ドリームガールズ

先日観た映画「ドリームガールズ」。
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ミュージカル映画だし、わりと軽いものかと思っていました。
が！違いました。
途中からは涙涙なところもあるし、
人が何かを得るには少なからず何かを犠牲にしていくもんだ。
です。

単なるサクセスストーリーかと思いきや、
意外や意外、けっこう重いテーマもあって
予想以上に良かったです。

世間では、女優さんたちの活躍がクローズアップされてますが、
私的にはジェイミー・フォックスが渋くて、野心家で良かった。
栄光、名声、富を獲たかわりに心を失っていく。
その過程をとてもわかりやすく演じていましたね。
彼がこの物語のすべてを語っていたんですよね？
彼の野心に火をつけたものは、たぶん黒人差別社会。
アメリカの影の部分を真正面からではなく、
ところどころににおわせてあるのが心憎い。
舞台は観ていませんが、映画ならではの表現もあったかもね。

全編音楽があふれています。
ごきげんなモータウンサウンド満載。
エディ・マーフィー演じるジミー・アリーの歌も
むちゃくちゃ楽しくて、まるで舞台を観ているよう。
ビヨンセも良かったけど、圧巻はエフィーを演じたジェニファー・ハドソン。
映画で歌だけで泣かせるなんてすげーやー・・。
私は彼女のほうが好きですね。

やっぱミュージカル好きだわぁ～。
ただ、ビヨンセとジェニファーそれぞれのクライマックスの歌。
長い時間アップで歌い続けるんだけど、
映画ではなかなかキツイぞ。重すぎる。
舞台なら、1人でスポットライトを浴びて歌えば、
拍手喝さいのシーンなんだけどね。ありゃ難しい。

でー、なによりうれしかったのが、ダニー・クローバー。
「どっかでみたぁ～、だれだったかいなぁ～？」と
ずっと疑問だったの。帰ってからサイト見たら、
あの！「カラーパープル」に出ていたんじゃーん！
見たことあるわけだわ、納得。
押さえどころしっかり押さえてさすが！でした。
ステキですぅ～

アカデミー賞侮ることなかれ。イイものはイイ！
（いや、誰も侮ってはいませんから・・・ははは。）