NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

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5分8秒を生き残るための「カメ・うさぎ・コアラ」のポーズ

2015-01-27 09:43:16 | 日記
1月17日、文京区内の幼稚園で体験型安全教育を行ったことは前回書きましたが、そのとき、まず「今日は何の日か知っているお友達いますか?」と子どもたちにききました。

すると、「土曜日!」と元気に子どもたちは答えてくれたのですが(確かに、土曜日ではあったのですが)、「答えは今日は、はんしんだいしんさい、といって、神戸というところで大きな地震が起きた日なんです。」というと、「へえー」と子ども達は静かになりました。

「まだ、君たちのお母さん、お父さんも、高校生とか大学生とかすごく若かった時、寒い日の朝、とてつもなく大きな地震が起きて、たくさんの子ども達もなくなりました」というともっとシーンとなりました。

この子たちは、昨年、まだ年少さんの時に「5分8秒をいきのこるプログラム」を受けてくれていましたので、「みんな、去年やった、地震のお勉強覚えているかな?」と問いかけてみました。

すると、子どもたちが「うさぎさん、かめさん、コアラさんのポーズ!」と一斉に口々に大きな声で答えてくれたのでびっくり。こんなに小さくても、しかも一回しかしていなくても、覚えていてくれて、感激しました。

じゃあやってみようか、と呼びかけ、8秒数える間に、落ちてこない、ふってこない、倒れてこない、飛び出してこないところを探し、うさぎ、カメ、コアラのポーズをとりました。そのあと1分間、その場でカメさん(手足を縮めて頸椎をてでまもるポーズ)のポーズをとりどんなに揺れても「いつかは地震は終わるんだ」とおもって終わるのを待つ、ということを練習しました。

阪神大震災で亡くなった子供たちの9割は、最初の12秒でなくなっています。いつでも、どこでも、あ、地震、と思ったら、瞬時に考え動けるようにしておかなければ簡単に命を落としてしまいます。子どもは一回やると覚えます。ぜひ、8秒、やってみてください。

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