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アート紀行・美術館を巡る旅 富山県美術館

 
アート紀行・美術館を巡る旅は昨年の6月に富山から長野県の長野市、上田市の美術館を巡った旅での美術館を紹介します。今回は富山県美術館です。
富山県美術館は、建築家・前川國男設計の富山県立近代美術館の老朽化により移転建築された新しい美術館で、前身の近代美術館のコレクションを引き継ぎ2017年にオープンしました。
向かいには市民の憩いの場のひとつの環水公園がありガラス張りの美しい景観の美術館です。
 
僕が訪れた時には、ちょうど企画展としてポーラ美術館コレクション展が開催され鑑賞者で賑わっていました。ポーラ美術館は後日紹介するとして、常設展とコレクション、施設について紹介したいと思います。
先ず目を惹いたのは三沢厚彦氏の動物彫刻が美術館を囲むように配置されており、美術館の屋上にも擬声語の意味の「オノマトペ」をテーマにした、オブジェが並び親子で楽しめる広場となっています。
館内の各部屋は、コレクションがテーマごとに展示され、コレクションの核となる20世紀美術の作品が並びます。そのコレクションは、ロートレック、ピカソ、ミロに始まり、現代美術の巨匠のポロックやベーコン、世界的な注目を浴びている三沢厚彦に船越桂の現代彫刻に、美術館のロゴマークをデザインした永井一正や、昭和時代の東京オリンピックのポスターを手掛けた亀倉雄策などのデザインポスターに20世紀の椅子コレクションなど多岐にわたります。また、美術評論家、作家として活躍した瀧口修三のコレクションも一つの部屋として展示され、近代美術館のコレクションをしっかりと継承しています。
 
今回は当館のみの富山訪問でしたが、他にも富山市ガラス美術館富山県水墨美術館など特徴的な美術館もありますので、お時間のある方は訪れてみてはどうでしょう。


コレクションの中核をなす三沢厚彦氏の現代彫刻

日本の彫刻家・船越保武の子息で世界的な現代彫刻家の船越桂氏の作品

環水公園の一角にある世界一美しいスターバックスといわれる富山環水公園店


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