松坂屋美術館で開催中のポールスミス展を鑑賞しました。
ポール・スミスは、メンズファッションの世界で活躍するイギリス人デザイナー。70歳になる彼の経歴は、異色で16歳でノッティンガムの服飾の倉庫で働き、アートスクールの教師であった現在の妻ポーリンとの出会いにより、デザイナとしてデビュー。デザイナーとしての技術もキャリアも積まず現在の地位を切り開いていきます。
デザイナー、ポールスミスの魅力はイギリスの伝統や格式の中に革新性を融合させたデザイン。カラフルで色彩感覚の中から生み出せれる伝統的なブランドとのコラボレーションは、現在盛んに行われているブランドコラボの先駆的な存在でした。
彼の服飾の世界にとどまらないボーダレスな世界は、今回の展覧会でアートとして昇華されていて、誰もがその空間の中にいると、ウキウキとした高揚感を持ち、ポールスミスの世界を楽しむことができます。
会場内は撮影OKで、先着でピンクのイヤホンがプレゼントされ、各コーナーのQRコードをスキャンすると、松田翔太君がアンバサダーとしてナビゲートしてくれます。
京都、東京、名古屋と巡回の本展は、10月16日が最後。日本で開催される大規模な企画展、ポールスミスの世界をぜひ見逃さず、あなたの眼にとどめてください。