6月19日(日)、滝沢村の南部曲家「藤倉邸」を会場に
楢ノ木大学舎の講座が開催されました。
楢ノ木大学舎とは、賢治さんの童話「楢ノ木大学士の野宿」から
ネーミングをもじったもの。
主催は、このブログのバナーでおなじみの盛岡サイエンスさんです。
「賢治とその周辺についての定期講座」と銘打って、毎回テーマエリアを変え、
専門家による詳しい講義が聴講できるとあって、口コミでの周知がほとんど
にもかかわらず毎回たくさんの方が参加されています。
6月19日の講師は、地域地質研究所で地質の研究を続けておられる、
理学博士・照井一明先生でした。
賢治と岩手山麓の山々の地質について、実際の岩石標本を見ながら、
講義が進められました。
若かりし賢治さんが参加した地質調査は、当時の日本におけるハイレベルな
ものだったこと。
調査で詠まれたとされる詩や短歌と、石の様相、地形の様相をオーバーラップ
させながら、情景をわかりやすく解説してくださいました。
講義の内容については、次回詳しくご紹介します。