの、

スターチスの紫、
小菊の赤と白。

かすみ草。

それらをたっぷり使って、
「これで、六千円くらいになりますが、いかがでしようか」とお聞きすると、
薔薇を入れてください。と、おっしゃった。

一瞬、耳を疑いました。
「薔薇ですか?何色になさいます?」
淡いピンクとか、白い薔薇でしょうか、
とフラワーキーパーの中で咲き誇る薔薇に目をやった。

すると、鮮やかな赤と黄色の薔薇を。とおっしゃる。
はっ、と、息をのんだ。
奥様が好きな花だったんだ。

初めてつくりました。私。
鮮やかな薔薇が真中で輝いている、お供えの花束。

明日が法事だそうです。
きっと、親戚一同が集って、供えられた薔薇を見て、
天国の大切な方に思いをはせることでしょう。


お客様へ

おぼつかない足取りで、一人でお見えになったお客様。
悲しみが、肩に滲んで見えました。

人生は、出会いと別れ。

別れがあれば、また、新しい出会いもある。

素敵な女性にもう一度出会って、
ぜひ、お花を買いに、お越しください。

またのお越しを、お待ちしております。


フローリストライター
野原すみれ子

わんこちゃんと飼い主さんが癒される お花屋さん、はじめます!

2011年02月17日 | 日記
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私は、お花屋さん。
毎日、沢山のお花たちと、結構ユニークなお客様に囲まれて、
元気にお仕事しています。

私は、お花と、わんこが大好き。
私のうちには、キャバリアの女の子が2人います。
ちょっといたずら者だけど、
可愛い、可愛い女の子たちです。

ある日、小さな女の子が、
お母さんに手を引かれて、
私のお花屋さんに
やってきました。

「ちっちゃなブーケでいいんです。お友達のわんこちゃんが亡くなったので」

とっても、悲しそうでした。

白と、薄ピンクのお花を束ねて、
ちっちゃいけれど、可愛いブーケをつくりました。

ちっちゃなブーケには、
わんこちゃんを亡くした悲しみが
いっぱいつまっています。

でも、それだけじゃない。
わんこちゃんと飼い主さんへの、
ありがとうの気持ちや、

元気を出して、の気持ちや、
言葉にできない、いろんな気持ちが、
いっぱいつまっているんです。

そんな、思いを込めた
お花屋さんを、やりたくて………。

わんこちゃんと飼い主さんが癒される お花屋さん、はじめます
わんこちゃんのお花屋さん
店主