弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

バングラデシュのニュース(2015/05/16)

2015年05月17日 | バングラデシュのニュース
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 行事のご案内  その1 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

◯概要 バングラデシュ/チッタゴン写真展
    ~SSPメンバーがそれぞれ感じた現地~
 http://www.sister-school-project.com/pg241.html

◯日時:5月23日(土) 12:00~18:00
    5月24日(日) 10:00~18:00
◯場所:Space K(代官山駅から徒歩4分)
    http://u111u.info/kzTk
◯主催団体:Sister School Project HP (SSP)
    http://www.sister-school-project.com/

【本写真展開催に際して】

13年間の活動を通してメンバーが相対してきたバングラデシュという国。
かつては世界の最貧国とも言われていたこの国だが、近年の急成長もあり大きな
変化を遂げているのもまた事実。
大きく変わったものと、それでもやはり変わらないもの。そのどちらもが、この
国には内包されている。
私たちSSPは、この13年間、毎年現地バングラデシュを訪れています。メンバーそ
れぞれが直に肌で感じてきた
バングラデシュという国。そして、活動の拠点であるチッタゴンという地域。

SSPには「写真」というものを自身の身(み)の近いところに置くメンバーが多い
ため、 今回はその『感じてきたもの』を、写真を通してお伝えしたいと思います。

昨年度、クラウドファンディングにて皆様からご協力を頂き、バングラデシュの
子どもを日本に招待する事が出来ました。
バングラデシュとのより深い関係性の構築とこれからさらに活動の幅を広げて行
こうとしており、このような機会を設けさせて頂きました。
私たちの活動・バングラデシュという国へ少しでも興味を持って頂けたら幸いで
す。

入場料:500円 
※おひとり様1杯、スパイスを利かせたチャイをご提供致します。
※入場料はすべてSSPの2015年度の活動資金にさせていただきます。

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 行事のご案内  その2 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

◯第6回 行事のお知らせ 【講演会開催】
 http://goo.gl/CFwENV

【講演会開催】
「ボンゴボンドゥと早川崇 ~黎明期の日バ関係をめぐって~」

講演者: 早川 鎮(故早川崇代議士長男、日バ協会会員)
独立直後のバングラデシュを支援し、現在の日本・バングラデシュ友好の礎を
築いた早川崇・元労働大臣の生涯と業績を振り返ります。

日 時: 2015年5月25日(月)18:30-20:00(開場 18:15)
会 場: バングラデシュ大使館 
     東京都目黒区目黒4-15-15
アクセス:JR目黒駅より東急バス・三軒茶屋駅行きのバスに乗り、大塚山下車すぐ。
      (バスの進行方向に向かって、一本目の路地を左へ入る)
参加費: 個人会員・法人会員: 無料
     当日入会申し込みの方も無料となります。
     非会員(一般 1000円/学生 500円)
参加申込:先着50名様

参加申込み宛先: info(@)japan-bangladesh.org 宛にメールで申し込み願います。

もしくはこちらのフォームからお申込み下さい。
 http://goo.gl/forms/Oe1IryOLqF

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □


◆そのほか、イベント情報◆
・日本とバングラデシュの子どもたちがロボットを使って国際交流!
 日本×バングラデシュ姉妹学級プロジェクト
  http://goo.gl/HwH4jf
・バングラデシュ/チッタゴン写真展   
 ~SSPメンバーがそれぞれ感じた現地~   5/23,24
 http://www.sister-school-project.com/pg241.html
・「ボンゴボンドゥと早川崇 ~黎明期の日バ関係をめぐって~」 5/25
  http://goo.gl/CFwENV

■見出し(2015年05月16日) No2015-20
◯バングラデシュ人民共和国 郵政通信情報技術省 ポラク副大臣がIPAを来訪
◯パラク・バングラデシュ人民共和国郵便電気通信情報技術担当国務大臣による表敬
◯(ひと@讃岐)綾里佳さん 26歳 バングラデシュで感染症予防活動
◯ダンモルカの小学校開校 協力隊OB小笠原さんのバングラデシュ支援
◯【青森県】あおもり地球市民講座
 「ポジティブチェンジ‐バングラデシュの農村の女性達‐」を開催します
◯無電化地域に光を 三浦の沢幡さん 考案・起業
◯アジアの目=日本で技能実習 送り出し国側も期待
◯バングラデシュにおける子会社設立に関するお知らせ
◯アジ研ワールド・トレンド 2015年4月号(No.234)
 特集:図書館と障害者サービス?情報アクセシビリティの向上?
◯国際交流基金 -バングラデシュ(2014年度) 2012年度日本語教育機関調査結果
◯バングラデシュへの看護学校構想、募金集まらず難航 福岡のNPO
◯「国歌の着メロ使用は禁止」、バングラデシュ最高裁が判断
◯中古車輸出前月比20.0%増 ミャンマー・チリは減速


■バングラデシュ人民共和国 郵政通信情報技術省 ポラク副大臣がIPAを来訪
 https://www.ipa.go.jp/about/press/20150514_2.html
 (独立行政法人情報処理推進機構 2015年5月14日)
 
 バングラデシュ人民共和国(以下、バングラデシュ)郵政通信情報技術省のジュ
ナイド・アーメッド・ポラクICT担当副大臣は、5月14日(木)にIPA(独立行政法
人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)を来訪し、懇談を行いました。
 懇談では、日本の技術協力によりバングラデシュに導入された「アジア共通統
一試験」について、日本への謝意が述べられると共に、今後さらなる協力につい
て要請がありました。
 IPAは、JICA(独立行政法人国際協力機構、理事長:田中 明彦)の協力を得て、
バングラデシュにおけるIT関連産業の発展、IT人材育成の支援を目的に、日本の
国家試験「情報処理技術者試験」制度を同国に導入(*1)し、2014年10月より同国
において「アジア共通統一試験(*2)」として実施されています。
 本日5月14日、バングラデシュ郵政通信情報技術省のポラク副大臣はIPAを来訪
し、藤江理事長と懇談を行いました。
 懇談では、ポラク副大臣よりIPAの取り組みに対して謝意が述べられると共に、
昨年行われたシェイク・ハシナ首相と安倍晋三内閣総理大臣による首脳会談にお
いて、日本の技術協力により情報処理技術者試験制度がバングラデシュに導入さ
れ、同国のIT関連産業が発展していくことへの期待について両国首脳から歓迎の
意が表明されたことを踏まえ、さらなる協力について要請がありました。これを
受け、IPA藤江理事長は、今後もバングラデシュにおける情報処理技術者試験制度
の発展に向けて、引き続き協力をしていきたい旨を表明しました。 

 IPAでは、今後もアジア共通統一試験を通じて、バングラデシュをはじめアジア
各国のIT人材の育成・確保が進み、IT関連産業が発展し、日本とアジア各国にお
けるIT人材の流動性向上が図られることを期待しています。脚注
(*1) 情報処理技術者試験制度の導入及び運営能力向上の支援を目的としたJICAの
「ITEEマネジメント能力向上プロジェクト」が2012年10月より開始され、2014年
9月に日本とバングラデシュの間で相互認証協定を締結した。
(*2) 同じ日に同じ問題を使用して実施する共通統一試験。バングラデシュのほか、
フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、モンゴルの計7カ国にお
いて実施されている。IPAは試験問題の提供、問題作成ノウハウの移転など技術協
力を行っている。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/asia/kaigai/001.html



■パラク・バングラデシュ人民共和国 
 郵便電気通信情報技術担当国務大臣による表敬
 http://www.soumu.go.jp/photo_gallery/02koho03_03001061.html
 (総務省 平成27年5月13日)

平成27年5月13日、西銘総務副大臣は、パラク・バングラデシュ人民共和国郵便電
気通信情報技術担当国務大臣による表敬を受け、防災ICT、サイバーセキュリティ
をはじめICT全般に関する意見交換を行いました。



■(ひと@讃岐)綾里佳さん 26歳 バングラデシュで感染症予防活動
 http://apital.asahi.com/article/local/2015050800005.html
 (朝日新聞 2015年5月6日)

 2013年から2年間、青年海外協力隊員としてバングラデシュに赴き、子ど
もの感染症を予防する活動にかかわった。病院などない農村部の臨時予防接種所
を自動三輪車でまわり、担当者の仕事ぶりや、子どもたちが風疹などの予防接種
をきちんと受けているか見守った。
 三豊市出身。高校2年の冬、スタディーツアーでラオスを訪問し、現地で活動
している日本人助産師の話を聞いた。「かっこいいな」と憧れたという。大学で
看護学を学び、11年秋に海外ボランティアに応募した。
 バングラデシュで担当した地域では、すでに予防接種は定着していたが、見て
いると接種を担当する現地の人は注射を打つだけ。若い母親たちは泣き出す子ど
もに苦労していた。
 どうして子どもに予防接種をするのか。どういう病気を防ぐことができるのか。
次はいつ接種すべきなのか。そんな「あと一言」がかけられないだろうか。覚え
たベンガル語で担当者に伝えると、反発されたこともあったが、「目の前の子ど
もたちをあなたの子どもだと思って仕事をして」とお願いした。
 帰国後は、瀬戸内海に浮かぶ小手島の小学校で養護の助教諭をしている。島で
とれた野菜をお裾分けしてもらったとき、手作りのお菓子をくれたバングラデシュ
の人たちを思い出す。「『こんなこと言ってた日本人がいた』と思い出してほし
いな」



■ダンモルカの小学校開校 協力隊OB小笠原さんのバングラデシュ支援
 http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=34149
 (長野日報 2015年05月10日)

 青年海外協力隊OBで、バングラデシュのダンモルカ村に小学校の建設を進め
てきた小笠原一博さん(59)=駒ケ根市小町屋=が8日夜、市内で開かれた「
駒ケ根協力隊を育てる会」の総会で現地での取り組みを報告した。学校は県内外
からの寄付をはじめ、備品調達や現地での建設など多くの支援、協力を得て今年
1月に開校。小笠原さんは「一人一人の温かい気持ちが集まった学校ができた。
30人の生徒が頑張って勉強している」と報告し、これまでの支援に感謝した。


 小笠原さんは1985年から3年間、青年海外協力隊員として同国に赴任。北
西部のクスティア県で送水ポンプを維持管理する技術者の養成に携わった。帰国
後も「(現地の)教え子や村の人たちのことがいつも心の中にあった」という小
笠原さん。2012年12月、23年ぶりに訪れた同国で元教え子と再会したの
を機に、貧しくて小学校に通えない子どもたちのための学校づくりがスタートし
た。

 建設は小笠原さんが理事長を務める一般社団法人「県国際協力支援センター」
による「天使のスマイルプロジェクト」として推進。資金は寄付で募り、地元小
学校や幼稚園からも空き缶集めの収益金などが寄せられたという。現地には日本
から大学生や一般ボランティアが支援に入り、昨年12月に校舎が完成。「育て
る会」からの支援金でいすや机などの備品をそろえ、1月の開校にこぎつけた。


 校名は現地の運営委員会で検討し、「ナガノ・ダンモルカ・キンダーガーデン」
に決定。学費無料の小学校として運営を開始し、4月からは給食の提供も始まっ
ている。

 小笠原さんは「学校に通えることで、子どもたちが夢を持てるようになった」
と感謝。引き続き「人と人との温かいつながりの中で進めるプロジェクトに育て
ていきたい」とし、将来的には「日本とバングラデシュでの人づくり、地域づく
りがうまく連携し、地域の発展に貢献できる活動になれば」と期待した。



■【青森県】あおもり地球市民講座
 「ポジティブチェンジ‐バングラデシュの農村の女性達‐」を開催します
 http://www.jica.go.jp/tohoku/event/2015/150508_1.html
 (JICA東北 2015年5月23日)

日時:2015年5月23日(土曜日) 13時から16時
会場:アピオあおもり 2階 小研修室1(青森県青森市中央3丁目17-1)

内容:
お金がない、字が読めない、「ないないづくし」のバングラデシュの農村女性。
そんな彼女たちに可能性を見出し、ノーベル平和賞を受賞した方がいました。JI
CA教師海外研修で現地を訪れた講師による参加型学習を通して、そのエッセンス
を体感してみませんか?
どうぞお気軽にご参加ください。

プログラム(予定):
12:30- 会場・受付開始
13:00- 開会・本日の流れ、講師紹介
13:15- ワークショップ「ポジティブチェンジ」
     ※ワークショップ中に休憩をはさみます
     振り返り
15:45- アンケート記入・閉会

参加費:無料
定員:20名(予約推奨)

申込方法:E-mailまたはFAXで必要事項[名前、学校名またはご職業、連絡先]を明
記の上、お申込みください。

締切日:2015年5月22日(金曜日) 

関連ファイル:
 チラシ(PDF/480KB)
http://www.jica.go.jp/tohoku/event/2015/ku57pq00000e5gcm-att/ku57pq00000e5gdl.pdf



■無電化地域に光を 三浦の沢幡さん 考案・起業
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150514/CK2015051402000150.html
 (東京新聞 2015年5月14日)
 
 発展途上国の中でも発電所や送電網などがなく、住民が不便な生活を送る「無
電化地域」に簡易電力供給設備を普及させようと、四十代半ばにして大企業を辞
めて起業した男性がいる。エクスチャージ社長の沢幡知晴さん(47)=三浦市。
東日本大震災後の電力不安をきっかけに、「どこでも使える電力」を実現しよう
と考えたという。 (志村彰太)

 沢幡さんが考案したのは、自動車が発電した余剰電力を利用する仕組み。自動
車はエンジンをかけると発電機が稼働し、バッテリーに充電する。ただ、充電が
完了しても発電機が動き続ける車が多いことに気づいた。「発電機の生み出した
電力が無駄になっている」。そこで、取り外しを容易にしたバッテリーをもう一
つつなぎ、余分な電力をそちらに充電すれば、無駄がなくなる上に、送電網なし
でも電気を家庭で利用できると考えた。

 ただ、車に使う鉛蓄電池は取り扱いが難しく、付け外しの際に感電の恐れがあ
る。沢幡さんは、感電を心配せずに安全に充電と取り外しができるコネクタ(配
線器具)を自主開発し、機械系統の知識がなくても扱えるようにした。システム
は工事費を含めて三万円前後で導入できる。

 このシステムは、「エキストラ(余分)な電力をエクストラクト(抜き取る)
して、チャージ(充電)する」ことから、「エクスチャージ」と名付け、社名も
同じにした。現在、バングラデシュやタイの地方に普及させようとしている。

 沢幡さんはもともと日立製作所のグループ会社に勤めていた。当時住んでいた
横浜市中区のマンションがオール電化で、震災後に電力不足への対応を迫られた
のを機に、電力会社に頼らない方法を模索し始めた。ちょうど会社では、開発の
一線から部下の管理の仕事が多くなり、「仕事をするなら現場にいたい」と二〇
一二年に退職。エクスチャージの試作を重ね、昨年二月に事業化のめどが立った
ことから起業した。

 「途上国でも農業用トラクターなどは普及している。農作業中にバッテリーに
充電して持ち帰れば、電気のある生活を送れる」と沢幡さん。バングラデシュで
は、養蜂家のはちみつを正当な価格で日本に輸入し、「王妃の涙」のブランドで
販売。養蜂家に利益を得てもらい、エクスチャージ導入の資金にしてもらう計画
を進めている。

 また、何台かは養蜂家に寄贈する予定。費用六十五万円を賄うため、三十日ま
で「クラウドファンディング」という手法で、インターネット上で広く出資を呼
び掛けている。沢幡さんは「もっと安価にして普及を進め、誰もが電気を使える
生活を実現したい」と話している。



■アジアの目=日本で技能実習 送り出し国側も期待
 http://www.sankei.com/premium/news/150506/prm1505060009-n1.html
 (フジサンケイビジネスアイ 2015年04月23日)

アジアの目
建設や農林水産、保健・介護などさまざまな業種で労働力不足が深刻化するなか、
外国人労働者の受け入れを原則的に認めていない日本では、直面する問題を「技
能実習制度」の拡充で対応しようとしている。日本で同制度の見直しが進む一方、
送り出し国の側も日本からの技能習得の機会と位置付け、語学を含む事前研修を
徹底する姿勢が強まっている。

工業化ノウハウ習得
同制度は、諸外国から低賃金による強制労働や監視・保護体制の欠如などで人権
侵害につながる恐れがある―などと批判の声もある。このため、日本政府は同制
度の適正な実施と実習生の保護に関する法案を提出、今国会での成立を図る。
こうしたなか、アジアからの人材受け入れに関心の高い企業経営者や人事担当者
らを対象にした「海外人材導入セミナー」(アセアン人材育成事業協同組合主催)
が21日、都内で開かれ、ベトナム、バングラデシュなどの各国大使館の担当者が
人材派遣の実情などについて説明した。

ベトナム大使館のグェン・バン・バー参事官(投資促進部長)は、日本とベトナム
両国の関係が近年一段と緊密化し、すでに約1500社の日系企業が進出、外国直接
投資(FDD額でも日本がトップになっていることを踏まえ、今後は人材面での交流
の拡大を訴えた。ベトナムの人口約9000万の7割は農業人口とされる。同参事官は、
ベトナムが一層の工業化を進めるうえで、国外からの技術習得が不可欠として、
日本の技能実習制度の活用に期待を示した。
同参事官は日本に派遣する実習生が今後さらに増えるとみており、ベトナムでは
中学・高校段階での日本語教育を強化しているという。また「優秀な人材を日本
に派遣できるように日本との情報交換や送り出し機関の調査を行うなど大使館と
してもサポートしたい」などと語った。
バングラデシュ大使館のベイビー・ラニ・カルマカー一等書記官(労働部)は「バ
ングラデシュの若者は言語習得能力にたけ、自由主義でチームワークにも優れて
いる。すでに100社を超える日系企業がバングラデシュに進出し、成功している」
と述べ、さらなる関係強化に期待感を表明した。
同書記官は、バングラデシュでは毎年50万人以上の労働者が各国に働きに出てお
り、政府として労働人材教育に力を入れていることを強調。同国内に国際標準の
技術や知識を持った熟練労働者を育成するために73カ所の訓練センターがあり、
そのなかにはシンガポール向けの特別な技能を学ぶ技術研修センターが8カ所ある
など、各国に合わせて対応していることを明らかにした。
「日本の技能実習生はまだ少ないが、現在、日本向け技術研修や日本語教育を行
うセンターをつくる方向で日本側と協議している」(同書記官)という。
個人情報管理支援をバングラデシュでは現在、約220万人に上る派遣労働者のデー
タバンクがあるという。一人一一人が持つ専門分野や取得した技術などを細かく
データ化して記録。各国からの要望に応じて派遣する労働者を選び出せる仕組み
だという。それぞれのデータは個人が携帯するICカードに登録され、空港や大使
館などで特定の端末にかざせば、すぐさま詳細な個人情報が照会できるという。

この仕組みなら技能実習生が勝手に派遣先企業を変えることも難しくなる。日本

も技能実習制度を進めるうえで、バングラデシュのような仕組みを他の国が導入
するよう支援を検融する必要がありそうだ。
技能実習制度の新たな法整備が進めば、最大5年まで延長される。ただ、対象とな
る職種はあくまで技術を学ぶという趣旨に沿ったものにすべきだ。
現在、技能実習制度に介護職も含める方向で検討が進んでいる。経済連携協定(E
PA)に基づく介護福祉士の受け入れが進んでいないからと技能実習生で受け入れる
のは本末転倒だ。
介護福祉士に義務付けた日本語試験を簡単にする方が先だろう。技能実習という
建前を守るなら、あくまで実習期間修了後、自国に帰って役立つ技術を学べる職
種に限るべきだ。



■バングラデシュにおける子会社設立に関するお知らせ
 http://www.nikku.co.jp/news/docs/20150514.news3.pdf
 (日本空調サービス株式会社)

当社は、平成27年5月14日開催の取締役会において、バングラデシュに子会社を設
立することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.子会社設立の理由
当社は、海外での更なる事業展開を推進するため、このたびバングラデシュに子
会社を設立することといたしました。
バングラデシュでは、日系企業向けSEZ(経済特別区)完成後の平成30年(2018年)
以降、日系企業が本格的に進出すると予想されます。当社といたしましては、空
調及び電気等の大型設備や、クリーンルーム等の高機能施設を有する製造工場等
に対して、日本国内と変わらぬ高品質サービスを提供してまいります。

2.子会社の概要
(1)商号  NACSBDCo.,Ltd.
(2)所在地  バングラデシュ人民共和国ダッカ市
(3)事業内容  総合建物設備メンテナンスサービス業他
(4)代表者  橋本東海男(当社代表取締役社長)
(5)資本金  120,000USドル(予定)
(6)出資者  日本空調サービス株式会社100%出資
(7)設立日  平成27年(2015年)7月1日(予定)
(8)事業開始日平成29年(2017年)7月1日(予定)



■アジ研ワールド・トレンド 2015年4月号(No.234)
 特集:図書館と障害者サービス?情報アクセシビリティの向上?
 http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/201503.html
 (アジア経済研究所 2015年4月号)

 バングラデシュ?政府とNGO の取り組み? / 金澤真実
 http://d-arch.ide.go.jp/idedp/ZWT/ZWT201503_015.pdf

●公立図書館のアクセシビリティ
バングラデシュには、全国で六八の公立図書館があり、障害者用トイレとスロー
プはそのうちの三九館に設置されている。しかし視覚障害者のアクセシビリティ
に関しては、点字ブロックや手すりなどハード面だけでなく、点字図書やアクセ
シブルな録音図書であるDAISY(デジタル録音図書)などの蔵書、対面朗読サービス
といったソフト面が整備されている公立図書館はひとつもない。しかし二〇一三
年に障害者権利条約の精神を反映した「障害者の権利と保護法」が制定されたの
を機に、首都ダッカにある中央図書館では、現在倉庫として使用している一階部
分に障害者用のコーナーを新設する計画がある。とはいえ、計画の詳細は未定で
あり、視覚障害者にもアクセス可能な図書の製作や所蔵、再生機器の設置、対面
朗読サービスなどが実施されるかは不明である。

●デジタル・バングラデシュ政府の取り組み
現政権は、建国五〇周年を迎える二〇二一年までに中所得国になるというビジョ
ンニ〇二一を掲げ、ICT(情報通信技術)による貧困削減を目指す「デジタル・バン
グラデシュ」を進めている。その取り組みのひとつに「情報へのアクセス(a2i)プ
ログラム」がある。これは、すべての国民がICTを利用した行政サービスを受けら
れるようにするものである。教育分野の取り組みとしては、全国にインターネッ
トを整備し、コンピューター、プロジェクター、スクリーンをすべての公立小中
学校に設置するという「マルチメディア教室」を推進している。その他に電子書
籍の取り組みもある。今までに一年生から一二年生までのほとんどの教科書が電
子書籍化され、国家カリキュラム教科書委員会により公開された。教科書以外で
は、文化省が運営している公立図書館部サイトで五三ニタイトルの詩や歴史書を
読むことができる

●デジタル・バングラデシュの課題
政府の主導により全国民の日常生活に関わる様々な事柄でのデジタル化が進んで
いるが、視覚障害者にとって課題は多い。障害者のウェブ・アクセシビリティに
ついての調査によれば、政府や省庁のほとんどの担当職員は、ウェブ・アクセシ
ビリティについて知識がなく、ウェブページのアクセシビリティに関する国際標
準ガイドライン(WCAG)の基準を満たさないウェブページが多い。また、前述した
「マルチメディア教室」は、生徒一人に一台の端末が支給されるのではなく、教
室の前方にスクリーンを置きそこに映写された画像や動画をクラス全体でみて授
業を進めるものである。インクルーシブ教育を進めているバングラデシュで、こ
のような形で映し出される映像が授業理解の鍵となるのであれば、弱視など視覚
に障害のある生徒が置き去りにされる心配がある。今後、視覚障害をはじめとし
た障害児に対して、「マルチメディア教室」ではどのような配慮が行われるのか
注目していく必要がある。

※詳細はリンク先をご確認ください。



■国際交流基金 -バングラデシュ(2014年度) 2012年度日本語教育機関調査結果
 https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/area/country/2014/bangladesh.html

 日本語教育の実施状況
 2012年度日本語教育機関調査結果
 機関数  24
 教師数  79
 学習者数
 初等教育 中等教育 高等教育 学校教育以外 合計
  250    166   1,356 544    2,316


日本語教育の実施状況
全体的状況
沿革
 バングラデシュ独立後間もない1972年に在バングラデシュ日本国大使館内に日
本語学校が設立された(以後、大使館の移転にともない、ダッカ日本語教室とし
て独立し活動していたが2010年1月に閉校)。
 同年、ダッカ大学国際関係学部の外国語履修科目として日本語が導入され、日
本語の授業が開始された。1974年、同大学内に現代言語研究所が設立され、1983
年から現在に至るまで当地における日本語教育の中心的施設として日本語学習4年
コース(学位取得不可)が開設されている。(同研究所には、1974年から1998年
にかけて、国際交流基金の専門家が派遣されており、その後、2004年から2008年
まで青年海外協力隊員が派遣された)。1996年にラジシャヒ大学、1997年にジャ
ハンギノゴル大学(2009年から青年海外協力隊日本語講師を派遣)、2002年には
クルナ大学で日本語初級前半レベルの日本語の授業が開始された。バングラデシュ
日本留学同窓生協会(JUAAB)でも2004年から日本人教師による日本語会話コース、
初級前半・後半コースが運営されている。また、2006年からダッカ大学日本研究
センター(JSC)で日本研究修士課程に日本語初級前半コースが、2008年に同ダッ
カ大学国際関係学部で新たに学部内独自の日本語教育が、それぞれのカリキュラ
ムに応じて行われている。2009年、スタンフォード大学(私立)に8か月間の日本
語コースが開設され、2011年には、国立チッタゴン工科大学に日本語コースが開
設された。
 その他、バングラデシュ人日本語教師が初級前半レベルを教える民間日本語教
育機関が約30校運営されている。
 また、日本語能力試験は2001年から実施されており、各年の受験者数は次のと
おりである。2008年249名、2009年273名、2010年第2回208名、2011年第1回109名、
第2回120名、2012年第1回92名、第2回129名、2013年281名(ゼネストにより中止
になったため、申請者数を記載)。

※詳細はリンク先をご確認ください。



■バングラデシュへの看護学校構想、募金集まらず難航 福岡のNPO
 http://www.sankei.com/region/news/150516/rgn1505160075-n1.html
 (産経新聞 2015年5月16日)

 福岡市のNPO法人「バングラデシュと手をつなぐ会」(会員約200人、二
ノ坂保喜(やすよし)会長)による、バングラデシュに看護学校を設立する計画
が、窮地に立たされている。募金が想定通りに集まっていないからだ。二ノ坂氏
は「現地の医療レベル向上のために、看護学校はどうしても必要なんです」と呼
び掛ける。 

 南アジアのバングラデシュは、1億6千万人の人口を抱えるが、アジアの最貧
国であり、洪水など自然災害で、甚大な被害が出ることも多い。一方、看護師は
日本の60分の1の2万5千人しかいない。

 看護師不足に代表される医療態勢の不備により、バングラデシュの乳児死亡率
(2012年)は1千人あたり33人と日本の15倍に達する。妊産婦の死亡率
も、10万人あたり240人と、日本の50倍だ。特に、農村部は看護師不足が
深刻となっている。

 手をつなぐ会は以前から、現地のNGO「ションダニ・ションスタ」と交流を
続けてきた。会長の二ノ坂氏は医師として地域医療向上に長年貢献し、日本医師
会の赤ひげ大賞にも選ばれた。その二ノ坂氏にとって、バングラデシュの状況は、
決して他人事ではなかった。

 交流を通じて、インド国境に近いバングラデシュ西部のメヘルプール県カラム
ディ村の看護学校設立が持ち上がり、協力を決めた。当時、同県には看護学校が
1校もなかった。

 「つなぐ会」側が建設資金を提供し、「ションダニ」が運営を担う構想で20
12年12月、建設工事が始まった。

 1学年75人規模で、生徒には地域医療の意義を説き、卒業後の地元就職を目
指す。設備は鉄筋5階建ての校舎(開校時は3階建て)は実習室、図書館、パソ
コン教室なども備える。

 建設費を7千万円と見積もり、つなぐ会のメンバーは募金活動を始めた。知人
の会社や医療機関に、建設資金提供を呼びかける募金箱を100個設置した。売
上高の一部を寄付するチャリティー自動販売機も5台設けた。だが、個人的なつ
ながりだけでは限界がある。2年半の活動で集まったのは4千万円だった。

 さらに、現地のインフレにより建設資材が高騰。必要資金は1億円以上になる
見通しとなった。ションダニによると、開校許可申請をバングラデシュ政府に提
出する来年2月までに、さらに4千万円が必要になるという。

 「バングラデシュは医療水準がまだまだ低い。医師の中にも、妊娠出産や育児
について知識が乏しく、救える命が救えていない。バングラの医療環境を整える
ためにも、看護学校がどうしても必要だ」

 二ノ坂氏はこう訴えた。

 問い合わせは二ノ坂氏が院長を務める「にのさかクリニック」(電)092・
872・1136。



■「国歌の着メロ使用は禁止」、バングラデシュ最高裁が判断
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKBN0NX05Z20150512
 (ロイター通信 2015年 05月 12日)
 
[ダッカ 11日 ロイター] - バングラデシュ最高裁は11日、国歌を携帯電
話の着信音その他あらゆる商業目的に使用することを禁止する判断を下し、20
10年の高裁判断を支持した。
バングラデシュの国歌「我が黄金のベンガルよ」は、欧州以外から初のノーベル
文学賞受賞者となった詩人ラビンドラナート・タゴールが1905年に書いた詩
の一節に基づいて作られ、1972年に国歌に制定された。

最高裁は「国歌は商業の道具として使われてはならない」としている。



■中古車輸出前月比20.0%増 ミャンマー・チリは減速
 http://www.goonews.jp/data_bank.php?id=191
 (Goo net 自動車流通 2015年03月結果)

日本中古車輸出業協同組合がまとめた3月の中古車輸出台数は、前年比98台減
の11万5805台となった。仕向け国別では、アラブ首長国連邦が首位となった。
同国は、前年比8.6%増の1万3063台。2位のニュージーランドは、前年比1
7.6%増の1万2280台となった。3位はミャンマーで輸出台数は前年比17.6%
の減少となった。全体の前年比では、0.1%の減少。上位20カ国で伸び率が高かっ
たのは、スリランカ(2.8倍/1883台→5287台)、パキスタン(1.7倍/
2646台→4365台)、バングラデシュ(1.5倍/1661台→2402台)、
でアジア勢が輸出台数を伸ばした。その一方で、ロシアでは、大きく減少した。
前月(2月)比較では、全体で20.0%の増加となった。


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