このブログのバナーであるかわいい猫のキャラクターたち。
この猫の生みの親である、
盛岡サイエンスの栗谷川寛衛さんの七宝展示会にお邪魔してきました。
展示会タイトルは、「七宝で読み解く宮沢賢治」です。
古い蔵を改造した茶房「結の蔵」の2階が会場となっており、
落ち着いた照明と、なめらかな光沢を放つ木が、
優しく作品を包み込みます。
「結の蔵」は、大正時代の蔵の家を復旧しており、
この古民家自体は大迫町から移築されたものだとか。
栗谷川さんの作品は、銅板を加工して形成し、
釉薬を乗せて焼いたもの。
銅板のもつやわらかさを活かし、
独特の色遣いで魅せます。
賢治の作品に出てくるキーワードを作品にしたもの。
作品自体を表現したもの。
実際に賢治が関わったもの。
などなど。
栗谷川さんいわく、「未完成の完成」という作品群から、
いくつかご紹介します。
まずは、こちら。
チェロと、賢治のモチーフが乗った円をのぞくと…。
一番後方に、チェロを奏でる藤原嘉藤治が。
藤原嘉藤治は、宮沢賢治の親友であり、
賢治の死後、全集や童話本の編集などに尽力。
晩年は賢治の生き方に共感し「開拓農民」となりました。
宮沢賢治にチェロや音楽を教え、
「セロ弾きのゴーシュ」の主人公、ゴーシュのモデルとの説もあります。
二人の親交を音楽(チェロ)で結んだ素敵な作品です。
もうひとつご紹介します。
展示会告知のはがきにも掲載された作品「賢治さんの天気輪」
白を基調とした柱に、3つの輪。
「銀河鉄道の夜」に登場する、天気輪の柱。
解釈には、死後菩提を弔う念仏車や、
法華経の宝塔などなど、諸説あるようです。
栗谷川さんの天気輪は、自然現象を表現しています。
作品自体は小ぶりですが、スケールの大きなモチーフです。
展示会「七宝で読み解く宮沢賢治」は、
10月25日まで開催しています。
■「七宝で読み解く宮沢賢治」
会場:㈱ゆい工房 茶房「結の蔵」
岩手県滝沢村巣子1162
日時:開催中~10月25日(※19日、20日はお休み)
11時~17時
展示会への入場は無料ですが、一階の茶房もおススメです。
美味しいコーヒーやおしるこを召し上がりつつゆっくりと、どうぞ。
この猫の生みの親である、
盛岡サイエンスの栗谷川寛衛さんの七宝展示会にお邪魔してきました。
展示会タイトルは、「七宝で読み解く宮沢賢治」です。
古い蔵を改造した茶房「結の蔵」の2階が会場となっており、
落ち着いた照明と、なめらかな光沢を放つ木が、
優しく作品を包み込みます。
「結の蔵」は、大正時代の蔵の家を復旧しており、
この古民家自体は大迫町から移築されたものだとか。
栗谷川さんの作品は、銅板を加工して形成し、
釉薬を乗せて焼いたもの。
銅板のもつやわらかさを活かし、
独特の色遣いで魅せます。
賢治の作品に出てくるキーワードを作品にしたもの。
作品自体を表現したもの。
実際に賢治が関わったもの。
などなど。
栗谷川さんいわく、「未完成の完成」という作品群から、
いくつかご紹介します。
まずは、こちら。
チェロと、賢治のモチーフが乗った円をのぞくと…。
一番後方に、チェロを奏でる藤原嘉藤治が。
藤原嘉藤治は、宮沢賢治の親友であり、
賢治の死後、全集や童話本の編集などに尽力。
晩年は賢治の生き方に共感し「開拓農民」となりました。
宮沢賢治にチェロや音楽を教え、
「セロ弾きのゴーシュ」の主人公、ゴーシュのモデルとの説もあります。
二人の親交を音楽(チェロ)で結んだ素敵な作品です。
もうひとつご紹介します。
展示会告知のはがきにも掲載された作品「賢治さんの天気輪」
白を基調とした柱に、3つの輪。
「銀河鉄道の夜」に登場する、天気輪の柱。
解釈には、死後菩提を弔う念仏車や、
法華経の宝塔などなど、諸説あるようです。
栗谷川さんの天気輪は、自然現象を表現しています。
作品自体は小ぶりですが、スケールの大きなモチーフです。
展示会「七宝で読み解く宮沢賢治」は、
10月25日まで開催しています。
■「七宝で読み解く宮沢賢治」
会場:㈱ゆい工房 茶房「結の蔵」
岩手県滝沢村巣子1162
日時:開催中~10月25日(※19日、20日はお休み)
11時~17時
展示会への入場は無料ですが、一階の茶房もおススメです。
美味しいコーヒーやおしるこを召し上がりつつゆっくりと、どうぞ。